君も誘うのかい
三上冷:おい
江藤朱里:あ、
江藤朱里:返事来たw
三上冷:余計なことしないで
江藤朱里:良いじゃんw どうせ見るの私のフォロワーだけだしw
そのはずが、なぜか宮本さんや星乃さん、渚のところにも行くんだよ、バレるんだよ。
なんか分かんないけどインスタって怖いんだよ。
江藤朱里:どうする?w 本当に載せるのよ?w
三上冷:やめろ
江藤朱里:じゃあ既読無視しないで?♡
三上冷:分かったから。
江藤朱里:やったねw
江藤朱里:でもやっぱ載せたいww
三上冷:だからダメだわ。
江藤朱里:えー
江藤朱里:じゃあさ
江藤朱里:来週の花火大会一緒に行こうよwww
おいおいおいおい
急に何だ。マジで急にブッ込んできたな。
しかも朱里よ。
なぜ君まで僕を誘う。
確かに僕はイケメンで周りの男に比べてスペックがかなり高いし、元同級生で親しみやすいのもある。
だが、朱里にまで狙われたら困る。
一度身体の関係を持ったことあるし、逆に朱里と恋愛関係になることはないと勝手に思っていたが、どうやら甘くみていたようだ。
三上冷:行かない。
江藤朱里:あ、あのピンクと行くの?w
三上冷:いや、行かない。
江藤朱里:絶対行くでしょww
江藤朱里:さっきのあの二人の感じはもう行くしかないでしょw
三上冷:行かないって。
江藤朱里:じゃあ私と行こうよw
三上冷:それもない。
江藤朱里:何で?
三上冷:まず、花火大会に興味ない。
江藤朱里:いやいやw
江藤朱里:去年、女の子と行ってたでしょww
三上冷:まあそうだけど、
否定は出来ない…
どの女の子と行ったかは覚えてないけど、行ったのは確かだ。
江藤朱里:なら今年も行こうよw
三上冷:今年は遠慮しておく。
江藤朱里:マジで謎なんだけどw
江藤朱里:あ、
三上冷:ん?
江藤朱里:いや、やっぱいいや
三上冷:そうか。
江藤朱里:まあ、冷は行く気ないようだけど、
江藤朱里:私の予想だと、あの白髪が何かしそうだから
江藤朱里:まあ、頑張ってww
三上冷:はいよ。
なんか急にあっさり引いてくれたというか、まあ朱里と花火大会行かずに済んだから良いのだが、
確かに、宮本さんからお誘いの電話かLINEが来そうだな。
花火大会デートというリア充イベントなんて僕にとっては危険なだけだ。
ただでさえ暗くて雰囲気ある上に、女の子は浴衣姿。
星乃さんや宮本さんに着られたら、惚れてしまいそうで怖い。
とにかく何か対策を考えないと。
リビングのソファーで朱里とLINEしてた僕は、2階の自分の部屋へ戻った。
だが、向かった先の僕の部屋にはなぜかリナがいた。
冷「リナ、何してるの?」
リナ「あ、やっと帰って来た…」
冷「ただいまリナ。」
リナ「お兄ちゃん…」
冷「ん?何?」
リナ「あのね…」
冷「うん。」
リナ「一緒に寝たい…」
えっ、
えーっと…
は?