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蜘蛛の糸 少女の思い通りに歯車は廻る



この作品を書いて一言、やっちまった

本当にやっちまった。作者はとんでもない事をしてしまった。

風 紀 委員 長 が キ ャ ラ 崩 壊 し た !

(作者の中で)

やべえよ、どうしよう

逃亡しようかな…(白目)





修道院昭道シュウドウインアキミチ視線



あの不可解な事件が起きてから、もう3日が経った。何も知らない学園の生徒にとってはまだ3日なのだろうが、風紀員の彼奴らにとって、事件の処理、生徒への説明、警察の侵入拒否等、怒涛と言っていいほどの仕事を僅か3日で終わらせてくれたのだ。感謝以外の何物でもない。




書類をめくればれくるほど、後味の悪さに吐き気がする。




「サッカー部主将の…名前なんて興味ないな。人殺しの名前など……、事件当日、サッカー部主将は明らかに様子が変だった。授業中、ノートに訳の分からない文を書いたり、独り言をブツブツ言い続けたり…、心配した担任が昼休み、後を追ったらーーー廊下でサッカー部の1年部員複数をカッターナイフで首の頸動脈を切り殺害、担任が何とか止めようとしたが奇声を発し、尚もカッターナイフを振り回すため迂闊に近付けなかった。その後壁に刺さったためカッターナイフの刃が折れた。それを好機に押さえ付けたが、それでも暴れ続け、担任が力負けしそうな時、騒ぎを知らず廊下を渡ろうとした咲良田杏を見て、動きを止めた。その場にいた奴は混乱していた為その時の会話をはっきり覚えていなかったが、共通点のキーワードは『恋人』『マワした』『嘘』………唯一冷静でいた担任が聞いている限りサッカー部主将は咲良田杏を恋人と間違えているように見えた。か……、いっそ防犯カメラがあれば繊細が分かるというのに……!」


「防犯カメラって、学園にそんなモン付けたら監獄じゃねぇスか。」




「ヤダヤダんな学園生活ぅ〜、迂闊に野外プレでーきーなーいー」といつの間にか隣で風船ガムをくちゃくちゃくちゃくちゃしている男、副風紀委員長である咒凪マジナイナキをチョップした後、再び書類と睨めっこする。




なんでこんな下半身がマグナムな事以外取り柄がない男が副風紀委員長になれたのだろうと不思議で仕方ないが、自分の仕事をした後にプライベートを満喫する事を止めるほど大人気なくはない。だがあの修羅場事件だけは許さん。…PSその時見たくもないマグナムを見た。…これ使い方間違っているな。




「この事件ほんっと不可解ッスよね〜、最終的に加害者の粗チンヤローが首吹っ飛んで死んじまって、担任も気に病んでたッスよー、「俺の引きずり方が悪かったのだろうか」……て、…てか、それ以前に何故引きずったし、俺の中で1番の謎はそこ」


「そんなもの気が動転してただけだ。細かいことは気にするな。」


「それわかち⚫︎わかち、あ、スンマセン。お口チャックッスね。けど、細かい事を気にしないとって右⚫︎さんが言ってた。」


「それは⚫︎京さんの悪い癖だろう。いい加減にしろ咒、これはサスペンスでも推理小説でも無いんだ。それにこの事件はーーー妖が関わっている可能性が高い。」


「…妖、ねぇ。俺はあえて人間絡みに一票しますわ。え、なんで?それはぁ、カ「人間にこんな芸当出来るはず無いだろう。少なくとも、首は切り落とされたのでは無く千切り落ちたんだ。これは人間の力では不可能だ。」てかそれ以前にカだけで俺が何言おうとしたか分からないッスよ。普通、以心伝心?ないわー」




そう言いながら風船ガムを割った咒に、今までガム膨らませながら喋っていた事に少し驚いた。俺の場合は喋る以前に膨らまない。




「とりあえず俺は関係者、てか、唯一まともに話せた生徒、てか重要人物である咲良田杏ちゃんに話を聞いてきましたよ、っと」


「詳しく聞かせろ」


「アイアイサッサー、えーと、どんな話をしたかってのに着目したら、なーんか噛み合わない事をペラペラ喋るから、間違いを直そうと訂正したら暴れ出してー、最終的にに生首ピョーン的な感じになったらしいッスよ。」


「日本語を話せ。…噛み合わない事と言うのは?」


「はいはーい、まず初めに自分達は恋人同士だとほざきやがって〜、けどその時から咲良田杏ちゃんの事を『あん』って名前で呼んでたらしいんスよ。だから咲良田杏ちゃんは自分を恋人と間違えているんだと担任同様思ったらーしーくー、訂正しようとしたらー、その前に自分がサッカー部の部員、まー殺された奴らにマワされた。だから殺したんだぜ!みたいな身に覚えのない事もまたまたほざいてー、頑張って訂正してみたら暴れてぶっつぶつぶっつぶつなんか言ってるうちに生首ぶっしゃー!わーお❤︎みたいな〜」


「なるほどな、いやそれ以前にお前その喋り方やめろ。咲良田杏と会った時に俺はどんな顔をすればいい。」


「咲良田杏ちゃんはカワイイ子だったスよ〜、なんて言うか…清楚美人?いやそれにしては色気がヤバかったしー、…ンぅーむずかすぃ〜!」


「一括りに美人にしとけ。…それにしても、サッカー部主将は本当に咲良田杏を『あん』と言う恋人に間違えたのか?仮にもし恋人がいたとするなら、事件を知ったら姿を現すはずだ…。」


「……てか、その『あん』って名前、もしかして咲良田杏ちゃんの「杏」を『あん』と読み間違えたんじゃないッスか?」


「……は?」


「いや、だから、咲良田杏ちゃんの「杏」を「いや、そこは分かる。だが、何故「読む」……、おい、待て、それじゃあ何か?彼奴は、自分の妄想を現実と思い込んで、挙句の果てにはその妄想で複数の人間を殺したのか?」……かもしれない、ッスね〜」




妄想、その一言なら全てが説明が付くのだ。皮肉な事にも……、咲良田杏を『あん』と呼んだのは咲良田杏を見た事しかなかったから、サッカー部主将はストレスを抱え込んでいた事は有名だった。前主将の嫉妬、部活の人間関係、……調べれば調べるほど上手くいってなかった。




そんな中、好きな人間が出来た。それが…




「咲良田杏、だったら…?」


「まぁ、一目惚れしまスよ。あの顔は、」


「…………いや、まだだ。浅い憶測だけでこの事件を終わらせるわけにはいかない。」


「ありゃりゃ、イインチョってばカッチョい〜。け・ど、深〜い事を知りたいなら、色々めんどーなコトしなくちゃいけねーッスよ」


「分かってる。まずはサッカー部主将の解剖だ。何か、手掛かりがあるかもしれない。」


「後は、サスペンスで言う動機持ちの奴らを洗いますわ〜」


「動機持ち……?」


「そっ!ど・う・き・も・ち❤︎加害者は粗チンヤローしゃんなろーだけど、それがもーしも!仕組まれたものだったら?妖なんてピロピロリン♩とかシャララララン♫とかで何でも出来る奴らッスよ〜、そんな奴らを相手してんだから、ね?」


「………動機持ちなんていたか?」


「いますよー、妖でサッカー部の主将を疎ましく思ってる奴〜」





「そ、れ、は………






次回、噂って……怖いね。をお送りいたします

お狂ちゃんの担任の先生出したいな…

願望ですが何か?




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