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1 -3 究極の美の称号ネオビーナス③

 メリディスは、微笑みながら、


「驚いた?どうやら、わかってもらえたようね。それでは、こちらにいる担当者をご紹介するわ。」


 すると、奥からでてきた、もう1人のその女性は、若いが、とても聡明そうで、その上、超が付くほどの美人である。


「はじめまして。私は、ミレニアンドラ国にある、ビバリアレメディス世界美人認定協会から、この度、ワールドハイパービューティーコンテストを開催するために、来日しました、開催担当責任者のゼミール・ガルバッド・ブラスターと申します。宜しくお願いいたします。」


すると、驚いたコスメ、


「その協会のこと、一度聞いたことがあるわ。なんでも、世界一の美女を公式に認定する組織よね。」


すると、その女性から、


「その通りですわ、社長さん。我々の協会は、年に一度、ハイパービューティーコンテストを行なっております。そして、例年、約1万人ほど応募がありまして、その中から、世界一の最高美人と認定する究極の美の称号を認定するのです。しかし、その中からは、毎年選ばれるわけではなく、その認定に相応しい女性であると協会が認めた時に限り認定しております。しかし、もう今年まで、8年間認定されておりません。


 しかし、今回、当協会より、世界中から、そのコンテストに相応しいと思われる方々を厳選して、9名選ばせて頂きました。


 その候補者メンバーを、只今発表させて頂きますと、

まず、コトールルミナス国からアニエス・エリザベス・デルフィーノ 、イザベラ・モレーノ ・アリステア、ヴィクトリア・レインネス・リストマートの3人と、あと、コトールルミナス国の美の極みの称号のプレミアミリストのエレンシア・アイヴォリー。次に、アルタコーネス国から美のスペシャリストのアンナ・ソフィア・ベルガー、


あとは、色成国しきせいこくでは、世界一である七色国ななしきこくとも呼ばれるセブリア国から、通称「レインボージュエル」の異名を持つアリアンナ・ヴォルフハート。あと、国内のモデルラボ事務所からも、10代にして、トップモデルのトップを独走中のナナと、不変の美のレベルを持つクラリスの2人。そして、こちらの方、クリステア国から、メリディス・フェリシア・マルティネス 、と、以上で、9人となっております。


 この度は、こちらの厳選された9人となり、この中からの優勝者は、賞金7億円と、向こう1年間は、ビバリアレメディス世界美人認定協会の美の極みの称号を持ち、世界中で認定協会として活動をして頂きます。以上でございます。」


「どう?どこにも、絶対に集まらないメンバーよ。これだけのプレミアムな美人が一堂に集まることは、今後絶対にないわよ。もはや、1人1人が、そのまま世界一になっていても不思議じゃないメンバーね。」


それを聞いたコスメは、


「本当に、みんなすごいメンバーじゃない。だけど、あなた、皆に伝える前に、勝手に決定して、集まってくれると本当に思ってるの。」


「そのことなら、大丈夫よ。これは、優勝者には、ビバリアレメディス世界美人認定協会から世界最高美人の称号であるネオビーナスが与えられるのよ。私も、そこから依頼されてきたのよ。これは、世界一の美人と世界的に認定されたものであることは、ご存知でしょう。」


「ええ、すごいじゃない!あの、ネオビーナスの認定協会だったのね!そんなこと、滅多にないことよ!それなら、誰も断る人なんていないわ!」


 その後、無事にモデルラボが日本国内でのバックアップすることで、協会が主催で、開催が決まった。


 そのワールドハイパービューティーコンテストは、3ヶ月後に行われることになった。それにしても、たった9人という少数のビューティーコンテストではあるが、その中の1人1人が、すでに世界一と言われても不思議ではないくらいであり、全員、その美人度は桁外れであり、メディアでも大騒ぎとなっていた。


 会場は、日本国内のある浜辺から少し離れた崖の上にある、国内でも最大級の高級ホテルであるスーパープレミアムで知られるエルガホテル、その最上階のパーティールームで催されることとなった。


