或斗が来た
高松「お〜!やっと来たか!」
或斗「いや〜ほんとごめん皆!」
高松「マジ遅いって〜笑」
ハル「或斗君はじめまして!」
或斗「星乃ハルちゃんだっけ?よろしくね!」
ハル「うん!よろしくね!」
或斗「宮本鳴ちゃんもよろしくね!」
鳴「どうも。」
高松「ってかお前何で遅くなったんだよ〜笑」
或斗「なんか遅れた!ってかそれより今日はどこ行くの!?」
ハル「最初はボウリング行こうって思ってる!」
或斗「お!いいね!宮本さんはボウリング得意!?」
鳴「得意ではないわ。」
或斗「そか!じゃあ僕と一緒だね!」
高松「俺は結構得意かも笑」
或斗「ってかボウリングってことはすぐそこのラウワン!?」
ハル「あ、うん!そうだよ!」
或斗「じゃあスポッチャもあったりする!?」
ハル「本当はあるんだけど、今スポッチャだけやってないみたい…」
或斗「あ、そうなんだ!」
ハル「けどカラオケはやってるみたいだから、ボウリング終わったらそのままカラオケ行こうと思ってる!」
或斗「お!いいね!」
高松「カラオケか〜笑 俺あんま歌上手くないから恥ずいわ〜笑」
或斗「やっぱ高校生と言えばカラオケだよね!」
ハル「盛り上がるよね!楽しいし!」
高松「それな!或斗はカラオケって得意だっけ?」
或斗「ねえ、宮本さんって何歌うの〜?」
あ、もう我慢の限界だ。
これは気になって仕方がない。
冷「ちょっと或斗…」
或斗「ん?どうしたの?」
ハル「冷君何かあったの?」
冷「ちょっと或斗に用があるので、星乃さんたちは先に行っててください。」
ハル「うん!分かった!」
高松「なんだよお前ら〜笑」
冷「高松君も先に行っててください。」
高松「仕方ねえなぁ笑 早く来いよ〜笑」
ーーー
或斗「三上君どうしたの!?」
冷「あのさ。」
或斗「ん?」
冷「或斗って高松知ってるの?」
或斗「高松?」
やっぱこいつ知らないじゃん。
高松めっちゃ仲良い感じで語ってたんだが…
冷「今日いるもう1人が高松なんだけど…」
或斗「あーあの人高松って言うんだー」
冷「或斗と遊んだことある言ってたけど、っていうかよく遊ぶみたいな。」
或斗「ん〜知らない!」
冷「え…」
或斗「多分遊んだ気がするけど、全然覚えてない!」
可哀想な高校デビュー高松。
あんなに或斗のことをまるでいつメンみたいに語ってたのに。
まあそんなことだろうとは思ってたけど。
それにしても或斗がここまで覚えていないとは…
ってか多分…
或斗「僕は男には興味ないから!女の子しか勝たん!ってね。」
やっぱりそうだ。
知り合ってまだ数日しか経っていないが、彼の本性というか性格というか、そういう中身の部分が分かってきたような気がする。
というか彼は僕と同じだ。
女の子が大好きでモテる男子。
まるで中学の自分を見ているようだ。
彼の将来は危険でしかない。
まあ僕には関係のないことだけど。
或斗「とりあえず今日はセッティングしてくれてありがと!宮本さんと話す機会さえできればもう大丈夫だから!三上君は気にせずボウリング楽しんでよ!」
冷「あ、うん。」
まるで今日で宮本さんを落とせるみたいな感じで話してくる或斗。
でも彼は僕の想像を余裕で超えてきた。
だって…
ハル「あれ?そういえば鳴と或斗君は〜?」
ボウリングが終わった時、2人はもういなかった…