表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/101

中心と元凶の対面〜端から見てた者〜



書くことがないからパス(キリッ






???目線



オッス!!!

オラとあるモブ!!

気軽にモブ田モブ男と呼んでくれ!!




この学園に来て早1ヶ月、周りの金持ち具合にイラァ☆と感じる今日この頃、俺は元気に毎日欠かさず胃薬を飲んでるよ!!




心配しないで!TO・SA・N☆KA・SA・N☆






HA・HA・HA・HA☆






………はぁ





いや、ね?一般庶民の皆様なら分かるでしょ?この気持ち、この虚しさ!大体彼奴ら金銭感覚がお花畑なんだよ。日常会話に投資の話すんじゃねーよ!!株について聞かれても分かるはずねーだろ!!俺は一般庶民の一般peopleだバッキャロー!!!




…いや、本当は仕方ないって分かってるんだぜ?この黒妖学園の約9割は金持ち様々だし、…まぁ、金持ちは金持ちで位がどうたらで大変らしいけど、1番最下層の俺には関係ないね、はっ(泣)




俺みたいな最下層の人間は学年で二桁いくかいかない。従ってクラスに1人か0かの何方かが多いのだが、俺のクラスは運良く四人いる。




1人目は俺、必死こいて受験勉強して名門学園に入学したものの話についていけなくて肩身の狭い思いをしているモブ田モブ男。席は窓際の横の3番目というモブらしい配置だぜ!




2人目は在原奈菜子、特別美少女って訳でもなく、かと言ってスタイルがいいわけでもない。むしろぽっちゃり。一言で言うなら《天然腹黒母ちゃん系女子》だ。え、何処が腹黒だって?それは次の人物に関わることだから一回置いといて欲しい。クラスではそこそこ人気だ。…友人関係で。席は窓際の4番目の位置だぜ!




3人目は咲良田杏、この子は美少女です(キリッ、最初会ったとき「この子絶対茶道とかの名家のお嬢さんだよー、絶対そうだよー、300円賭けてもいいわー」って思ってました。いや、まさか一般庶民とは思わなかったんですよ。自己紹介で「田舎から来たので、この学園にあるもの全てが新鮮です。」って言われた時親近感湧きすぎて涙がちょちょぎれたね。俺中途半端な田舎から来たけど。ちなみに在原奈菜子は親友(SEC○M)だ。え?なんか、変な()が見えるって?これが見えた人間は心が汚れています(キリキリッ、席は窓際の3番目の位置だぜ!





そんでもって、4人目は…





「ねぇ、聞いた!?野球部主将の佐鳥純平君、自殺しようとしたんだって!!」




俺が脳内自他己紹介をしていたら、教室の扉が、こう、スパーーン!!!と障子のように開け、大きな声で叫ぶ女子。耳がキーンってなった(嘘)!!





「昨日の夜、屋上から飛び降り自殺しようとしたんだけど、運良く命に別状はないって!!」





え、屋上から飛び降りて死なないって何それイケメン補正?ギルティ…





俺がそんな事を考えているうちにクラスは気持ち悪い雰囲気に陥っていた。なんかいじめられてる奴が朝、教室に入ってきた時の空気だ。え、俺のいじめ体験から知ってるのか??ナイナーイ、何様俺様傍観者様だったから、俺☆





「やっぱり本当だったんじゃない?あの噂……」



「あの事件の黒幕は佐鳥純平君って奴?やだー、信じられーない」



「けど、死のうとしてたんでしょ?だったら本当じゃない?」



「うそー」





ヒソヒソ、ひそひそ






「……違う!!!」





うおっ!!ビックリした!めっちゃビックリした!!

て、あの女子、最近噂の……誰だっけ??




「…あたしはただ、本当の事言っただけだよ?」





うーわー、嫌らしい笑み!見ました奥さん!もう、最近の若い子はネチネチネチネチ、え、それは私たちもでしょって?やーだー、本当のこと言っちゃってもー!!!




