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一回目:大和くん生徒会

この作品は水夜が血迷った考えから生まれました。生暖かい目で見てやって下さい。

 こんにちは、ボクは大和四夜(やまとよつや)です。

 とってもフリーダムな菊凪学園の生徒会の書記を努めています。

 念のために言っておきますが、ボクは小学生でも無いし飛び級でもありませんから!身長が低いだけです!

 声高いって言われますけどこれでも声変わり来たんですよ?

 ……信じられないって顔しないで下さい……。本当にこの学年の最高学年の三年生にして生徒会の役員なんです。……正直、傷付きますよ……。

 さて、この菊凪学園の生徒会。ボクたちの世代の生徒会は今までの歴代生徒会の中でも異色な生徒会と言われています。なぜなら、全員同じ名字だからです。あ、兄弟じゃないんですよ?赤の他人で、偶然に同じ名字の生徒会が出来ちゃったんです。

 最初に自己紹介した通りに、ボクは大和四夜と言う名前です。つまり、他のメンバーは大和という名字と言うことです。

 ……みんな、キャラが濃いんですよね……、ボクが地味なだけなのかなぁ……。


 では、簡単にボク以外の生徒会役員を説明しますね。

 まずは、会計は(あずま)くんと西嘉(さいか)くん。この二人は双子なんですが、性格は全く違うんですよ。

 東くんは目立ちたがりでリーダー気質です。何かと会計以外の仕事で出しゃばろうとします。むしろ影の会長を自称するくらいです。

 そんな東くんのストッパーとして西嘉くんがいます。下手な関西弁で話すのが特徴です。大阪府であんな口調で喋ったら怒られるくらいの偽物な関西弁が特徴です。……え?毒舌じゃないかって?別に西嘉くんに恨みは持ってませんよ?…………だって、下手な関西弁で喋ることは事実ですから。

 この二人は何かとケンカしていますが、生徒会の仕事は協力してやってくれてるので、ケンカするほど仲がいいのかもしれません。


 次に、副会長の熱海(あつみ)くん。この生徒会や、学園のムードメーカー的存在です。

 ……運動大好き過ぎて勉強を怠って卒業できるか怪しいらしいです。いわゆる脳みそが筋肉で出来てるんじゃないかと思えるくらいの脳筋野郎ですよ。正直暑苦しいです。夏場に熱海くんといると部屋の温度が上がってる気がします。いえ、むしろ温度が上がってます。それくらい暑苦しいです。


 そして、我らが生徒会役員を束ね、生徒たちをも纏める会長、雪路(ゆきじ)くん。容姿端麗、頭脳明晰、人当たりのよい性格という完璧な会長です。……一般生徒からの感想では。

 熱海くんとは正反対で、冷静沈着です。季節で例えるとしたら、熱海くんが夏で雪路くんは冬でしょう。いつも的確な指示を出す彼はこの生徒会の大黒柱でしょう。

 ただ、時々ドSになるのはやめてほしいです。怖いです。ドSだって知っているのは一部の生徒のみなので、多くの生徒からは人気がありすぎます。こんな会長の本心を知ったら、みんなどんな反応するんでしょうか。


「……生徒会役員の日誌は、その日のおのおのの職務を書くものでとして渡したはずだが?少なくとも日記ではないのだがな」

「……!!」

 会長が降臨なされた……。

「もしかして……内容を読んでましたか?」

「当然だ。……四夜、そこへ直れ」

「ひぃぃぃっ!ごめんなさいっ!!」

「綺麗な土下座だな。………………ちっ、謝らなかったら女装させて【私は卑しい愚民です】ってプラカード持たせて校内一週させてやろうと思ったのに」

 ……小さく恐ろしいこと言ってませんか!?

「俺の説明短いなー。これじゃ地味じゃないかー」

「……パチモンの関西弁やと……。その言い方は無いんとちゃうか……」

「充分偽物な関西弁だと思うけどなー☆」

「なんやと!今日こそはその口きけんようにしたるわ!」

 あ、東くんに西嘉くん。さっそくケンカですか。

「あっはっは、なんか騒がしいねぇ。みんな面白そうで何よりだ!」

 ……熱海くん。あぁ、この部屋の温度が5度くらい上がった気がする。

「……しっかし、四夜は毒舌だよなぁ。わしゃぁ、脳筋って言うほどスポ魂な馬鹿なつもりはねぇぞ?」

「………………そうですか?」

「今の間が気になるが……、とりあえずテニスをやらねぇか?今のわしはテニスがやりたい所でな!」

 いつもスポーツやりたいって言ってるそれが運動大好き脳筋野郎と言わずしてなんて言うんですか。


「…………ふう、お前ら、席につけ」

「雪路ー、取りまとめるのはヒーローの俺の役目だろー」

「東は少しは黙りぃ。会長の雪ちゃんが進行して当然やろ」

「あとでみんなでテニスしような!」

「どうしてそうなった」

「……あ、四夜はその日誌に書いたことを訂正しておけよ?変えないと女装させて【私は卑しい愚民です】ってプラカード持たせて校内一週させ、なおかつ何を話すにもネコ語だからな」

「なんか追加されてる!」


「まぁ、こんなところで、本日の菊凪学園生徒会定例会議を始める」


 今日も、こんなドダバタ生徒会が、始まります。

 ……ボクは、卒業までにこの生徒会で体力面でも精神面でも耐えられるんでしょうか……。


ギャグとして面白く書けたらいいなと思っている作品です。

他の連載モノより遅いテンポで更新する予定ですよ。

牛歩的更新でスミマセンorz

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