表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
27/67

2-8 ジェラスの物語⑧

 ジェラスは、微笑みながら、声をかけた。


「ゼミ。あなた、ゼミール・ガルバッド・ブラスターよね。」


驚くゼミ、

「ええ?あなたはだれ?私に、なんの用?」

「ごめんなさい。突然、声をかけて。」


 とても地味な少女、通称ゼミは、この世界屈指の美人の国でも、珍しく美貌のレベルが低いとされ、クラスメートの美人な女子たちに、その容姿をばかにされ、いつもいじめられていた。 


「あなた、いつも、いじめられていて、学校を辞めるんでしょ。だったら、私の仲間になって、仕事の手伝いをしてくれない。そうしてくれたら、今、あなたが1番望むことを叶えてあげるわ。」


 いつも、いじめられて、人間不信となり、おまけに、そのいじめるのは、美人の女子ばかり。そして、今、目の前にいるのは、信じられないくらいに美しいジェラスであり、もはや美人には、嫌悪感しかなかった。

「余計なお世話よ。あなたも、私のことをばかにしにきたんでしょ。私のことなら、ほっといてちょうだい。あなたみたいな美人に、私の気持ちなんてわかるわけないわ。」


すると、もはや、何を言っても無駄だと思い、その手を振り払おうとするゼミ。

「何するの!手をはなして!」

「ちょっと待って!ちょっとだけ、このままでいて!」


 ジェラスは、その美のエネルギーを彼女に放出していった。だが、その手を振り払い、逃げようとするゼミ。ジェラスは、その目の前に、手鏡を放り投げた。


「いいわ。逃げるなら、それでもいいわ。その前に、その鏡で、自分の顔をみてからにしてね。」


 そのまま、逃げようとしたが、目の前の鏡を踏みそうになったので、拾い上げると、自分の顔を見てしまったゼミ。


その鏡の中に、ゼミは、とんでもないものをみたのだった。


それは、自分をいじめてきた女性たちを上回る、それまで見たこともない美貌の自分であった。


 しかし、その顔は、ジェラスからみれば、まだまだ、レベルの低い美貌の姿であったが、ゼミは、それをみて、感動し、ジェラスのことを信じるばかりか、ジェラスに寄り添っていこうと、決意したのであった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