4-7 ナリント国の崩壊⑦
「ですから、この件については、特にご心配はいりません。しかし、今後について、ぜひともお願いしたいことがあります。
それは、多面的印象の向上化です。あなたたち自身は、相手の担当者にとっては、もうすでに、満足度満点の芸術品として、とらえられていて、好意を持ち、会うたびに、あなたたちの魅力を満喫しています。しかし、自分たちは、それで充分だと思っていても、実は、無意識に、それ以上の魅力の可能性を期待して、持っているのです。
それを、今後、これまで以上に発揮することで、さらに、より深く虜にしていくことができるのです。それは、あなたたちの所作や、表情にかかっているのです。食事会の際に、自身を、さらに綺麗に、あるいは、これまでとは別の魅力を発揮すること、これは、相手にとって、うれしい驚きであり、あなたに対する魅力に満足しているとしても、新たな表情や、所作や、新しい感情などや表情などの表現は、相手にとって、プラスとなる新鮮な魅力となるでしょう。
これまで以上に、嬉しい表情や、驚きの表現、相手の話しに興味深く相手をみつめる表情など、当然、あなたたちの個性によって、それぞれのものになるとは思いますが、それ以外にも、これから、分析研究して、さらに身につけて、様々な表情の魅力の自分を見せて、さらに、あなたたちの魅力に深くのめりこませていってほしいのです。
とにかく、これは、この国のため、あなたたちにかかっているのです。」
これで、話しは終わり、その場を去った2人は、このあと、こうつぶやいた。
このまま行けば、おそらく、この世界すべてを手にすることも夢ではないわ。
2人は、貿易専門担当美人チーム・オリヴィアのその魅力の力をパワーアップさせて、多くの国々の担当者たちから、様々なものを契約していった。ナリント国と他国では、様々な取り引きについて、すでに他国には、太刀打ちできないほどの内容と関係性が出来上がっていた。
そのことにより、ナリント国は、瞬く間に、すべてにおいて、潤っていき、景気も向上し、経済も安定し、さらに向上の兆しも見えてきた。2人の功績は、国民にも認められ、支持者も、より増えていく。プリンセスも、2人の活躍に対して、多くの国からの多少の反発はあったが、他国の担当者たちからは、美人チーム・オリヴィアとの関係の継続を希望している現状を見ていると、特に心配はしていなかった。
しかしながら、この頃の、他国の担当者とオリヴィアの関係は、ただの良好な関係というよりも、洗脳に近いのではないかという分析をする専門家もわずかにいた。




