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あえて僕はモテないようにする  作者: 色落りん
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義理ならヤっても大丈夫?

冷「今…なんて…?」


リナ「だから…お兄ちゃんとなら…リナの初めてでも良いかなって…」


いやいやいやいや

はああああああああ!?!?!?!?

何言ってんのリナ。

大丈夫!?


リナ「宮本さんから聞いたんだけど…お兄ちゃんってもう童貞卒業したんでしょ…?」


冷「うん、したけど。」

妹に何を言ってんだよ宮本さん!


リナ「リナはまだそういうことしたことなくて…それによく分かんないし…でも宮本さんに本当にお兄ちゃんが好きなら処女捧げなさいって…言われて…」


おいおい宮本さんよ…

妹になんていうことを言ってんだよ。


リナ「リナそういうの全然分かんないから…経験あるお兄ちゃんならしても良いかなって…それでお兄ちゃんとずっと一緒になれるなら幸せだし…」


いやいやいやいや

まじかよ。

もうこんな部屋で二人きりの状況でそんなこと言われたらヤリたくなっちゃうじゃねえか。

ってかさっき現実見るみたいなこと言わなかった?

え?ヤれば現実見なくて済む的な感じですか?


リナ「お兄ちゃん?」


冷「え、リナは僕が今からHなことしようって言ったら従うの?」


リナ「うん…たぶん…」


おいおい

まじで犯すぞおい。

冷「でもさっき兄妹でそういうことはしないみたいな話したけど?」


リナ「うん…だからお兄ちゃんがしたくないならリナも大丈夫…」


ぶっちゃけヤりたいですよ。

こんな可愛い妹だし、女の子と関わらないって決めて以降ヤってないし。

けど僕の今までの努力を舐められても困る。

宮本さん達と旅行行った時も、先生に少し誘惑された時も、僕は何一つ手を出してこなかった。

だから可愛い妹に「しても良いよ」って言われても僕は手を出さない。

それに今ヤってしまうとせっかく現実を見ようとしてる妹がまた僕だけを見てしまう。

あのデレデレな妹はたまに怖くなるからな。ぁぁ怖い…

出来れば普通の可愛い妹になってくれれば嬉しい。


リナ「お兄ちゃん…?」


冷「僕はリナとはそういうことは出来ない。血は繋がってないとはいえ大切な妹だ。それにリナはすごいヤりたいってわけではないんでしょ?」


リナ「う〜ん…リナもよく分かんない…」


冷「そういうHなことは無理してするもんじゃないよ。好きな人が出来てしたいって思ったらすれば良い。」


リナ「分かった…ごめんねお兄ちゃん…変なこと言っちゃって…」


冷「全然大丈夫だよ。」

今日のリナはもうキャパオーバーに見える。

色々あったから仕方ない。

まあ全部宮本さんのせいだが、、、


リナ「後ね…」


冷「何?」


リナ「これから現実見るためにも…お兄ちゃんにお願いがあるの…聞いてくれる…?」


冷「うん、良いよ。」


リナ「お兄ちゃん…来週の花火大会一緒に行きたい…」


は?


リナ「ダメかな…?お兄ちゃん…」


いやいやいやいや

確かに文化祭の時に花火大会のことは言ってたけど、

現実見るんじゃなかったのかよ。

冷「僕よりクラスの男の子と行けば?それに現実見るんじゃなかったの?」


リナ「そうだけど…これで最後にするから!お願いお兄ちゃん!」


まあ可愛い妹がこうして頑張って現実と向き合おうとしてるなら、最後ぐらい一緒に行っても良いか…

今日の様子見てると、やっぱり妹には元気でいて欲しいし。

まあこれで結局僕に依存したままなら流石に怒るけど。


リナ「お願い!お兄ちゃん!!」


冷「分かったよ。行こうか。」


リナ「ありがとう!お兄ちゃん!!リナ元気出た!」


冷「それは良かった。」


リナ「じゃあフミカとハルさんにお兄ちゃん行けるって連絡しとくね!」


は?

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