表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
あえて僕はモテないようにする  作者: 色落りん
11/133

何この昼休み

鳴「あなた聞いてるの?」


冷「ちょっと聞こえなかったので、も…もう一度言ってもらっても良いですか?」


鳴「だから、一緒にお昼食べるわよって。」


一緒に?

お昼?

えーっと…

はい?

冷「もう一度言ってもらっても良いですか?」


鳴「しつこいわね!お昼!お弁当一緒に食べるの!」


あ、一緒にお弁当かぁ。

なるほど。

そうかそうか。

へえー。




って…




おいおいおいおいおいおい

ちょと待て!



は?



お弁当?



一緒に!?



何で!?!?



僕と宮本さんが昼休みに一緒にお弁当!?



ダメだろうが

そんなシチュエーション!



二人の距離縮まるじゃねえか。


ってか高校生活最初の昼休みだぞ?


いきなりすぎるだろ。


ってか絶対僕のこと好きじゃんこれ。


どうするよ。


断りたいけど宮本さん可愛いからなぁ。


そうだ!ショウタも一緒に食べれば良いのか。

そしたら二人きりというシチュエーションではなくなる。

冷「別に良いですよ。ならショウタも一緒に…」


ショウタ「おう!冷!俺も鳴と一緒に食べるぞ!」


鳴「いや松風君は結構です。」


おい宮本さん!


鳴「それと、気軽に名前で呼ばないでください。」


冷たすぎるぞ宮本さん!

冷「ちょっと宮本さん、言い方…」


鳴「私は三上君と一緒に食べたいと言ったのであって、松風君は誘ってない。」


ショウタ「良いじゃないですか〜。」


鳴「ダメよ。他の人と食べなさい。」


ショウタ「そこを何とかお願いしますよ〜、宮本様〜!」


鳴「ダメよ。それとその呼び方もやめて。」



何なんだこのやり取り。

もうどうでもいいから早く食べたい。

誰かこの状況を変えてくれ。

そうだ、星乃さん。

星乃さんが来ればいい感じに場が収まりそう。

って星乃さんいないし!

何で今日は僕がいてほしいと思った人がみんないないのよ。

もう面倒くさいから食べよ。

冷「じゃあ、僕お先に食べてます。」


鳴「ちょっと待ってよ!私も食べるわ!」


ショウタ「じゃあ俺も!」


鳴「だから松風君はダメ。」


ショウタ「何なんだよ〜。もしかしてお前らってやっぱり付き合ってるのか?」


鳴「これから付き合うつもりだけど?」


!?!?



飲んでたお茶を吹き出しそうになった。



はあああああああ!?!?!?!?



つ、付き合う!?



今付き合うって言ったよな!?!?



付き合わねえよ!!!



何勝手に決めてんだよ!!!



ってかそれって告白してるようなもんじゃねえか!!!!



やばいぞ、やばいぞ



こんな展開聞いてないって…


僕が肩に寄りかかって寝たから?

それとも寝てる間になんかあった!?

もしかしてキスとかされちゃった?

やばいぞ、やばいぞ。

どうするよ。

こんな展開予想出来るかよ。

やばい、やばい…

ヘルプ!


ショウタ「お前らやっぱりそういう関係なのか!?」


冷「そんなわけないだろ。」


鳴「あなた私と付き合うのが嫌なの?」


その「私と〇〇嫌なの?」タイプの質問やめてくれ。

嫌って答え辛いんだよ。

宮本さん口悪いし冷たいけど超絶可愛いし、正直今日の夜から家に連れ込みたい。

けど、付き合ってしまったら僕の浮気スイッチが自動的にオンになってそのうち浮気してしまう。

しかも宮本さんに浮気バレたら絶対やばい。

殺されるだろ。


ほんとどうすんのよ、この状況。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