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1 -19 究極の美の称号ネオビーナス19、、、エピソード1.最終話

【最強のメリディス】


すると、その時、「レインボージュエル」へ、セブリア国から連絡が入った。それは、セブリア国のセブンタワーがエネルギーバランスを失って、エネルギー放出し、崩壊の危機を迎えているという。


プリンセスから、すぐ戻るように言われた「レインボージュエル」。だが、それを解決できるものは、いない。漏れ出たエネルギーは、エネルギーシールドとなって、タワー全体を包み込み、その扉も開かず、誰1人として、近寄れない状態となり、もはや爆破寸前の様子だという。


一方で、残りの6人を前にして、とうとう本性を現したメリディス。


「もはや、コンテストなど、どうでもいいわ。今、倒れた者たちは、もう数日は目が覚めないわ。あとは、あなたたち6人は、私のエネルギーになるために、今、ここで私に吸収されるのよ。そのあと、ここにいる残りの者たちも、全員吸収してやるわ。」


すると、ナナは、すぐに、皆の1番前に進み出た。

「メリディス、あなたの真の狙いは、多くのモデルを吸収しにきたのでしょ。今からでも遅くはないわ。もうこんなこと、やめてちょうだい。わたしは、あなたのこと、よく知ってるわ。もちろん、私の申し出は、簡単には聞いてくれないことは、わかってるけど。どうせ最初からそのつもりだったんでしょ。でも、あなたには、これ以上、誰1人吸収させたくないの。そのかわり、私を吸収して。ここにいる全員や、他の多くのモデルたちのかわりといっては、なんだけど、私1人でも、その価値は、充分すぎるでしょ。だから、お願いよ。それで、終わりにしてほしいのよ。どうかお願いよ。」


なんと、ナナは、メリディスが、もともと、このコンテストが、真の目的ではなかったと、初めから知っていたような口ぶりであった。ナナの、衝撃的な態度に、皆は驚きを隠せなかった。

「なんですって!ちょうどいいわ、ナナ、望み通り、あなたから、吸収してやる!」


すると、その時のエネルギーの差は、ナナの方が大きいというのに、メリディスは、全身がダークブラックとなり、さっきまでの超漆黒の美少女とは、少し、その印象を変えつつ、急激なエネルギー放出を始め、そのエネルギーは、一気にナナを包み込んだかと思うと、ナナは、あっという間に、メリディスに吸収されてしまった。


この展開に、唖然とする残りの5人。


「ふん!もはや、ナナを吸収して一体化したわ!もう、私に勝てる者などいないのよ!あとは、残りの全員、私のエネルギーになりなさい!光栄なことよ!」


あまりのことに、クラリスは、

「ナナが吸収されるなんて!まさか、こんなことになるなんて!しかし、今は、ここのことばかりも言ってられないわね!」


すると、クラリスは、「レインボージュエル」に思わず、声をかけた。


「もう、ここはいいから、あなた、国に帰りなさいよ。今すぐに!」

「ええ?そんなことって、、、。ここは、それどころじゃないのに、、、。でも、ありがとう。だけど、、、もう、間に合わないのよ!残念ながら、、、。」


気がつくと、もはや、セブンタワー崩壊まで、もはや残り1時間。ここからは、帰国しても、もうとても不可能であった。


すると、クラリスは、急に何か考えている。それは、もはや、すべてを明かさなければならないと決意をした時であった。


意を決したクラリスは、落ち着いて、「レインボージュエル」に、改めて声をかけた。


「いいわ。そうしたら、ここは、レナリタ、イザベラ、ヴィクトリアの3人にまかせることにするわ。3人とも、ちょっと頼むわね。私は、今、「レインボージュエル」と共に、セブリア国に行って、セブンタワーを立て直してくるわ。その間、メリディスのこと、なんとか、しのいでほしいの、お願いよ。できるだけ、早く戻ってくるから。」