「…違うもん。純平は自殺なんかしない。…だって、純平はいつでも強くて、カッコよくて、私の…、私のヒーローなんだから!!」




これなんて乙ゲー?もしくはギャルゲー、ここの顔面偏差値高すぎだろハハッ、女でも許さんぞ、あ、嘘ですゴメンなさい許しますだから嫌いにならないで30超えた魔法使いになりたくない(ガクブル




「はぁ?生徒会の皆様に囲まれてたあんたは知らないだろうけどさ、佐鳥純平君、噂ではトンデモナイことしてる奴よ?」




やべぇ、噂とかわけわかめ、佐鳥くん一体何したの?え、あの首チョンパ事件の黒幕?なんじゃそりゃ…、

そう言えば咲良田さん、その事件に巻き込まれてたよな…、美人は辛いね!(他人事)




「サッカー部が邪魔で煩わしくて鬱陶しくてしょうがなかったから、サッカー部の主将を操って、ツブしたって、噂❤︎」




いや、所詮噂でしょ?と心の中で思ってしまった俺は悪くないと思うが、周りの奴らを見るにどうやら噂のせいで佐鳥くんは悪者らしい。てか、その噂…信憑性あんの?




ああぁぁ!!イライラする!

なんか靴下の穴の間から小さな石が入ってきた気分だ。




「……くだらない」





……ん?


今、話したの誰だ?



なんか隣から声が………



ん、?俺の……隣??





い、いやいやいやいや、お、おおお、おちゅちゅちゅちゅけ!!ナイナイナイーーイ!!





ま、まだ決まった訳じゃない…!




自分に言い聞かせ恐る恐る横を見てみると、やっぱり窓際のーーー咲良田さんがいた。





咲良田さんは正直にいえば《優しい》《少し抜けている》《美人》の三つのラノベ要素で出来ている。

要するに、あんな冷たく低い声を出す女の子ではないのだ。




クラスの奴らも全員同じ気持ちだったんだろう。さっきまでの気持ち悪い雰囲気が、一瞬で凍った。




だが、そんな事など関係ないという風に咲良田さんは止まらない。




「……貴方は一体、何がしたいんですか?」



「何って、それは………」



「噂を広めて、何がしたいんですか?」



「そ、んなの、…あんたには、関係ないでしょ」



「なら、関係ない私たちに、関係ない話をしないで下さい。」




おお、凄い揚げ足取りだ!それに美人の見下してる様な目、効果は抜群だ!!我々の業界ではご褒b…な、なんでもないです。奈菜子先輩(ガクブル






あ、あの子どっか行った……。てか逃げた。





「あ、あの……」





凍った空気の中、あの廊下の女子が話しかけるが、止めとけ死亡フラグが立つぞ!!




「貴方は、Aクラスでしたよね」



「え、…あ!うん…!!」



「もうすぐ朝礼が始まりますよ。」





そう言った途端「え!?うそ、やばっ!!」と死亡フラグを回避した凄腕女子は走って行った。てか後10秒もないんだから潔く歩けよ




ーーーーーー




いやぁ、今日は朝から覇悪怒はーどな朝だったぜ(泣)




さて、話の続きをしようか諸君!!



えーと、何処まで話したっけ?



あ、そうだ!

4人目だ4人目!!



4人目は俺の中で……



あれ?



4人目なんて、いたか?



たしか、俺たちのクラスは3人しかいなかった、よな?



え、え?何か?俺、等々寂しさの余りエア友作っちゃった?うわぁ、ないわぁ。



あ、なんか俺、廊下から呼び出しくらってる。誰だろ、あの柄の悪そうな先輩。



え?屋上に来て欲しい?え?あの先輩そっち系?え、俺あっち系なんで無理ですよ!



て、うわぁ、拉致されたぁ!助けてド○えもーん!もしくは、その妹でも可ー!



あっ、咲良田さんと目があった!

咲良田さん!さっきの透過ビームだして!目から!!



て、ああぁ!いつもの咲良田さんに戻ってる!!




え、なんか口動かしてる。




なになに……




(ま、あ、し、ん、し、う、お、あ…?)





俺、口唇術できねーよ、咲良田さん(笑)






あのモブ君がどうなったのかは、ご想像にお任せします。

次回、風紀委員長と副委員長の話を書きます‼︎



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