3.せめる、恐怖の北黒寮に入る
緊張状態でトウモロコシの事しか覚えていないせめる。果たして入試の結果は?
3.せめる、恐怖の北黒寮に入る
僕は、せめる。無事安南大学に合格し、今日から安南での大学生活が始まる。
僕の今日からの生活の場は、北黒寮となる。
(ただの廃墟だろ、これ。幽霊とかいそう…。)
壁には様々な文字が書いてあり、恐怖しか感じない、そんな寮だ。
僕「こんにちは、今日からよろしくお願いします。」
つだる「こんにちは、僕も今日からよろしくお願いします。」
ぎょる先輩「おう。夜に面接やるから覚悟しときな。」
僕「面接ですか?どんなことをやるのですか?」
ぎょる先輩「その時のお楽しみさ!」
つだる「なんかやばそうですね。」
僕「あかる君もきいた?面接のこと。」
あかる「きいたぜ!めんどいなー。」
うとる「面接?なにそれ?美味しいの?」
つだる「夜になにかあるらしいよ。」
うとる「まじですかい。」
だまる「…。」
おっと、紹介が遅れた。つだる君、あかる君、うとる君、だまる君は、僕と同じ寮のエリアで生活することとなった大学1回生、つまり僕の安南での初めての仲間だ。
そんなこんなで、夜となった。
ぎょる先輩「1回生集まれー!」
えいる先輩「お、今年も始まったか!」
(ざわ・・・ざわ・・・)
ぎょる先輩「今から一人ずつ面接を行う!」
(ざわ・・・ざわ・・・)
えいる先輩「まずは、せめる君からいこうか。」
僕「はい!」
-とある部屋の前で-
僕「失礼します。」
?先輩「名前は?」
僕「せめるです・」
??先輩「一発芸やって!」
僕「え???」
???先輩「できないの?また明日ね!!」
僕「…?失礼しました。」
-待機部屋-
あかる「せめる、どうだった?」
僕「また、明日ね!といわれた。」
ぎょる先輩「どんまい!」
僕は、意味が分からなかった。
突然、そのとある部屋から叫び声が聞こえた。
うとる「キイェェェェェェェェェェェェェイイイイイイイイ!!」
??先輩「君合格!!!!」
あかる「?」
僕「??」
うとる「合格しました。」
えいる先輩「一発合格か、すごいな!!」
ぎょる先輩「うとる、やるなー!」
結局、僕はそのよくわからない面接を次の日も受けて、一回目は失敗し、二回目でようやく合格をもらったのであった。ちなみに、だまる君は、3日目でようやく合格をもらえたのであった。
その面接で、僕は叫び声をあげたため、のどを痛めてしまった。その状態で安南大学の入学式に行き、ようやく僕の大学生活が始まったのであった。