すると、レナリタ、

「ええ!ここは、なんとかするけど、セブリア国までなんて、もうとても間に合わないでしょ。悪いけど、無理じゃないの!」


「大丈夫よ。なぜならね、私が、「レインボージュエル」を連れて、瞬間移動するからよ。充分間に合わせるわ。」

「なんですって?クラリス、瞬間移動ができるの?どうして、あなた、そんなことができるのよ!」

「ごめんなさい。今は、そのことについて、話してる暇はないわ。あとで、必ず話すから、今は、黙って行かせて。」

「なんか、よくわからないけど、いいわ。じゃ、気をつけて、いってきてね。こっちは、大丈夫よ。なんとかするから。」


「悪いわね。じゃあ、行ってくるわ。「レインボージュエル」、私の横に来て!すぐに行くわよ!」

「えっ、ええ、わかった。」


すると、クラリスの脇に寄り添うと、すっと、一瞬で2人は消えていった。


その間、ヴィクトリアは、メリディスのエネルギー吸収の攻撃から、避けながら苦戦していた。


だが、メリディスは、何か自分に起こっている不調に気づき始めていた。


おかしいわ、何かがおかしい!何か、おかしなことが起こっているわ!


すると、ついに、メリディスのエネルギー吸収の光波砲の一撃がヴィクトリアに直撃した。だが、その光波砲の一撃は、ヴィクトリアに、衝撃を与えただけで、全くエネルギーの吸収も起こらないのであった。


ええっ!たしかに命中したのに!吸収できないわ!あの時は、うまくいったのに!


それは、このコンテストの第1回目、アニエスと、アンナの対決の時のことであった。


それは、アニエスが、アンナの攻撃にあきらめの境地になった時のこと。


「これが、オプティタイザーなのね。これじゃ、、、私、勝てるわけないじゃない。」


アンナのオプティタイザーに勝ち目がないと知ったアニエスは、最後の手段として、一か八かの攻撃にでた。それは、なんと、たった今、その数回の攻撃から、そのやり方を掴み取ったアニエスからも同様のオプティタイザーを繰り出したのであった。


そして、それを瞬時に知ったアンナも、それに対応すべく、5発目を発射していた。


つまり、2人は、全く同時に、オプティタイザーを繰り出していたのである。このギリギリの2人の、全く同じ、同時の攻撃。これは、互いのオプティタイザーの出力エネルギーが、たった0.1%でも誤差がでれば、少ない方は、美のエネルギーが弾き飛ばされて、美貌を失われて敗北する、という、最後の一撃同士であった。ところが、奇跡的に、2人のオプティタイザーの出力値は、全く同じであり、その同レベルで衝突爆発した衝撃によって、2人とも、美のエネルギーだけでなく、生体エネルギーに至るまで、2人とも、その肉体から弾かれてしまったのである。つまり、2人は、死、あるいは、消滅という終わりを迎えていた。


すると、その瞬間、メリディスは、

「2人の、弾かれて爆発した強大なエネルギーは、もったいないから、私がすべて吸収したのよ。すべてのエネルギーを弾かれた2人は、そのまま死んでしまうことを知っていたからね。それに、あの閃光は、2人のエネルギーを吸収するためと、あの時、会場が大騒ぎにならないために、私が起こしたこと。あの時の吸収は、あんなにうまくいったのに!」


メリディスは、あの時と同じ吸収をしようとしたのだが、なぜかできなかった。


しかし、今は、メリディスに信じられないことが起こっていた。


まさか!こんなことが起こるなんて!


それは、メリディスの体内に入ったナナのエネルギーは、メリディスのエネルギーに吸収されずにいた。そして、膨張を続けて、メリディスの中を満たして、もはや、外からのエネルギーが受け付けられなくなってしまったのである。


つまり、ナナは、自らの命を犠牲にして、エネルギー化してメリディスの体内を満たし、他からエネルギーを吸収されるのを止めているのであった。


そのことにやっと気づいたメリディスは、目を閉じて、急遽、エアアクセスを行ない、今、コトールルミナス国に行っているゼミールに、連絡を始めた。


「「「「「ゼミ、ゼミ、聞こえる。私よ、メリディスよ。」」」」」


エアアクセスとは、テレパシーの一種で、心の中で声かけをすると、どんなに離れていても、互いに、その能力があれば、離れた距離は関係なく、会話をすることができる。


「「え?メリディス?ああ、そうだったわ、今は、その名前だったわね、メリディス!どうしたの、いったい。コンテストは終わり?まさか、失敗したんじゃないわよね。」」


「「「「「失敗?それどころじゃないわ。コンテストは、中止になったわ。もはや、ここにいる全員を今、吸収したら、終わるところよ。しかしね、ちょっとだけ問題があって、急いで、オーヴェロンをこちらに持ってきてほしいのよ、大急ぎでね。」」」」」


