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4-5 ナリント国の崩壊⑤

 すると、貿易管理専門担当の美人チーム・オリヴィアの、まさに、今、代表格ともなった2人の女性。この2人のもと、現在は、実に、海外30ヵ国以上に対応した、総勢10人の超美人たちが、オリヴィアのメンバーとなっていた。


そして、ある日、全員に集合の声がかかった。すると、2人より、今後について、新たなる指令が告げられた。


「皆さん、お疲れ様です。皆さんのお陰で、約30か国あまりの、政府関係者や上層部の方々から、感謝のご連絡を頂いております。


 そして、次回からの対応について、ご説明いたします。まず、これまでと同様に、輸出入の取り引きが終了したのちに、相手からのご希望には、そのアフターケア的な対応として、食事会の申し出を受けるようにしてください。ただ、本日以降の対応は、少し変更点を加えていきます。


 それは、もしも次回の食事会の申し出があった際には、その代わりに、次の取り引きの約束として、仮契約を結んだのちに、次回のお約束を済ませるようにお願いします。ただ、次回の食事会ののちに、たとえ、その契約の取り引きが済んだとしても、その後は、もう一度だけ、食事会をお約束してもけっこうです、と伝えるのです。次回の契約がなくても、ですよ。よろしいですか。つまり、一度の契約の約束をしたら、一度食事会にお付き合いをして、その契約の取り引きが終わったら、もう一度だけ、食事会をオッケーするのです。


 そして、その2回目の食事会では、次にお会いするのは、契約のお約束をしてからと伝えてください。おそらく、その流れで、切れることなく、続いていくに違いありません。それは、あくまでも、相手国の担当者に対するお礼の気持ちである、ということを付け加えることを忘れずにね。


 あらたな注意点としては、以上ですが、皆さん、ちょっとだけ、心配そうな表情ね。何か、質問がありますか。かしこまったものでなくても、なんでもいいですよ。気になったことや、なんでもかまわないわ。」


 すると、エスメラルダが、申し訳なさそうにして、手をあげた。


「あら、エスメラルダ、あなたなの。珍しいわね。」


「あのう、、、実は、昨日、皆で話したんですけど、ちょっとだけよろしいですか?」


「あら、そんなに心配そうにしないで、気軽に言ってちょうだい。」


「実は、私たち、様々な方々との、輸出入の取り引きをして、もちろん、国からの大役で、ひいては、国民の皆さんのためにもなる重要なお仕事について、とても感謝しておりますし、その後の食事会も、担当者の方へのお礼のおもてなしという意味では、とてもありがたいのですが、いくつかちょっと心配事があるのです。」


「どうぞ。なんでも、聞いてちょうだい。」


「実は、これは、もう相手の国の担当者と初めてお会いして、商談をした時からなんですが、相手の方は、自分にとても好意をお持ちのようで、商談中も、相手の方はとても気を遣われているのです。」


「なるほど。」


すると、2人の代表格の女性のうちの、もう1人の女性が、話しを始めた。


「そうね。そのことについては、私から、お話しをしますね。このことは、あらためて皆さんに知っていてほしいと思って、お話しする機会を考えていたのです。今、エススメラルダから、ちょうど、質問があったので、お話しさせて頂きます。」


そして、話しを続けた。

「今の、相手の方の思いは、もっともだわ。その気持ちは、想定内の反応なので、驚くには値しない。皆さんほど、奇跡的な美人を前にすれば、そんなあなたたちに対してなら、当たり前の反応です。」


 すると、エスメラルダは、その言葉をさえぎらずにはいられずに、さらに、質問を続けた。


「あのう、ごめんなさい。私、実は、早急に聞いておきたいことがあるんです。それは、私の担当者の方は、お会いする度に、私に対する好意的な気持ちが増しているように感じられるのです。それで、今はまだ別に大丈夫ですが、このまま、相手の気持ちが、これ以上高揚していくと、どうなってしまうのか考えると、ちょっと怖い気持ちがあるんです。それに、本当にもしもですが、もしも、私たちに直接触れてきたり、そんなこと以上に、怖いことになったら、果たして、どうしたらいいのかとか、そんなことも考えてしまうんです。これから、どうしたらいいでしょうか。」


「そのことについては、実は、近いうちにお話しをさせて頂こうと思っていたことなのです。これから、説明いたします。」

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