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あえて僕はモテないようにする  作者: 色落りん
122/133

え、これどういう展開?

渚「あんた言ったの?」


冷「うん…言った…」


渚「馬鹿じゃないの?」


或斗「なぁ新太…これどういう状況…?」


新太「いやこれは完全に俺が悪い…」


或斗「何したの?笑」


新太「冷と渚ちゃんが付き合ってたことを言っちゃった…」


或斗「え!?付き合ってたの??いつ!?」


渚「ちょっと新太君一回黙ってもらっていい?」


新太「あ…ごめん…」

渚ちゃん怖っ…


渚「あんた何?中学の時のこと言いふらしてんの?」


冷「いや別に何も言ってない。」


渚「じゃあ何で新太君が知ってるわけ?」


冷「えーっと…それは…」


渚「何?早く言って!」


これはどう説明する?

原因はあのキス写真だけど、流石に言えないしなぁ…

朱里が関わってることを言うとたぶんもっと面倒だし…

マジでどうするよ…

ってか新太やってくれたな。

ほんと面倒ごとを増すなよ…


渚「あんた早く言って!」


冷「忘れた。なんか部活とかで言ったんだと思う。」


渚「は?何それ意味わかんない。ってか何あんた、そんな軽々しく皆に言ってるわけ!?」


冷「いや言ってない。ほんとこれ知ってるの新太だけ。」

まあ彩乃ちゃんも知ってるけど、名前出したら余計面倒だ。


渚「は?信用できるわけないじゃんそんなの!」


新太「いや本当だよ!だって冷だよ?そんな話他にしてたら絶対噂になってるって!」


渚「でも…」


新太「ほんと渚ちゃんごめん!俺が強く聞きすぎただけ!マジで他の人には言ってない!」


渚「ほんと?」


新太「うん!ほんと!」


ナイスだ新太。

そのまましっかり責任を取ってくれ

僕はもう何もしたくない。

ちなみに彩乃ちゃんの名前を出していないのもナイスだ。

素晴らしい。

まあ元は新太が悪いんだけど。


渚「そう。まあ冷は信用できないけど、新太君が言うなら…」


新太「うん本当だから…」


渚「まあ今回は忘れるけど…新太君も私とこいつ(冷)のことは忘れて… あ、或斗君もね。」


或斗「あ、うん…」


渚「じゃあ私もう帰るね…」


新太「分かった。ってか大丈夫…?」


渚「うん…大丈夫だから… またね…!」


そう言って渚は走り去って行った。

少し半泣きだったかもしれない。


新太「渚ちゃん大丈夫かな?」


或斗「ちょっと追いかけた方がいいんじゃない?」


新太「だよね。ちょっと俺心配だから追いかけるわ!2人ともごめん!またね!」


冷「は?」


或斗「え?ちょっと…新太!?」


新太「後は2人で楽しんで〜!」


えーっと…

は?

いやいやいやいや

何してんの?新太?

なぜ追う?彼女でもないのに。

好きなのか?

渚を好きになったか?

ってか僕はこの或斗って人、初対面なんだが…

流石に新太がいないときついきつい。

別に話そうと思えば話せるが…


或斗「行っちゃったね。」


冷「そうだね。」


或斗「まあいっか!」


冷「あ、うん。」

え、いいの?

ほんとに大丈夫そ?


或斗「今日は三上君に相談あって呼んでもらったんだよね!だからまぁ新太がいなくてもなんとかなるわ!」


冷「あ、そうなんだ。」

え、相談なの…?


或斗「あ、ってか挨拶まだだったね!知ってるとは思うけど僕は1組の或斗!よろしく!」


冷「どうも。」

別に知らないです、はい。


或斗「ちょっと早速話聞いて欲しいからそこのカフェでも行かない?」


冷「あ、うん。」

もう相談か。

早くね。



ーーーカフェーーー



或斗「ほんと突然でごめんね!」


冷「うん、いいよ。」


或斗「それにしてもあれだね!やっぱ三上君もかっこいいね!」


冷「どうも。」


或斗「皆が言って通り、僕と良い勝負っていうのも分かる!」


冷「そう。」

待てこいつ…


或斗「まあ学年トップは僕かもしれないけど、これからもイケメン同士よろしくね!」


冷「あ、うん。」

こいつあれだな。

ストレートナルシストだな。

まさかのこういうタイプか。

ガンガン表に出してくるじゃん。


或斗「そこで早速相談なんだけど、、、」


冷「うん。」

だから相談早い。


或斗「めっちゃ彼女作りたくて、2組の宮本鳴ちゃん紹介して欲しい!!!」



冷「・・・は?」

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