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生徒会室にて



今回は少し早めに出来上がりました‼︎

沢山のキャラクターを出すのって、難しいですね…

生徒会のメンバーは一通り出しました‼︎

もしかしたらこの回で益々話が分からなくなった方がいるかもしれませんが、話が進むに連れ分かる、筈です‼︎(分からなかったらスライング土下座します)

もう気付いているかも知れませんが、作者は某ディ⚫︎ニー映画、美女と⚫︎獣で「なんで元に戻ったんだよぉぉぉ‼︎‼︎野獣のままでいいよおおぉぉ‼︎」タイプです。え?私しかいない?そうですよね。知っています。

要するに人外(擬人化無し)(獣より、むしろ獣)×少女が好物です。多分この話でイケメンとくっつく事は無いです。申し訳ありません。言わばこの作品は作者の趣味全開となっております‼︎

こんな作者ですが、どうぞよろしくお願いします。


……長文疲れた(チーン





紅海神羅コウカイシンラ視線





「うわっ!」





ガラガラドッシャーン!!と大きな音を立てて崩れゆく書類を見て、生徒会の面々は「またか…」という顔で元凶の少女を見る。





華宮桜カミヤサクラは要監視人物だ。それは理事長の義娘ムスメと言うこともあるし、入学式初日、妖に狙われやすいと知ってしまったからだ。正直、生徒会のメンバーでも華宮桜は喉から手が出るほど欲しい。だが、流石に理事長の義娘モノに手を出すほど命知らずはこの中にいない。

…生徒会のメンバーは全員が純血種だ。余程のことがなければ混血種は純血種の寵愛を受けている人間に手は出さない。





まぁ、その要監視人物である華宮桜は一言で言うなら猪だ。可愛らしい容姿とは裏腹に思い込みが激しく、一直線にしか行けないような、良くて純粋悪くて愚直と言ったところだ。

それと同時によく物を落とすし、破るし、最初は腹立たしかったが、今ではそれを通り越して呆れしかない。




「イテテテ、ん?何これ…?」




「《神妖に密着!?彼らは敵か味方か!?》………神妖?」と呟いた華宮桜が持っている本は、確か会計である雪女の家系、雪乃静ユキノシズカが買っていた本だ。




現に雪乃静は慌てた様子で華宮桜を見る。



「あ…、それ、俺の……」



「ん?これですか?」



「ん………」




そう言った雪乃静を見て、華宮桜は「神妖って、何ですか?」と言った。理事長の義娘ならそれくらい知っていろと思ったが、知らないままだと面倒なので、教えてやることにした。




「…神妖って言うのは、神にも勝る力を持つ妖のことだ。」




俺が話したことがよっぽど珍しかったのか、華宮桜は驚いたように此方を見るが、それを遮るように副会長である大蛇の蒼蛇鱗ソウジャリンが語る。




「まぁ、大袈裟かもしれないけどね。僕からしてみれば、古参な妖ってだけだし。危険なのは四大古妖くらいだ。」




また新しい単語が出てきたせいか、益々頭にハテナを浮かべる華宮桜に、思わず溜息を吐いた。




「…四大古妖くらい知っとけ。馬鹿が。」




そう貶せばムッとした表情で此方を見る。それを無視して仕事を再開すれば、書記である双子の座敷童の幸方舟サチハコブネ幸魔守サチマモルが空気を悪くしないように気を使う。




