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4-9 ナリント国の崩壊⑨

 そう言うと、2人の女性のうちの1人が、いきなり、白い壁で囲まれた小さな部屋の中央に立っていた。


 そこには、その女性以外には、誰もおらず、白いベッドのようなものが部屋の角に置かれ、小さな机のようなものと、その上には、ノートのようなものに、ペンのような筆記用具に、机には、椅子のようなものが1つ。


 そして、その壁の1つには、大きなTVのモニターのようなものがついていて、ただ真っ白の状態で写していて、そこにあるすべてのものは、白一色で存在していた。だが、それ以外には、その部屋は一部屋であり、そこに続いている部屋は、全く見当たらない。一見、普通の借りた部屋のようではあるが、なんだか不自然な印象の不思議な部屋であった。


すると、その女性以外には、誰もいないのに、どこからともなく声が聴こえてきた。


「どうかしら。その部屋は。」


その声は、先程、現れた人物の声であった。


「いきなり、こんな部屋に連れてきて。どういうこと、ちょっと何が起こったのか、さっぱりわからないわ。説明して、早くここから、だしてちょうだい。」


 その人物は、全く姿を見せず、声だけが響いていた。すると、その部屋は、別の場所に同時に、もう一つ存在していた。


 そして、もう一つの部屋には、2人の女性のもう1人の女性が、全く同じように閉じ込められていた。


 その2人の女性は、それぞれ1人ずつ、全く同じ2つの部屋に閉じ込められて、2人は、もはや会うことも話すこともできない。


「あなたたちは、たった今、肉体はなくなったのよ。そうね、死んだというのとも、ちょっと違うわ。もはや肉体を持たない存在になったのよ。」


「なんですって!いいかげんなことを言うと承知しないわよ!」


「これまで、あなたたち2人は、ナリント国のためといいながら、その生まれながらの美貌や多くの美人たちを使って、他国を苦しめてきたわね。それも、その被害者たちは、苦しんでいるという自覚さえも持てず、最悪の快楽を与えられながら、多くの貴重な物資を奪い取られてきた。そして、それを見過ごすどころか、2人に協力を惜しまないプリンセスや政府の者たちも、その罪は大きすぎる。また、あなたたちを支持してきたほとんどのナリント国民たちも、もはや赦すことはできないわ。」


「なんですって!あなたは、いったい誰?」

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