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異世界からの超能力者≪ワールド・イズ・マイン≫  作者: 馬場っちーにょ
フレア大陸の冒険
12/27

荒野の道は波乱が一杯!!~5~

お待たせしました。


いや~バトル系を書いたことがないから焦りましたよ。ホントに


まぁ、楽しんでください。

『ち、(ひる)むな! 戦え!』

 どこからか声が聞こえた。

 恐らく、敵の中心だろう。

「モンスターと戦ったときは抵抗なかったけどな」

 流石にいまの一言で人間相手だとわかる。今まで、拳を使った喧嘩(けんか)とかをしたこともないから正直怖い。

 でも………………。

「こんなところで負けたら、名が廃る!」

 村のたからを託してくれた人たちに顔向けが出来ない。

「シャッハー」

「!?」

 突然の奇声と同時に前から男が剣を振りかぶっていた。

「くっ!?」

 避けることは出来たが、かなり危険な状況だ。

 僕は後方に跳び、男と対峙するように立ち位置につく。

 男は、ヒョロっとした長身で顔は細長く気味悪い笑みを浮かべていた。

「僕になんのようですか?」

「てめぇには用はねぇ。用があんのは後ろのテントの中の女だ」

 声的にさっき叫んでいた男の人だ。

「なんですって!」

 心さんが狙い? なぜ?

 まぁ、なんにせよ。

「彼女は渡しません!」

「まぁ、てめぇをボッコボコにしたあと拐ってもいいがな」

 男はニィと気持ち悪く微笑みながら剣をもう一度振りかぶった。

 剣などの武器を持っていない僕は避けることしか出来ない。

「どうしたどうした? そんなもんか?」

 男は問答無用に降り続ける。

 それを避ける僕。相手の隙を見抜けば………………。

「因みにな、テントの方には俺の仲間が行ってるんだよな」

「な、なに?」

「完全に俺だけを見ていたな! 大口を叩いていたのが聞いて呆れるぜ」

 男が大笑いをしているが、僕にはどうでもよかった。

「まぁ、結構頑張った方じゃねぇか? さっきの砲台を破壊したのもバズーカみたいので破壊したんだろ? 流石にあのときはよくやったと思うよ」

「………………」

「まぁ、最後の詰めが甘かったな」

「…………」

「今ごろは、仲間が女を捕えているだろうな」

「…………」

「なめて終わるような奴ほど顔がおもしれぇよな全く。いまのお前みたいな」

「…………今、何て言った?」

「あぁ? だからなめて終「(ストーム)」わるような奴ほど顔が面白いって言ったんだよ」

「……言いたいことはそれだけか?」

「あぁ!? なんだよ!?」

「なるほどな、大体分かった」

「だから、なん―――

 ボカーン。

「!?」

 突然の爆発音に男から笑顔が無くなった。

 無理もないだろう。

 だって、テントの方向から音が聞こえてきたからだ。

 先程まで岩かげだった場所から煙がたっていた。

「てめぇ! 何をした!」

 完全に焦りが出ている。

「あぁ、いい忘れてました」

「はぁ! なにをだよ!」

「僕って超能力者(・・・・)なんですよね」

「………………は? 何を言って――――

「まぁ、知らなくて当然ですよね。さっき、砲弾を爆発させたのを武器を使ったとか言ってたし」

「それがどうした!」

 完全に逆ギレ気味な男に言ってのける。

「あれ、僕の能力の火球(ファイアーボール)なんですよね」

「………………はん。そんなハッタリがあってたまるか!」

「ハッタリ…………ね」

 とか言ってるわりには顔が蒼白(そうはく)になってるけど。

「大体、そうだからと言ってもあれは関係ないだろ!」

 そう言いながらテントの方を指差す。

「あぁ、あれは隕石乱舞(メテオ・ストーム)。たくさんの隕石を降らせるように呪文を唱えました」

「…………いや、唱えてねぇだろ」

 やっぱり気付いていなかったか。僕は答え合わせをするように男に聞く。

貴方(あなた)は僕に何て最後に言いましたか?」

「なんだよいきなり」

「いいから」

「なめて終わるような――

「ストップ!」

「だからなんなんだよ!」「まだ分からないのですね。なら、上から四文字を取って読んでください」

「なメテオ…………!?

「ストーム。お気づきですね」

「てめぇ!」

「怒らないでください。自分で呪文を唱えたんですから」

「〜〜〜〜っ! でも、良かったのか? あれだとテントも粉々だぞ」

「そこのところは、自分の目で確認したらどうですか?」

「なに? …………!!!」

 男は視線をテントの方に戻して、焦っていた。

 まぁ、テントが無傷だもんね。絶対世界(ワールド・イズ・マイン)のおかげで。

 さて、もう戦わなくてもいいね。

「お、おい勝負は――

「もうつきました。上を見てください」

「う、上だと?」

「今回はこれぐらいで勘弁(かんべん)しておきます」

 男は僕の言葉には反応せず悲鳴をあげていた。

 理由は簡単。

 皆さんは気付いていただろうか?

 僕が『隕石乱舞(メテオストーム)』を唱えていたことに。

 気になったら確認してください。結果的には詠唱の能力が発動して隕石が降ってきたわけだ。

 男の人お気の毒に。

 僕、超能力を使えて良かったって今更のように思う。


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