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片想い

あなたと出会ったのは、ちょうど一年前でした…


あなたとの出会いはわたしを大きく変えたのです...




わたしの名前は、菊野サラ。17歳。高校三年生だ。


今年は就職試験を控えている。


絶対にいい就職先につかなければ


親が厳しいと言うことで


三年間、毎日通い続けた学校。


成績も結構トップクラス。


だから、先生方からも高く評価されていた。




こんなかんじのサラは、


二年前地元にあった高校でもあるS高校に入学。


こんな経験をするなんて思ってもいなかった…


二年前…




入学式。

友達の舞亜と祐衣と一緒に学校に登校した。


新しい制服、新しいバッグ、新しい靴、

新しい生活が今から始まろうとしている。


これからはなにもかもが不安と楽しみでいっぱいだ。




入学式も終え、数日の日々が過ぎた…


英語。サラが一番嫌いとする科目だ。

授業中トイレに行きたくなったサラは


先生に断り教室を出ていった…


これがあなたとの始まりなんだ…


階段をダッシュでおり、トイレに向かっていた。


ドンッ..


誰かにぶつかった。


それは三年生のケンヤ先輩だった。


先輩も授業サボってんのかな…?


と思いながら、


『スミマセン』


と言った。


そのときなにもなく月日はたった…


でもあの日からケンヤとサラは


廊下や階段ですれ違うようになった。


いつしかサラの中にはケンヤとゆう存在があるようになった。


スキになったのだ...



でも、知っていた…


叶わない恋なんだって…


なぜなら先輩には同じクラスに彼女がいたから…


知っていた。分かっていたのにスキになった。


でも気持ちは押さえられないままだった。


日がたつたびにスキになっていった…


近づきたいと思った…


舞亜と祐衣に相談を聞いてもらった。


舞亜も祐衣も応援してくれた。


アドレスをゲットしたい。


彼女がいるの分かっているのに


そんなことを考えていた。


舞亜はケンヤの彼女と仲いいらしい。


舞亜にケンヤの彼女のアドレスを聞くことにした。


「こんばんは。一年の菊野サラって言います!」

送信。。。


怖い…


緊張する…


スキってこと知っていたらどうしよう…


そんなコトばかり考えていたらメェルが来た。


「三年の皆川未友だよ!よろしくね〜」


なぁ〜んだ。


ちょーふつうぢゃん。


普通に優しそうな先輩だった。


でも考えると、ライバルでもある先輩。


こんな先輩とライバルになりたくない。


でもケンヤがスキなのは未友先輩なんだよね…


胸が苦しい…


そう思いながらも


話は恋愛にいった…


「ケンヤ先輩ちょうかっこいいですよね。」


この言葉が始まりだった…


「ケンヤ〜?そうかな。なら、ケンヤとメェルする〜?」


えっ…


未友先輩はなにいってんだろ…


ケンヤ先輩とメェル…


したい。近づきたいよ…


でもいいのかな…?


「えっ…?メェルしてもいいんですか…?」


「いいよいいよ。あんな男(笑)これ内緒なぁ〜」


「はい!」


こうしてアドレスゲット。


メェルすることになった。


「一年の菊野サラです。この間ぶつかってスミマセンでした。メェルいいですか?」


送信。。。


「いいよ。」


返事はそれだけだった…


チェッ。なんかメェルしていいか


困るぢゃんか…


まぁ…最初は仕方ないっか!


そう思いながら

「先輩、わたしのことわかりますか?」

質問してみた。


「う〜ん…あんま分かんないかな。」

あぁ〜やっぱ覚えてないのか…


悲しかったけど仕方ないっか…


ずっとスキだった先輩とのメェル。


楽しいけど複雑だった…


でも日に日にスキな気持ちは増していった…


先輩とはあと少ししか学校にいられない。


そんなのイヤだ…


そしてある日、


サラは気持ちを伝えることにした


ケンヤには彼女がいるから


ダメってわかってた…


でも1%でも可能性は


ないわけではない。


携帯を手にとった…


「先輩メェルいいですか?」


「いいよ。」


相変わらずメェルは


むなしかった…


でも...


