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2-10 ジェラスの物語10

 だが、いつのまにか、ジェラスがいなくなったことを知った、ゼミとオーヴェロンは、ジェラスを探したが、みつけることはできなかった。


 だが、ジェラスが、もはや人間を超えた存在となっていたことから、必ずどこかでいつまでも生き続けていることを確信して、ジェラスが見つかるまで、代わりに多くの女性から美のエネルギーを吸収することを続けていた。


 その後、オーヴェロンは、女性の美貌を吸収する植物として、さらに進化を遂げ、その枝から多くの実をばらまいて、食べさせ、女性の美貌を吸収していった。まさに、彼女の意志を継ぐかのように。


 そして、さらに、多くの女性たちから、美のエネルギーを吸収したことでオーヴェロンは、進化を遂げたことによって、ある時、ジェラスの持つエネルギーを突然感知し始めたのである。


 そこで、ジェラスを探し出すことを決意したゼミは、オーヴェロンの感知した、その微弱なエネルギーを元にジェラスの行方を探すことにした。


 そして、ゼミは、オーヴェロンの一部を切って鉢に植え替え、リュックに入れて背負い、オーヴェロンの案内の下、ジェラスの微弱なエネルギーを求めて探し続けていた。


 すると、その10年後、美のエネルギーを、これまでに感じたことのないほどはっきりと感知したオーヴェロンは、ゼミにそれを伝えると、ほとんど人の住まないメリナス島に上陸し、とうとう、その地で1番エネルギーを感じたエメラス山に登っていった。そして、オーヴェロンの指示通り、ついに、暗黒の岩を探し出したのであった。


 オーヴェロンは、そこに封じ込められているジェラスのエネルギーを、はっきりと感じ取ったのである。


 その暗黒の岩の中で、ジェラスは、もはや、そのエネルギーは、限界まで下がっていた。


 そこで、オーヴェロンは、これまで吸収してきた美のエネルギーを、暗黒の岩に封じ込められているジェラスに、すべて送り込んでいった。


 そのエネルギーは、やがて、暗黒の岩に入りこんでいくと、その膨大なエネルギーは、ジェラスにかつてないほどの力を吹き込み、暗黒の岩を、内側から破壊し、やっと、その岩から解放されていった。


喜びにひたるゼミとオーヴェロン。


 五十年ぶりに封じ込めから解放されたジェラスは、オーヴェロンからのエネルギーによって、暗黒の岩から解放されただけではなく、そのエネルギーによって、さらなる超進化を遂げた。そのことによって、自分を封じ込めたのは、「Q」であったことを知るのだった。


 そして、その超進化をして、ハイレベルとなったジェラスは、今度は、逆にオーヴェロンに新たなるエネルギーを与え、オーヴェロンも共に、さらに進化を遂げた。 


 だが、数十年ぶりにナリント国に戻ろうとしたジェラスたちは、大変なことに気づいた。ナリント国が、いくら探しても見つからないのである。


 世界屈指の美人の国であるナリント国が、ジェラスたちにとって、美のエネルギーを吸収するには、これほど最高な国はなかったし、もちろん、ジェラスやゼミにとって、母国であったからなのだが、もはや、みつけることは出来なかった。


 とうとう、ナリント国を探すことをあきらめたジェラスたちは、ナリント国ほどではないが、やはり美のレベルでは、相当に高い国、コトールルミナス国を見つけだした。


 そこで、ジェラスたちは、コトールルミナス国に拠点を移すと、オーヴェロンは、これまで吸収した、かなりのエネルギーをジェラスに与えてしまったため、そこから先は、自分だけでは、美のエネルギーの吸収が間に合わなくなり、新たな仲間を必要としていた。


 すると、そのために、オーヴェロンは、一つの種を噴き出すと、それを鳥に運ばせた。

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