「「何言ってるの?オーヴェロンは、歩いて移動できるわけないじゃない、それに20mもある植物よ。重さだって、何トンもあるし、、。それに、ここまで、美のエネルギーを吸収した女性たちは、25,000人超えたのよ。まだ、予定の半分しかいってないわ。今、そっちにオーヴェロンを行かせたら、ここまでやり遂げてきた計画は終わりよ。無理に決まってるじゃない。」」


「「「「「そんなこと、わかってるわよ。無理を承知で言ってるのよ。ベリディウスの実は、とりあえず、ここまでにして、今は中止にするわ。それよりも、今は、オーヴェロンが来られないと、私、もう何も吸収ができないのよ。なんとか考えて、運んできなさいよ。どうしても必要なのよ。」」」」」


「「仕方ないわね。ちょっと待っててよ。」」


ゼミとの連絡を終えると、対決に戻るメリディス。


「なんだって、こんなことになるなんて!オーヴェロンがきたら、身の程を思い知らせてやるからね。必ずあなたたちに、後悔させてやるわ!」


そう言うと、メリディスは、いきなり、レナリタに衝撃波を発射し、命中したレナリタは、あっという間に、消滅してしまった。


驚いたイザベラとヴィクトリア、


「どう、私のオプティタイザーは。残念だけど、今の私は、ナナのエネルギーに邪魔されて、あなたたちを吸収できないわ。まあ、でも、もうすぐ、仲間たちがやってくるまでのことよ。その代わり、私も、あなたたちから、さっき教えてもらったオプティタイザーをやってあげたのよ。すごいでしょ。それもね、ちょっと、レベルをあげたものをね。あなたたちのオプティタイザーは、美のエネルギーを弾き出すものよね。でも、今やった私のは、そんなに甘くないわ。生体エネルギーも一緒に弾き飛ばしてあげたのよ。私のは、名付けて、メガ・オプティタイザーよ。」


命中したレナリタは美のエネルギーと共に、生体エネルギーも、すべて弾き飛ばされ、あっという間に、消滅してしまったのだった。


「残るは、あと2人。」


一方で、セブリア国、セブンタワーの前に着いたクラリスと「レインボージュエル」。


セブンタワーは、コアストーンのアンバランスとなったエネルギー異常から、漏れ出たエネルギーがタワー全体を包み、エネルギーシールドとなっていて、扉が開かず、中に入れなくなっていた。


「レインボージュエル」は、その様子を見て、


「これじゃ中に入れないわ。こんな時、いつもなら、中に入れれば直すことができるのに。」


それを見たクラリスも、

「私でも直せるけど、これは、時間がかかるわね。それじゃ、爆破まで、とても間に合わないわ。」


すると、クラリス、

「もう、仕方ない。ここに、ちょっと友達を呼ぶわね。」

「ええ!友達ならできるの?」

驚く「レインボージュエル」、

「こういうことが、大得意の友達がいるのよ。ちょっと連絡するわね。」


すると、目を閉じて集中すると、コスミックタッチで連絡するクラリス。


「「「「エンピュラス、聞こえる?今、あなた、どこにいるの?地球の近くにいる?」」」」


「「私に、話しかけるのは、だれ?」」 


「「「「ああ、通じたわ。よかった。私よ、Qといえば、わかるでしょ。」」」」


「「あら!Q!久しぶりねえ。200年ぶりかしら。どうしたの、急に?」」


「「「「ごめんなさい。詳しい話しをしてる暇はないのよ。今、どこにいるの?」」」」


「「今?私、日本にいるわ。」」


「「「「ええ、ひょっとして、あなた、まさか、あのまま、日本にいたの?」」」」


「「実は、そうなのよ。同じ地球上にいたなんてね。こんなに、久しぶりに連絡してくるなんて、なんか、急ぎの用?」」


「「「「そうなのよ。実はね、セブリア国のセブンタワーのエネルギーバランスが崩れて、エネルギーが漏れ出して、シールドになっていて開かないの。それで、中に入れなくなってるのよ。私、開けようとしたけど、少し時間がかかりそうで、爆破するまでに間に合わないの。」」」」


