1話 序章
生まれて初めて小説を書いてみました
色々変なところもあるかと思いますが。よろしくお願いします
「本当にすまんのぉ、こんなハズじゃなかったんじゃ」
知らないお爺さんが半泣きで俺に謝り倒してくる。
「あの〜、状況が良く分からないんですけど・・・」
おじいさんは何か驚いた様子でこっちを見ると
「すまんのぉ、ちょっとした手違いでお主を殺してしまってのぉ・・・」
どうやら俺は死んだようだ
「いやいや 意味分かんないし、死んだって言うならお爺さんと喋ってる俺は何よ?」
「今のお主は肉体から離れた魂で、天国に向かってたのをワシが止めに来たんじゃよ。と言うかワシはお爺さんではなく、神様じゃ!」
訂正、お爺さんでは無く危ない人だったようだ
「信じておらぬな、周りをよく見ろ」
周り? 俺は言われたと通り見渡すと、近くのトラックの周りに人だかりが出来ていた
「お主あのトラックに轢かれたんじゃよ」
何言ってんだ、やっぱり危ない人だったよ――――
そのトラックのに血まみれの自分を発見した
「え!? 何? 俺が倒れてる・・・」
慌てて駆け寄ると、腹部から出てはいけない物が飛び出していたり
足があらぬ方向に曲がっていたりしていた
「ホントはトラックが電柱にぶつかるだけのハズだったんじゃよ・・・ まさかあんな何も無い場所でつまずくなんて思わんかったんじゃ・・・」
いつ間にか隣に立っていたお爺さんがそうつぶやいた
「マジで?」
「マジじゃ」
即答された
俺、水野拓斗は17年という短い生涯を終えた
ショックで頭を抱えていると
「事故とは言え、神であるワシが人間の人生を狂わしてしまった、本当に申し訳ない・・・しかし、この世界で生き返らせる事は出来ないんじゃが、この世界とは別の世界にワシが最高神として管理している世界があるんじゃ、その世界であればお主を生き返らせられるが。どうじゃろうか?」
無論――――
「お願いします」
「そうかそうか、いやよかったよかった、さて何か才能は付けるかの?」
「才能?」
どうやら生まれ変わる時に何か才能を付けてくれるらしい
「どんなのがいいかのぉ? あの世界はこの世界とは違い魔法が存在するからのぉ、軽くあの世界で最大の魔力ってのでもいっとくかの?なぁに心配せんでも、あの世界で生まれる人間を天才にするも無能にするもワシの気持ち一つでどうにでもなる、それにあの世界はある程度の力が無いと安心して生活できないからのぉ」
なにか色々問題発言があったような気もするが、いったんそれはおいて置いて
「魔法!? 魔法があるんですか?」
「そうじゃ、お主から見れば本の中の架空の物じゃろうが、あの世界では皆少なからず魔力を持っていて魔法が使えるんじゃ」
神様は嬉しそうに答える
「それじゃぁその最も多い魔力ってのとお願いします、あっ あとその世界の言語の理解と読み書きが出来るようにってのも良いですか?」
「よいぞ、その程度ワシの気持ち一つで思うがままじゃ」
誇ったように胸を張る神様、やっぱり問題発言なきが・・・・
「それと護衛兼案内人として部下の妖精つけるから安心しておくれ、お主を送った後妖精も送っておくからの」
「分かりました、色々ありがとうございます」
「では行くぞ―――――――」
こうして俺は第二の人生をスタートさせた