 その会場は、巨大な窓から見える景色が素晴らしく、その窓を背にして舞台があり、そこでコンテストのモデルたちのアピールが行われる。会場には、厳選された特別な招待客たちのみが招待されていて、この美の対決は、詳細は、公にはされておらず、メンバーの顔ぶれや途中の勝敗などは明かされず、最後の優勝者のみが、ネオビーナスとして公開されるのみとなる。


 一方では、コトールルミナス国では、相変わらず、全く原因不明の美貌喪失事件が起こっていた。


 以前のようなベリックの実を食べた時のような具体的なきっかけは何もなく、まさかの伝染病かとうわさされつつ、静かに広まりだしていた。それも、ベリックの時とは決定的に違いがあり、急に女性の美貌が失われる時は、必ず2人以上であり、5人くらいまでは一気に失われていた。それも、何もせず、前触れもなく突然に起こっていたのである。


 一方、コンテストについては、これほどすごいメンバーだが、あらためて全員から出場確認の連絡をもらっていて、参加者は、皆、参加できるだけでも名誉であり、とても楽しみにしているということであった。そして、果たして、今回の最大にして最高な名誉を与えられるコンテストには、ジャッジは誰にするかと、認定協会による協議の結果、やはり、絶対に欠かせない人物がオファーをされたのであった。


 それは、究極の美貌追求研究所UBPRI所長フランソワ高木であった。実は、その助手となっていたオービスと共に、今回の世紀のビューティーコンテストにやって来ることが決定した。ちょうど2人は、ここに来る直前に結婚することとなり、夫婦になって初めての大仕事に、とても興奮を隠しきれなかった。


フランソワ高木は、


「私も、これまで30年以上、究極の美貌追求研究所UBPRIの所長として、何万人という数多くの美人をみてきたが、今回ほど、その立場を忘れそうなくらいに興奮している。ビバリアレメディス世界美人認定協会がコンテストを日本国内での開催を決めてくれたなんて、これほど、レベルが高く楽しみな現場は、かつてなかった。


 今回のモデルたちは、もはや全員が世界一であろう面々で、それを、この中から、本当に世界一を決める大会として、世界最高美人の称号であるネオビーナスが決定する今回のコンテストのジャッジを務められることは、これほどの名誉はなく、どこまでも、自分の立場において、冷静な判断ができるように全力で挑むつもりです。そして、少し前に、妻となった信頼できる助手とともに、頑張りたいと思っています。」


すると、ナナに同行することになったコスメ、


「私も、こんなにレベルの高い、最高峰のモデルたちのビューティーコンテスなんて初めてよ。」


 そして、3ヶ月が過ぎて、コンテスト当日がやってきた。世界中から集まってきた有名モデルたち。コスメも、ナナと一緒に姿をみせた。そこに続いて、実務、レナリタ、カタリーナたちも共にきていた。


 そして、出場するモデルたちで、まず姿を見せたのは、コトールルミナス国から、美麗隊・特殊部隊サージの3人であり、そして、同じく、コトールルミナス国の美の極みの称号の、その中でも最上のプレミアミリストのエレンシア・アイヴォリー。次に、アルタコーネス国から美のスペシャリストのアンナ・ソフィア・ベルガーであった。 


 そして、少し遅れて、色成国しきせいこくでは、世界一である七色国ななしきこくであるセブリア国から、「レインボージュエル」の異名を持つアリアンナ・ヴォルフハート。そして、モデルラボからも、ナナとクラリスもやってきた。


 だが、その人たちよりも、最初からきていたのは、ビバリアレメディス世界美人認定協会から、今回の開催の責任者である、ゼミール・カリエル・ブラスターと、そして、共に選ばれた参加者である、メリディス・フェリシア・マルティネス であった。


 そして、他に応援に、美麗隊・特殊部隊サージの新たに加わったメンバー2人、琥珀こはくつばさのメンバーである、レナリタとカタリーナが、駆けつけていた。2人は、それぞれ、新たなメンバー名、エレンシア・アイヴォリー ・ランレディア、グレース・アンデリス・クラウセラと名乗っていた。


 そして、究極の美貌追求研究所UBPRI所長フランソワ高木と共に、助手でその妻のオービスも姿をみせた。まもなく、開始に先駆けて、所長のフランソワ高木からの説明が行なわれようとした時、なにやら、少し、緊迫した会話がモデルたちの角から漏れていた。


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