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1 -13 究極の美の称号ネオビーナス13

【クラリス VS ナナ】


すると、ジャッジを務める、フランソワ高木は、柄にもなく、少しだけ興奮を隠せなかった。こんなカードが実現するなんて、とても信じられない。おそらく、今後も、これだけの最強の対決のカードの実現は、不可能であろう。


そして、いよいよ、先に登場したクラリスから、舞台に上がっていった。。


2人に対して、まず最初に期待された、衣装については、特別に珍しいと感じるようなものではなく、その姿は、2人とも、これだけの舞台であるのに、そこまでの特徴は見られなかった。


そして、2人の対決、それは、これまでのどんな対決にも見られない、それは、静かな始まりであった。

2人は、互いに、美のエネルギーのレベルを少しずつ上げているようであったが、別人の顔になるという展開ではない。


それというのも、2人とも、すでに奇跡的と思わせるような美貌であることもあるが、なにやら、その雰囲気がなんとなく変わっていくような印象であった。


それを見ていたフランソワ高木は、いつになく、2人の対決に、不思議な印象を抱いていた。


この2人は、実に深いところで勝負をしているように感じられる。見た目だけが1番の美の比較であるのが、通常であり、ハイレベルのモデル同士であっても、その雰囲気を変えることは、非常に難しい。


ところが、今の2人は、その雰囲気というか、内面からあふれる、目には見えない何かだけが感じられる。私が、今まで、見たこともない、というか、感じたことのない美しさなのではないか、そんな気がしてならないのであった。


という、私はもちろん、他のモデルたちや、観客にも理解しかねるもので、2人だけで勝負しているようで、その勝敗の行方は、もはや2人だけに任せるしかないのだろうか。


すると、10分もたっただろうか。それは、突然のことで、クラリスが、右手を高くあげた。


「この対決は、これまでです。勝利は、ナナであり、私、クラリスは、この対決で敗北いたしました。ここに、以上を認め、宣言いたします。」

驚いたフランソワ高木は、そのあとに続いて発言をした。

「なんということでしょう。誠に申し訳ないが、なぜ、ナナが勝利したのか、なぜクラリスが敗北したのかが、私には、理解できません。」


フランソワ高木は、つい、とっさに、個人的な気持ちを発言してしまった。すると、すぐに我に帰って、発言を撤回し、言い直した。

「少し、発言を誤ってしまいました。申し訳ありません。このコンテストでのルールは、私が判断するだけではなく、どちらかが負けを認めた時にも、それは対決の終了となります。つまり、この対決は、ナナの勝利となりました。よって、クラリスの敗退となります。実に、残念ではありますが、仕方ありません。そういうことになりました。」


ついに、世紀の対決が終わった。ナナの勝利となり、クラリスは敗退となった。だが、その内容については、誰にもわからない。だが、フランソワ高木は、なぜナナが勝利して、クラリスが負けたのか、それが知りたかったのだが、終わったあと、2人に問いたが、2人は、ただ微笑むだけであった。

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