珠光と義隆
珠光よ!
今回は毛利についてでいいかしらね?
え?知ってるって?
毛利元就すげえ、以上
それだけな訳ないじゃない!
まあいいわ、毛利氏についてよ
一応毛利は大江氏の流れを汲むと自称しているわ
大江氏の話までしだしたら大変だから、例のごとくググりなさい
で、さっき出た毛利元就なんだけど
彼、嫡男じゃないのよ
紆余曲折あって毛利の当主につくんだけど
それについて語ればそれだけで小説書けるレベルだからね
まあ、そんなこんなで当主になった元就なんだけど
毛利って大内家のような守護大名が戦国大名化した感じじゃないってことだけは把握しておいてね
毛利の立ち位置は国人領主の神輿
いわば安芸国っていうクラスの学級委員長よ
各々の領主の権限はかなり強く
毛利のいう事を聞かない者もいたわ
まあ後々それらは滅ぼされるのだけど
現状では元々尼子方だった毛利が元就の家督相続の際のいざこざ等を契機に大内方に寝がえり毛利の前の委員長だった安芸武田氏と敵対している事が背景としてあるから理解しておいて
あ、そうそう
私にこの時代の友達ができたんだけど……
え、それはどうでもいい?
酷いわ!
==============================
<大内館>
「珠光、久方ぶりだな!」
「はい、おとうさん!」
「「おとうさん?」」
「なにかおかしかったですか?」
「貞子、これは?」
「いや、妾のことは母上と呼んでおったのじゃ」
「いいかた、やっぱりまずいです?」
「いや、悪いわけではないが、他の家臣がおるときは」
「はい、ちちうえとおよびします」
「なら大丈夫だ」
やっぱりいいかたダメだったみたいね
でも変える気はないけど
「珠光、お主はやはり生まれた時より儂らの言ってることは理解できていたのか?」
「はい!」
「ううむ、貞子、何か感じたことは?」
「少なくとも妾の教えたことはすぐに理解しおった、普通の子ではないのは確かじゃ」
「ふむ……」
「おとうさん、やっぱりぶきみ?」
「珠光……何を言うのだ」
「そうじゃ」
「わたしはぜんせのきおくがあるの」
「前世だと?」
「うん、それもしんじてくれないかもしれないけど、はるかみらいの」
「未来……」
「それでも?」
「「……」」
やっぱり不気味だよね
いきなり前世の記憶あるとか言われても混乱するだけかもだけど
最初に言っておかないとどうなるか分かったもんじゃない!
「珠光、儂らの言った事が理解できていたなら物憑きの話も覚えておるのだろ?」
「うん」
「なら、その時言った事がすべてだ」
「おとうさん」
「妾の考えも一緒じゃ」
「ははうえ」
「今日は儂に用事があったのではないのか?」
「はい、さきほどいったようにみらいのきおくがあるので、はなしたいことがありました」
「なんだ?」
「あまごがもうりをせめます」
「!!!!」
「お前様?」
「詳しく話せるか?」
「はい」
その後私はお父さんに吉田郡山城の戦いで何が起こるのか知ってる事を伝えたのよ
「なるほどな、負けはしないが得るものも少ないと」
「はい、たいさくさえうてばはんげきもかのうかと」
「ふむ……」
「あと、あまごのじじいのじゅみょうはながくないです」
「な、なんだと!」
「珠光、じじいなんて言葉は使うでない。品がないのじゃ」
「ははうえ……ごめんなさい」
「そんなことはどうでもよい! 経久が死ぬだと?」
「はい」
「いつだ」
「さらいねん」
「準備がいる……珠光お主は何をしっていて、何を知らない?」
「ちしきはありますがじょうしきがありません」
「なるほどのう、あと珠光よ」
「はい」
「儂に気を使うな……ちょっと寂しい」
「……」
「……」
「なんだ、二人して!」
「おとうさん……それはおもっていてもくちにだしたらだめだよ」
「本当にお前様は正直じゃの」
言えなかったけど
心では言わしてね
お父さん、私を認めてくれてありがとう!




