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1 -2 究極の美の称号ネオビーナス②

 あのベリックが消えてから、10年が経ち、モデル業界を中心に、また新たなる事件が起き始めていた。


 かつて、ベリックの実を食べて、美貌を失った多くのモデルたち。だが、再び、同じ現象が起こり始めていた。しかし、また、今回、その美貌を失ったモデルたちは、特に何か実のようなものを食べたわけではなく、ある日突然に、美貌が失われたのであった。それも、まとめて何人も、突然に失われるという現象が起こっていた。


 そして、今回も、世界的に、やはり圧倒的に美人の多いコトールルミナス国では、ベリックの時とは比較にならないほどに増え始めていた。


 そんな、ある日、日本国内では、あるファッション業界での大規模なパーティーが催され、モデルラボからも、社長のコスメに、ナナ、クラリス、そして、実務が出席していた。


 ナナは、まだ17才だというのに、まるで天使のような美貌で、もはやモデル業界でも大物的な存在となっていた。それに、その会場でもひときわ、そのアイカラーとヘアカラーの変幻自在なパフォーマンスが他のモデルたちを圧倒していた。もはや、当時のオービスをも超えた存在であった。


 モデルラボからのモデルといえば、パーティーやイベントでも、一般人はもちろんのこと、プロの業界人でも、本物のナナを一目見たいという声が、常に鳴り止まない状況であった。


 そして、今回のパーティーでも、その存在感は、評判通りでであった。


 ところが、ここに、突然現れた1人のモデルがいた。信じられないことに、このパーティーの参加者は、誰も、このモデルのことを知らない。そして、誰もが新人だと思っていた、そのモデルの美しさは、圧倒的であった。


 すると、早速、コスメのところにやってきて、


「はじめまして。モデルラボの社長さん。私の名前は、クリステア国からきたメリディス・フェリシア・マルティネス と申します。社長さんの事務所は、業界でも有名ですね。いいモデルが揃ってるわ。もしも、私も希望したら、所属をお願いできるかしら。」


 コスメは、そのモデルをみて、あまりの美しさに驚きと共に、何かいいようもない不思議な印象を持った。


 その時のコスメの正直な気持ちは、あまりにも美しくて、怖いくらいであったのである。よく、人を、子供の頃から、あまりにも才能があって、素晴らしすぎると感じる時に、末恐ろしいという言い方をすることがあるが、まあ、これとは違うことなのだが、なぜか、それを思い出すような、恐ろしいという感じを覚えたのである。


 長年、モデル事務所にいて、本当に多くの美人たちをみてきたコスメであっても、メリディスの美しさは、本当に衝撃的であった。これまで、自分の中では、オービスがトップクラスで衝撃的に美しかったのだが、このメリディスは、オービスよりも、上とか下とかということではなくて、全く違う美しさというのか、これまで、観たことのない美しさであり、とても新鮮であった。


 メリディスをみたことで、コスメは、これまで女性の美しさのパターンというか、そんなことを感じていたのだが、そのコスメの中にある、女性の美についての、常識が崩されて、世界の広さをあらためて感じていた。


 それに、、、そう、なんといえばいいのか、これほどの美しさを手に入れるためには、何か自分から大切なものを差し出さなければ、それほどの代償が引き換えでなければ、決して無理なのではないのか。コスメに、そこまで思わせるほどの衝撃的な印象であったのである。


「あ、あら、はじめまして。モデルラボの社長の蓮津真希よ。今、挨拶して頂いたのに、すぐに返せなくて、ごめんなさい。」


 コスメは、その美しさに圧倒されてしまい、一瞬言葉を失ってしまい、すぐに返せなかったのであった。


「あなた、初めてみる顔ね。それにしても、あなた、本当に美しいわ。素晴らしい。本当に、うちにきてくれるなら、歓迎するわよ。本当に?」


すると、メリディスは、少し微笑みながら、


「そうね。私が世界一美しいということを世界に知らしめてからなら、ぜひお願いするわ。」


その言葉に驚きを隠せないコスメ、

「ええ、それって、いったいどういう意味かしら。」

「あら、説明不足で、ごめんなさい。実はね、話しが後先になったわね。今、ぜんぶお話しするわ。」 


 メリディスは、これから、とんでもない企画の話しを伝えにきていたのであった。 


「実は、私はね。簡単に言えば、今回、美の世界大会を開きたいのよ。名付けて、ワールドハイパービューティーコンテストよ。この日本で行ないたいの。」


「なんですって!」


すると、そこに、実務がやってきた。


「社長、今、このモデルのことを、急いで調べてみました。この女性、メリディス・フェリシア・マルティネス 、19才。クリステア国で、ビューティーコンテストを16才で初参加から、今年まで審査員10人全員一致で合格して、4連覇しています。こんなに凄まじい記録は、これまでありえなかったそうです。」


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