「「なるほど。そこを開けてほしいってことね。」」


「「「「そうなのよ。あなたなら、あっという間に開けられるでしょ。すぐに来られない?」」」」


「「行くのは、別にかまわないけど。じつは、今、話しているうちに、もう開けちゃったから、大丈夫よ。エネルギーシールドを取り除いて、エネルギーのクールダウンしたから、もう大丈夫。それでね、今、気がついたんだけど、中にあるコアストーンのブラックが、なくなってるわ。たぶん盗まれていて、ブラックだけがエネルギーの供給ができてなかったのね。だから、エネルギーバランスが崩れたんだわ。とりあえず、コアストーンのブラックのところに、仮のエネルギーを入れといたから、たぶん3日くらいなら、大丈夫だと思うけど、早く探して収めた方がいいわ。じゃあ、またね。」」


「「「「さすがだわ。ありがとう。」」」」


2人は、セブンタワーの正面の扉を開けて、しばらく中に進んでいくと、7つのコアストーンの収めてある蓋を開けた。すると、ブラックのコアストーンだけが空になっていた。


すると、「レインボージュエル」が叫んだ。


「わかったわ!ここにあったブラックのコアストーンは、メリディスが盗んで、今、身につけて、漆黒の美少女セカンドになっているのよ。クラリス、急いで会場に連絡して。」


すると、クラリスは、会場のヴィクトリアに連絡をした。

「今、ヴィクトリアから、そのコアストーンって、どんなものって、きいてるわ。」

「ブラックのコアストーンは、直径5㎝くらいの黒い宝石のような玉よ。」


すると、思わぬ答えが返ってきた。

「メリディスが頭に乗せてるティアラの真ん中についてるって言ってるわよ。とにかく、戻りましょう。」

すると、2人は、再び瞬間移動で、会場に戻っていった。


ちょうど、その時、会場には、巨大な赤い花が、一瞬で現れた。その花は、数十メートルはある巨大な花で、現れた途端、会場の天井を破って、ホテルの建物を突き破っていた。それは、美植物びしょくぶつオーヴェロンであった。


少し前に、メリディスから、オーヴェロンをすぐに会場に移動するように言われたゼミは、前もって盗んでいた美警察の制服に着替えると、本部に潜り込んでいった。


 すると、程なくして、各部屋で悲鳴がとびかった。そして、各部屋を軽くのぞきながら、泣き叫んでいる女性たちを確認し、美麗隊の開発チームに潜り込んでいった。


実は、その日の朝、美警察に到着した昼食にまぎれてベリディウスの実を混ぜておいたのであった。


ベリディウスの実、それは、ベリックの実に、次ぐ、次世代の悪魔の実であった。ベリックの実は、その実を食べると、その美貌のエネルギーが失われて、ベリックの元に、そのうちの1割が吸収されて、ベリックの美貌が更新される。だが、同時に、その9割は、美植物びしょくぶつオーヴェロンの元に送られて吸収され、貯蔵されていく。だが、ベリックの実が、暫定的に活躍している間、実は、美植物びしょくぶつオーヴェロンは、数十年かけて、次世代の悪魔の実、ベリディウスの実を作り出すため、体内で細胞が様々な組み替えを行なっていた。それが、今回、完成し、新たなる計画が実行されていた。


それは、メリディスの仲間であるゼミが、ビバリアレメディス世界美人認定協会のスタッフたちをあやつって、ワールドハイパービューティーコンテストを開催させ、世界中の名だたるモデルを選び出し、それに、メリディスも参加した。そして、フランソワ高木にジャッジをさせて、そのコンテストでは、途中で何があっても、決してコンテストを中止させないように、フランソワ高木をあやっていたのであった。


メリディスは、その8人のモデルたちや、他の参加者たちの美のエネルギーの吸収を1つの目的とし、同時に、ベリディウスの実を、コトールルミナス国に蔓延させて、多くの女性たちから美のエネルギーを吸収させる。そのベリディウスの実とは、これまでのベリックの実とは、全く違い、その見た目は、ストロベリーそのものであり、見た目も匂いも、味もストロベリーそのものであった。 


その上、食べても、すぐには、美貌は失われない。食べた女性の近く、1m以内に、5人の女性が近づいた時、その本人を含めた6人の美貌が初めて失われてしまう。


つまり、1人が食べただけで6人もの美貌が失われてしまうのに、1人でいるだけでは、すぐに吸収が始まらないので、なぜ、誰のせいで、吸収されたのかがわからない。それに、ストロベリーと限りなく似ているいるので、実の区別がつかないという最強で最悪の実なのである。


