冷静になれない冷
冷「先生ちょっと何言ってるんですか?」
岬「だからセフレよセフレ〜」
冷「僕にセフレを勧めているんですか?」
岬「そうよ?どう?」
いやいやいや、何言ってんのこの先生。
冷「どうって言われましても…」
岬「嫌なの?先生とセフレ?」
え…
先生とセフレ??
冷「えーっと…その…」
岬「だって三上君もう童貞卒業してるしょ〜?」
冷「一応してますけど…」
岬「だったら良いじゃな〜い、一般の男子高校生からしたら夢のシチュエーションだと思うけど?」
いやいやいやいや。
確かに先生の言う通り夢のシチュエーションだ。
美人先生とセフレ。
定期的にヤれる。
しかも積極的な先生だし、絶対エロいに違いない。
こりゃあめちゃくちゃやりたいぞ。
いやでも待て待て、いくらなんでも危険すぎる。
仮にセフレになったとして、それでのちに先生が僕と正式に付き合いたいと言ったらどうする?
殺される危険性が高まらないか?
それに先生は、星乃さんと宮本さんと渚の全員が告白してからじゃないとアタックするんじゃなかったのか?
冷「先生は以前、あの3人全員が告白してからじゃないと僕に告白しないって言いましたよね?」
岬「うん、言ったわよ〜」
冷「なら…」
岬「でも今回はセフレの申し込みであって告白じゃないわよ〜」
それはそうだが…
岬「三上君、そんなに先生とヤるのが嫌〜?、自分で言うのもなんだけど先生可愛いしエロいよ〜?」
冷「えーっと…」
やばい。
正直、断りきれない自分がいる…
岬「それに三上君の裏の顔も知りたいし♡」
やばいやばい。
岬先生に超誘惑されてる…
岬「三上君のこともっと知りたいし?♡」
先生顔が近い…
どうしよ…
岬「ちなみに三上君、今日のこの後の予定は?」
冷「特に何もないですけど…」
岬「そっか〜!」
あれ…
しまった…!
何で正直に「予定ない」って言ってしまったんだ??
いつもなら宮本さんとかに冷静に対応出来てたのに…
岬先生になるとどうも冷静になれない…
岬「じゃあ三上君、この後先生とドライブしよっか!」
ド、ドライブ!?
岬「ほら三上君行くよ〜!あ、他に人には見つからないように注意してね〜」
先生の思うがままに先生の車に乗った。
僕は未だに冷静にこの状況を把握出来ていない。
何せ、いくらモテないようにしてるとは言え、僕は男だ。
先生とヤりたくてしょうがない…