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体育祭(3)



この話、ぶっちゃけ分岐なんで、ちょっと読者様に協力してもらいたいと思います←




咲良田杏視点



いつかはこうなることは予想していた。

いや、正直に言えば、私が疑われるのはまだ早いと信じて疑わなかったのだが、彼等はそれほど甘くは無かったようだ。





生徒会室の中にある、少しこじんまりとした、けれども1人くらいは生活できそうな部屋の扉に耳を当てながら、私は彼等の話を盗み聞きしていた。





あの時、奈菜子が私を呼ぶ声が聞こえた瞬間、私は倒れたフリをした。何故私がその様な事をしたのか、それはゲームの知識を知っていたからだった。




それは、黒妖学園全体がとある術にかかっており、その術で学園は実験施設として成立している事





その術とは、「隱雲カクレグモ、集団を暗示させる禁術。方法は特定の閉鎖された場所に東西南北に上下左右に右下の勾玉を描く。この術は妖、人、守り人関係無く暗示にかかる。ただし、この術を知っている者には効かない。暗示が解けるのは、場所から離れ、違和感の謎が解明された時である。」これが私が知っている知識だった。







暗示の内容は、《妖が人、又は守り人を殺めた場合は、殺められた存在は学園内の者から無かった存在となる。》






だが、ストーリーでは、咒は呪術を扱う一族の末裔であることと、ある理由で術を解いてしまう。そして、咒の力で風紀委員長の修道院 昭道、最後に生徒会と式部 嵐も術を解くのだ。そのストーリーも、今では狂ってしまったため、ほぼ無意味に等しいが…。




因みに、肝心の術者は、ゲームでは出されていなかった。あくまで術者は理事長であるぬらりひょんに雇われていただけであり、ゲームでは深く掘り下げられなかったのだ。






「……あの、私はどうすれば……?」






《機械もないほど田舎な村から来た人間の少女》


《立て続けに事件に巻き込まれた可哀想な少女》





《術にかけられ、何も覚えていない少女》





私はそれを演じなければならない。

今は疑いの目を向けられているが、私は妖でもなければ守り人でもない、例え今、身の上を調べられても、ぬらりひょんが作り上げられたモノが、浮上してくるだけだろう。そうすれば、いずれ疑いの念は消えて無くなる。





…何より私は、旦那様のモノなのだから。






…私が最も恐れているのは《必要以上の接触》だ。もし、私が此処で全て覚えているなどと言ったら、私は間違いなく巻き込まれるだろうし、少なくとも、高校を卒業するまで監視が付くだろう。そしたら、無闇に動けなくなる。







……そしたら、旦那様の願い(ゴラク)を果たせない。






「……本当に、何も覚えていないんだな?」





目は閉じているのに、まるで空気そのもので私を睨みつけるように、風紀委員長である修道院 昭道は言葉に重みをのせる。





「はい、本当に…何も覚えていなくて……。」



「………」






静寂が空間を支配する。






私を疑う者




私を睨む者




狼狽える者




私を………






ゾクッ






…………何?





私を見る目が、違う。1人だけ……私を見る目が





「どうしたんスか?杏ちゃん…」





心配そうに私を見る風紀副委員長である咒

大方私がこの空気を怖がっていると勘違いしているのだろうが、そうじゃない。





怖い、怖い、嫌い、嫌いキライ。




嫌い…怖い、気持ち悪い。




吐気を催すほどの視線、私はこの視線を前世で何度も受けてきた。何度も…何度も。




嫌、嫌なの…。



あの目は…嫌…!




「…もう、止めよう?」



「「止めてあげよう…?」」



「…私も、賛成です。この子はこれ以上此処にいても、怖がるだけですよ。」



「………」








ここから逃げたい。あの視線から届かない場所に…。嫌だ、嫌だ嫌だ。目元は隠れているのに、貴方はどうしてそんな目で、そんな顔で、私を、私を見るの?







「………監視を、1人監視をつける。この中の奴らで、だ。」



「か、んし……?」



「監視の期間は3ヶ月だ。悪いが、夏休みも含める。」



「あ、……わかり、ました。…そのかわり、私が、その監視役の方を……選ばしてもらえないでしょうか?」



「…良いだろう。」



そう言いながら、修道院はゆっくりと目を開け、私を見続ける。重く低い声で、私に問い掛けた。





「咲良田杏…、お前は、誰を選ぶんだ?」







私は………









end集


⒈お狂ちゃんの願いend

お狂ちゃんの本当の願いが分かります。

お狂ちゃんがカミサマに縋った理由が明らかになります。


道のり…生徒会・風紀生存、生徒会と風紀全体と関わらなければいけません


⒉心中end

お狂ちゃんと旦那様が心中、というよりも一緒に死にます。

お狂ちゃんはとても幸せなendです。


道のり…生徒会一部死亡


⒊お狂ちゃんと旦那様の約束end

お狂ちゃんは一体何者なのか、お狂ちゃんと旦那様の約束が明らかになります。


道のり…生徒会死亡、風紀委員長死亡


⒋お狂ちゃんの友達end

奈菜子の秘密が明らかになります。

多分読者様全員が「な、奈菜子おおぉぉぉ!!!」となります。


道のり…風紀死亡


⒌旦那様死亡?end

お狂ちゃんが汚され、約束を強制的に破ります。

後にお狂ちゃんも死にます。


道のり…風紀副委員長死亡


⒍お狂ちゃん死亡end

お狂ちゃんが主人公ちゃんによって殺されます。

シタイは彼の方によって回収されます。


道のり…主人公死亡


今のところ、この6つのendを考えているのですが、endによってこの話の監視役が変わります。


なので……どのendを見たいかコメントしてください‼︎(何を書こうか迷った結果)


はじめにコメントした方から順に書こうと思います。


最低1週間はお待ちしております。


え?もし誰もコメントしない作者が寂しい状態になったらどうするのって⁇


その時はアミダでend決める(テテーン



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