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4-2 ナリント国の崩壊②

 ナリント国は、その国の小さなこともあり、資源に乏しかった。だが、ここにきて、自国にしかないもの、他の国に自慢できるものとは何かを模索した中で、それは、他国にはない圧倒的な美人たちであった。


 もちろん、多くの国々は、その人種の違いから、こちらでいくら美人だと主張したとしても、その美人かどうかの感覚が異なってしまうということも、まれにはある。だが、わが国においては、多くの国民の女性たちは、その好みは別としても、圧倒的に、その美しさのレベルが高いことに間違いはないのであった。その点において、プリンセスは、非常に自信を持っていた。


 そこで、プリンセスは、海外に向けて、貿易管理専門担当の美人チーム・オリヴィアを結成した。


 それは、ただの美人だけを集めたものではない。各国の人種の顔立ちや、好みの傾向を分析して、様々な国の言語と国民性や、性格の傾向などや、輸出入に関する取り引きに対応するための知識やテクニックなどを集中的に教育し、各国対応の専門の担当者を作り出した。すると、様々な国とのやり取りの中で、同じように、他国から輸入したいものは、それぞれの国の特徴において、多くある。そして、それらを欲するものは、自国でも望むなら、他国からも声がかかり、そこは、買い付けの契約争いとなるが、そこで、他国と同じ条件であるならば、そこで、われらのチームの実力が初めて発揮されるのであった。


 当時は、かなり昔のことなので、以前として、国の資源や特別な物資など、国の大事な利益に関わるような取り引きは、全員、男性の担当者であった。むしろ、ナリント国のように、女性の担当者という方が、当時は稀だったのである。そこで、その取り引きしたい国と向き合って、商談をする際には、貿易管理専門担当の美人チーム・オリヴィアが対応した。


 他国と同じ条件で話しを進めていく上では、その相手が、こちらからの魅力に適応する美人の担当者が出ていくことで、簡単に自国が優先して商談が決まってしまうのであった。しかも、このやり方は、別に違反性があるわけでもなく、他国を出し抜くようなやり方は、一切していない。それに、ナリント国の貿易管理専門担当の美人チーム・オリヴィアは、他国の担当者たちをもしのぐほどの契約の凄腕のプロでもあったのである。つまり、ただ自分たちの美貌だけをアピールするのとは違って、正規の商談をしているので、まさに無敵なのであった。 


 このやり方は、さらにヒートアップしていき、ある時、絶対に取り引きが不可能ともいえるものが、この美人チーム・オリヴィアがプッシュを続けることで、ついに手に入れたという奇跡的な取り引きが成立した。それも、過去の多くの取り引きのように、それがほしい、とか、ぜひ譲ってほしい、などと、具体的な申し出はしていない。あくまでも、匂わせ発言にかぎっているので、とても違法性とは無縁なのであった。


 しかし、ここまでいくと、面白いように契約が決まっていく状況をみていた。


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