「先輩のことずっとスキでした。ダメなのは分かってます。でも、気持ち伝えないと後悔すると思いました… わたしは先輩がスキです。」


と、送った。。。


『言っちゃったよ〜。どうしよう』


つぶやきながら


心臓の鼓動が今にも


飛び出しそうに


ドクン…ドクン…


と、鳴っていた。


メェルが来た…


「そがん言われても…。」


返事はそれだけだった


分かっていたけど


自然と涙が


ボロボロと


でてきた…


「ですよね〜!迷惑かけてすみませんね〜。」


悲しかったけど、


明るくメェルを返した。


「ゴメン。」


と、返事は来て


サラはメェルをやったが


それからメェルは


来なくなった…


先輩…


なんで?


なんで、気持ち伝えただけで


そんなに遠ざかっていくの…


先輩とは2日に1回ぐらい


メェルしていた。


けど、メェルをしなくなった…


これで終わったな。


サラはとてもおちこんでいた…


でも、ケンヤにサラの


気持ち伝えたから


よかったんだ…


メェルしなくなって1ヶ月が


過ぎようとしていた


でも、サラは諦めきれるわけがなかった


夏休みにはいった


夏休みは、


友達といっぱい遊んだ…


先輩を忘れるように


ガンバった…


夏休みが明けて


先輩とすれ違った


やっぱり


前と変わらない…


スキだ。


諦めきれなかった…


なんでだろう…


忘れきれない自分が


くやしかった


やっぱり気持ちは


すぐに変わるものぢゃなかった


夏休みが終わった。


でも一つだけ


嬉しいコトを聞いた…


ケンヤが彼女と


別れた、と…


嬉しかった。


けど、


だからといって付き合える


わけではなぃ…


未友先輩にも、


かなり申し訳なかった…


未友先輩から


久々にメェルがきた。


なんだろう…?


メェルを見ると…


「あたしたち、別れたから。告ってみなよ。でも、もし付き合えても誰にも言うなょ!」


前とはかなり変わって


冷たかった…


でも、


ケンヤをスキになってしまったから


仕方ないと思った。


未友先輩と学校で会うのが


かなり恐かった…


耐えるしかないんだよな…


もう一回告白しよっかな…


未友先輩には申し訳ないけど


ケンヤのこと


スキだから…






秋に祭りがあった。


先輩と一緒に花火見たかったな…


そう思いながら


今年も


友達と行った。


先輩がいた…


ますますスキになっていった…


花火も友達と見ていた。


そのとき


先輩がわたしの前を通った…スキな気持ちが


抑えきれなくなった…


帰っていくケンヤを


呼び止めようと


思った…


でも、


出来なかった…


ケンヤ…


あなたの目に


わたしは


うつってますか…?


やっぱり気持ちは


どんどんスキになって


いくので、


久しぶりに


携帯を握りしめ


メェルを送ろうと思った。


「ケンヤ先輩?どうして帰ったんですか?」


メェルを送ってしまった。


でもいいんだよね…


サラはこんな


運命なんだよ...


