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14-2 そして、園美島へ②

それをみて、驚くルミナリエ、


「ええ!ひょっとして、あなた、解放石?解放石エンピュラスなの?!あなた、どうして、そんな姿なの?!いったい、今、本体はどこにいるの?!」


「それなら、この塔の中にあるわ。」


 そして、「Q」も嬉しそうに、


「そうそう、こないだは、セブリア国のセブンタワーの時は、ありがとう。こないだとはいっても、もう、どのくらい経つかしらね。もう少しで、セブリア国は木っ端みじんになるところだったわわ。さすが、解放石よ、さすがの私でも、あの早さにはかなわないわ。あれから、人間の時間でいうと50年はたつかしらね。あの時は、きちんとお礼もできずに、ごめんなさいね。」


「いいのよ。だけど、今、この姿を見て、私だって、よくわかったわね。」


「だって、あの時、日本にいるって言ってたでしょう。その場で、調べたら、園美島だったから、たぶん、ここかなと思ったのよ。でも、あのまま、園美島にいたなんて。それに、まさか、人間の身体でいるなんて。あなた、仮の姿になるなんて珍しいじゃない。いったい、どういう風の吹き回しなの。」


「実は、あなたから第5世界のことで呼ばれたじゃない。あのあと、色々とあったのよ。」


 それは、なんと、200年前にさかのぼる。その時、「Q」は、別の世界で、オリメラトスという名前で姿を変えて、その星の問題に直面していた。そして、最後の、その惑星解放のための扉を開けるという難題に遭遇して、その扉の解放をしようとしてたが、そのことに少し時間がかかることがわかり、もはや急いでいたので、遥か、第5世界にいる、解放石エンピュラスに依頼をしたのであった。オリメラトスにも決して不可能なことではなかったが、時間が許されず、ここは、解放石エピュラスの助けを借りるしかなかったのである。


 解放石エンピュラスとは、文字通り、どんなものでも確実に開けてしまう。鍵でも扉でも、どんなものでも、開ける、とか、開くということに対して、無限の力を持ち、決して不可能なことはない。これまで、開けるということについては、なんでもこなしており、ある惑星同士が衝突して、それぞれ2つの世界が、閉ざされてしまった時も、ものの数分で、その2つの閉ざされた世界を再び解放するという宇宙規模の解放も難なくやりとげた。


 その実体とは、手のひらにおさまるくらいの小さな石の形をしているが、これは、その仕事の中で、破壊したり、時には、宇宙規模の爆発などに遭遇したり、どんな環境や、どんな状況の中でも、どんな衝撃も、周囲からのどんな影響を受けないための、最強の姿であった。その姿のため、たとえ、巨大な宇宙が大爆発するような、エネルギーを直接、受けたとしても、なんら影響はないのである。だが、必要に応じて、人間の姿でも、どんな姿にも変わることもできるのであった。

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