「まー、四大古妖なんて自分の支配域から滅多に出ないしー」



「一生会わないだろうから気にしなくていーよー」



「「ねーー!」」




「…けど、気になる…」とボソリと呟く華宮桜の言葉を聞いて、意外なことに雪乃静が口を開く。




「…四大、古妖で覚え、といた方、がいい、のは、東西、南北に生息し、てい、ること、そ、れと西の死神 叉丸シャマル、と東の厄病神 忌諱キキ



「あぁ、あの方々ですか……。今は姿を消していますが、本来は活動域が広いですしね。」



「西の死神…?東の厄病神…?随分と物騒な名前ですね…」



「まー、実際物騒だしねー」



「特に東の厄病神なんか洒落になんないよー」



「「日本にいるしねー」」



「えっ!?東はアメリカじゃ……」



「それは日本を中心とした地図だろう。四大古妖はイギリスを中心とした地図から見て、だ。」



そう言って引き出しにある世界地図を広げ、これ以上質問されても面倒なので、丁寧に説明していく。



「いいか、俺が説明するんだ。しっかり聞いておけ。まず、四大古妖は雪乃が言ったように東西南北に生息している。生息なんて言ったら違う生き物みたいに感じるが、混血種も純血種も四大古妖を同じ妖だなんて思ってねぇよ。あいつらはただ長生きしている狸どもとは比べ物にならない位……強い。」




俺の言葉に重みを感じたのか、華宮桜は固まったまま、動こうとしない。




「北の破壊神 亞蘭アラン、南の守護神 天鏡テンキョウこいつらは基本的に自分の生息域から出ることはねぇ。…よっぽどの事がなけりゃな。だから殆どの妖はこいつらを見たことがねぇ 」



そう言いながらヨーロッパとアフリカを指したら、

次はアメリカを指す。



「西の死神 叉丸シャマルは物騒な名前だが、派手なことが好きな祭り好き、とでも覚えておけ。まぁ、血生臭い話は聞いた事がねぇ、女絡みの話は耳にタコができるくらい、よく聞くがな……、妖が見るのは主にこいつだ。」


俺がそう言ったら蒼蛇鱗は何処からかもってきた資料の写真を華宮桜に見せる。「うわっ、イケメン…」と顔を赤く染めているのを見ると、好みの男なのだろう。



「最後に、東の厄病神 忌諱キキ……、こいつは今は大人しいが、悪逆非道の化物、醜い姿は神から嫌われた証。…なんて言われてる。」



「…悪逆非道?そんな危険な妖が、日本にいるの?守り人は見つけられてないの?」



「……場所は特定できてるんだ。だが、守り人はあいつを殺そうとしねぇ。昔、あいつを殺そうとした1人の陰陽師が、無惨な姿で発見された。挙げ句の果てには、その陰陽師の家系は1年経たずして壊滅。…ビビったヤツらは何もせず見て見ぬ振りときた。」



「そんな……」



「厄病神と出会ったら最後、厄病神の姿を見たら最後、見るな聞くな息を止めろ。嵐が過ぎ去るその時まで、己の身だけ守り抜け。例え大切なモノをすべて捨ててでも……てな。」



「だ、から……この本、には、名前すら載ってな、い。」



そう言ってきっかけとなった本を見せる。四大古妖のページも薄いが、東の厄病神 忌諱の名前は一言も書いてない。



「そんなに危険なのに、何も出来ない、なんて……」



「けど、弱点は、ある……」



その言葉に雪乃静が何を言おうとしているのか手に取るように分かった。だが、……あの少女は弱点なんてものじゃない。

俺と同じ事を考えたのか、蒼蛇鱗は顔を顰める。



「あの少女は、弱点ではなく、共犯者にしか見えませんけどね。歴史を見る限り…」



そう言って紅茶を一口飲むと、歴史小説物の中から、とある本を取り出し、華宮桜に差し出した。



「僕は、東の厄病神の唯一無二の存在。お彼岸太夫を知っておいたほうが良いと思いますよ。」



「お彼岸、太夫………?」



「えぇ………」







「東の厄病神に、今も尚従い続けている人間を」










次回は学園崩壊の一歩を辿るためにお狂ちゃんが動き出します。皆様忘れていると思いますが、2話に出てきた主将君が出てきます。覚えてませんよねワカリマス。

1週間後には完成させます。頑張ります。大丈夫大丈夫ダイジョウブ(白目)

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