「今からバイト!」


先輩からメェルが来た。


嬉しかった…。


メェルが来るだけで


こんなにも


嬉しく思えるなんて…


初めてこんな恋をした…




「明日会えませんか?」


サラは決心したように


メェルをやった。


もう、自分から


行くしかないと思った。


「なんで?」


「ケンヤ先輩と話したい…!」


「わかった」


「いいんですか…?!」


「バイトなかったら」


メェルはこんな感じで


明日遊ぶことになった


初めて先輩と


ちゃんと話せる


そう思った…


嬉しくて嬉しくて


今日は眠れなかった。


心臓がバクバクなっていた…






次の日…


夜に待ち合わせ


していた。


待ち合わせの場所に向かった


ケンヤ先輩は待っていた。


嬉しかった。

『こんばんは』


ケンヤ先輩は


あまりしゃべらないと知っていた


だから自分からしゃべらないと


いけないと思った


『昨日楽しかったね〜』


「うん。」


やばい…


話が続かない。


どうしよう…

だけどケンヤ先輩は


話かけてくれた


「なんしよったん?」


話題を出してくれた


ただそれだけで…


かなり嬉しかった。



話は


ほとんど沈黙


だったが


一緒にいれるだけで


幸せだった。


優しくしてくれる


先輩が、


どんどんスキに


なっていくばかりだった


『ケンヤ先輩…?もう一回チャンスもらえない?』


「俺のどこがええの?」


『全部…全部スキだよ!』


「そっか…」


『ねぇ、ダメ…?』


「…うん。今はね。」


『そっか…ぢゃいつだったらいい?』


「いつだったらとかぢゃなくて…俺はサラのこと知らないし…」


『ぢゃ、今から知っていってよ!』










「だけど、ゴメン…」


……。


『………。 わかった。気持ち聞いてくれてありがとう』


「うん!」


『でも、メェルはしてもいいよね?』


「いいよ!」


こうしてその日は


終わった…



家に帰った。


サラは、


ベッドに横になり


泣いていた。


ずっとずーっと


泣いた……


でも、先輩が


スキでスキで


どうしようもないから、


メェルはしようと思った...







そして、


あっという間に


冬休みも終わり、


三年生の先輩方は


就職や進学先も決まり、


学校に来なくて


よくなった。


もう、先輩とは


会えないのかな…


でも、


サラは


あれから自分の思いを


ずっと伝えている。


先輩も少しは


受け入れてくれたのか


分からないが、


わたしは学校に


来なくなる前に


ボタンをもらった。


サラは


ミサンガをやった。


なにか持ってると


とても嬉しい。


先輩のボタン…




サラは家に帰ると


ずーっとボタンを


離さなかった。


それを握りしめ、


一緒にいたいと


思った…


先輩が冷たくしたって、


先輩が離れていったって、


先輩のこと…


スキでスキで…


時間がたっていけばいくほど


スキになって...


先輩…迷惑だよね。


ごめんね…


でもめっちゃスキなんよ


先輩がめっちゃ…


…スキ。。。










先輩が学校に来なくなり、


もうすぐ卒業式を


むかえようとしていた。


これで、本当に


先輩とはお別れ…


悲しい…悲しすぎるよ。


でも学校に来なくなった日からは


先輩と毎日のように


メールしていた。


先輩と、どんどん


近づいていく気がして


嬉しかった


先輩の目には、


誰がうつっているのかな?


あたし…?


未友先輩…?


誰なのかな…


あたしを見てくれる日は


くるのかな...?







日はたち、


卒業式を迎えた…


先輩とお別れだ。




ケンヤ先輩…


ずっとずっと…


大好きだよ…


これからも…


ずっと…




卒業式の日は、


一緒に写真も撮れないまま


終わってしまった…



しかも…


未友先輩とケンヤ先輩は


一緒に帰っていた…


自然とまた涙が溢れてきた…


『ケンヤ先輩はやっぱり未友先輩があってるね。』


泣きながら笑い、


つぶやいた。


付き合っているのかは


わからなかったが


ケンヤ先輩のことを


諦めようと思った…


先輩を一年間愛し、


一年間追いかけた恋…


やっぱり


あたしの運命って


ケンヤぢゃなかったんだ…


ケンヤ先輩が自分の


“運命”って


信じてたのに、


あたしだけだったんだね…




先輩。。。


今までありがとう


そして、


バイバイ…。






これでいいんだよね…。




こうして


ケンヤ先輩を


諦めようと思った…







時は、また


たち続け…




サラは3年生に


なっていた。



先輩と離れ離れになり


1年がたった…


サラは


1年の間に


彼氏を作ったものの、


すぐに別れてしまった。。。




だって...