そして、美麗隊・特殊部隊サージのメンバーをコンテストに招いて、コトールルミナス国から美麗隊・特殊部隊を空にするという目的もあったのである。ちょうど昼食を迎えた多くの美警察のメンバーたちの泣き叫ぶ声が響き渡り、皆、動揺していて、いわゆる、美警察の女性たちは、その美貌のメンバーたちは壊滅状態も同然であった。


ゼミールは、その隙をみて、開発チームの大型の機械などを保管してある倉庫に潜り込んでいった。そこで、ゼミールは、ある一つの機械を探しだした。それは、空間転移装置であった。早速、操作を始めるゼミ。少し離れたところにある美植物びしょくぶつオーヴェロンと、自分のいる座標を合わせて、読み取ると、日本国内のエルガホテルの大会場へとセッティングをすると、その舞台上に、一瞬のうちに、転送したのだった。


早速、オーヴェロンの下に駆け寄るメリディス。

「ゼミ!よくやったわ!さあ、オーヴェロン!私の中にある、ナナのエネルギーを全部吸収してちょうだい!すぐによ!私とは、エネルギーが一体化してないから、わかるわよね!」


すると、その時、しばらく動けないメリディスのティアラに、空気弾が命中し、ブラックのコアストーンがはずれ、宙を舞った。それを、すかさず、つかみ取るヴィクトリア。


みるみるうちに、メリディスの美のエネルギーレベルが低下していく。


しかし、まだ、ナナのエネルギーを吸収させるのが終わらないメリディスは、どうすることもできなかった。


クラリスは、ヴィクトリアから、ブラックのコアストーンを受け取ると、「レインボージュエル」に手渡した。

「さあ、もう、ここはいいから、これを持って、早く国に帰りなさい。あなたには、そっちの方が大事よ。すぐ転送してあげるわ。」

「ありがとう。悪いわね。」


すると、一瞬で消えていった。


ナナのエネルギーを、すべて、オーヴェロンに吸収させたメリディスは、コアストーンを取られ、漆黒の美少女セカンドを解除されてしまい、怒り心頭となった。


「ゼミ!もう、こうなったら、仕方ないわ!これから、オーヴィラスをやるわ!」


それを聞いて、驚くゼミ、

「ええ!だめよ!あなた、このタイミングで、黒美こくび無限体に変わるつもりね!だめよ!早すぎる!今はやらないって言ったじゃない!そんなことしたら、どうなるか、あなた、忘れたの!ここまで、苦労して手に入れた2万人分の美のエネルギーを一気に使ってしまうのよ、忘れたとは言わせないわよ!」


すると、その言葉に、さらに怒り心頭となったメリディスは、

「うるさいわ!!!」


そう言うと、再び、メガ・オプティタイザーを、ゼミに向けて、浴びせると、あっという間に、消滅したゼミ。


「私に命令するからよ!!!」

すると、メリディスは、オーヴェロンから、これまで溜め込んだ美のエネルギーを吸収し始めた。今、メリディスは、どうしても、約2万人分のエネルギーが必要なのであった。


そのエネルギーを吸収する一方で、オーヴェロンに異変が起こり始めた。オーヴェロンが吸収したナナのエネルギーが膨張を始めた。ナナのエネルギーは、メリディスの美のエネルギーの吸収を知り、阻止しようとしていたのである。そして、あっという間に、膨張したオーヴェロンは、ナナのエネルギーと共に爆発し、跡形もなくなってしまった。だが、その爆発する直前に、メリディスは、約2万人分のエネルギーの吸収を終えて、とうとう、黒美こくび無限体へと、その姿を変えたのであった。


その変貌を遂げた、黒の全身は、その黒は、今まで誰も見たことがない、その深みのある色は、どこまでも美しく、そのどこまでも濃く、どこまでも深い黒。そして、それに、メリディスの奇跡のような、さらなるレベルアップした、その美貌が、その美しい黒にも引けを取らないのであった。


黒美こくび無限体とは、どこまでも濃厚な無限の黒と一体化したものであり、この世のどんなエネルギーも、限りなく吸収するという無限の力を持つ存在である。これまでは、吸収するエネルギーは、その自身に対応しているレベルのエネルギーしか吸収できなかった。しかし、黒美こくび無限体となれば、その吸収するエネルギーには、もはやレベルの違いはない。無限の黒には、限界がないためである。


それをみた、イザベラとヴィクトリアは、その美しさと共に、その反面、感じたことのない、言いようのない恐ろしさを同時に感じていた。

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