1年たっても




ケンヤの存在が


大きいから…




追われる恋…


追う恋…



楽なのは


追われる恋…



でも、、、


先輩としか


付き合えないくらい


大好きで、



追われる恋を


無駄にしてまで


先輩がいいと思った…



1年たったって


2年たったって


この気持ちが


変わることは


ないでしょう。


ケンヤをスキだ


ケンヤ以外は、


無理だ…




そう思った…




ケンヤ先輩…?


あたしのこと、まだ


覚えてますか…?




就職試験を


前にしているのに


先輩で頭が


いっぱいだった…




就職先は


いいところに


つかなければ


いけないのに、



先輩のことしか


考えられなかった




そんなことを考えていた



ある日…



学校に


ケンヤ先輩が


来たのだ。。。


これは、


運命的な


再開なのだろうか…?



『ケンヤ先輩…?』


「おぅ。サラ!」


先輩は、前より


だんぜんと


かっこよくなっていた


話もしてくれ、


『先輩!話しませんか?』


「いいよ〜!」


先輩と2人っきりで話した。




先輩との


再開…。


運命に近いだろう...



『先輩!仕事きつい〜?』


「かなり、きついよ〜。やっぱ、学校がいい!!」


なんか前より、話しやすかった。



『学校とか、まぢきついよ〜』


「今はそう思うけど、実際就職したらきついよ〜。サラも就職?」


『うん。就職!受かるかなぁ〜』


「受かるといいね!頑張ってな。」


『うん!!!ありがとう』




先輩が大好きになった。


でも、少ししか話せないまま


先輩とお別れになった。




すっごく楽しかった時間…


すぐ終わってしまったけど



やっぱり諦められるわけが


なかった…



携帯を手にとって、



メール作成…


「ケンヤ先輩。今日は楽しかったょ!ありがとう。また話ししようね!」


アドレスを


変えているだろう…


そう思ったが


エラーが


返ってこないように祈り、


メールをやった


送信。。。


送信エラー来ませんように…









エラーはナシ。


飛び上がって喜んだ。


でも、先輩からはメールくるのかな…


心配だったが


来ると思い


信じて待った。。。




受信中…



キタ━━━━━━!!!!!






「うん!楽しかった。」


嬉しくて嬉しくて


たまらなかった。



「先輩のこと、今でもスキですよ。」


もう、言っちゃった。


まぁ、いっか!(笑)


軽い気持ちで


メールをやった。



「そっか!ありがとう。俺もサラを…」



…!!!!!????


俺も…!!!?


「えっ!?どうゆう意味…?」


もしかして…


「俺、サラを大事にする。サラと離れてから、サラの存在が大きくなって…」



先輩…


あたし…


幸せだよ…


大粒のうれし涙だ


でてきた。


「サラなんかでいいの…?」


「サラも俺なんかでいいの?」


「サラにはケンヤ先輩以外いないよ…!!」


「なら、よろしくな。」


「うん!ケンヤ大好き!」




やっぱり、


恋ってのは


諦めないことが


大事…


いつ、


相手が


自分を


スキになってくれるかなんて


わかんないけど


スキになってくれないかも


しれないけど


努力した分


相手は認めてくれるはず…



追う恋をして


苦しい人は


この世に


何人も


いるでしょう…


あなたの頑張りが


認められる日


いつか


必ずやってくるだろう…



あなたと出会えてよかった


って


そう思える日が


来るでしょう。




そんな日が


来ることを、


夢みて


頑張ってください!






続く…?

片想いとゆうのは、みなさんもほとんど、経験したことがあることでしょう。

片思いは辛いかもしれませんが、努力する人間は、神様が助けてくれるでしょう。追う恋(片想い)中の方、必ず叶うとゆうわけではありませんが、サラみたいにもっともっと頑張ってみては…

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