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1 -10 究極の美の称号ネオビーナス10

【美麗隊・イザベラ・モレーノ ・アリステア VS ナナ】


すると、フランソワ高木から、

「それでは、気分も改まったところで、第1次対決の最後になります、第4組目、イザベラ・モレーノ ・アリステアと、ナナの対決です。それでは、開始します。」


すると、すでに、イザベラとナナは、舞台上にあがっていた。


すると、イザベラから、

「久しぶりね、ナナ。もう、10年近くたつわね。あの時、あなた、小学生だったものね。」

「イザベラこそ、全然変わらないわね。本当に、綺麗よ。」

「そんな。あなたこそ、よく雑誌とか、テレビでみてたけど、有名になったわね。だけど、今、こうして、目の前で本物をみたら、あなた、素晴らしいわ、なんて綺麗になったの。おまけに、あなたのチェンジカラーは、もうどこでも評判ね。今も楽しみにしてるわ、お手柔らかにね。じゃあ、始めましょうか。」

「こちらこそ、よろしくお願いします。」


すると、2人は、観客の方を向いて、一礼をして、アピールを始めた。


イザベラは、ナナがチェンジカラーに移る前に、まずは、自分から印象づけようと、あっという間に、美の戦闘モードを最高の3まで上げていった。これによって、舞台上では、イザベラの印象が圧倒的になった。いきなり、ここまでのレベルアップは、驚異的な速さであり、その迫力が会場をどよめかせた。


だが、それを見て、感心するナナだが、早速、チェンジカラーを開始した。それをみて、実務は、


「コスメ、ナナは、本当に、なんというか、運までが味方してしまっていると、つくづく思うわ。この舞台上にある、たくさんの花々をみた?この状況なら、今日のチェンジカラーは、これまでにないものになるのは間違いないわね。」


すると、コスメも、

「私も、さっきまで気がつかなかったけど、今のナナの姿をみて、本当にそう思ったわ。」


 ナナが行なうチェンジカラーは、自分から、その色を作り出すことはできない。あくまでも、自分の身の回りにある色をもらって、それを自身に取り込んで発色し、表現していく。そして、その色は、発色の具合や、色合い、艶や濃さまでも、実際にある色から移し込んでくるので、周りにある色によって、チェンジカラーの質が左右されていく。そのことから、現場で、表現したい色がある時は、衣装の中にその色を含んだものにするか、どこかに希望する色のものを用意しておくのが、通常であった。


それが、今回は、このコンテストに対して、開催に際して祝福する多くの企業からの花々が舞台上に、並んでいた。それは、様々な色を放って舞台を華やかに演出していたのだが、そこにある多くの色は、花々が自然に表現する色であり、そこから、ナナが色を取り入れて行なっているチェンジカラーは、最高の発色を表現していた。ここまで、質の高い色合いは、かつてなく、感動的な発色になっていた。


すると、発色の質に応じて、美のエネルギーをアップさせていくナナは、これまでに見せたことのない段階へと踏み出していた。それは、これまでにはありえなかったハイレベルのチェンジカラーを実現させており、その取り入れた多くの色の一色一色が、花々の自然から発生している色であり、これまで、ナナが様々なものから取り入れてきた色とは比べものにならないほど、高品質であった。


それに、もともと色が持つ波動エネルギーが、ただ、物が持つ色のものと、花々が自然に生を授かった時に得た色とは、あまりにもレベルが違いすぎており、ナナは、花の色が持つエネルギーだけではなく、花の美しさの持つ美のエネルギーをも取り入れていた。


これをみて、クラリスは、ナナを探しあててから、10年にして、やっと、確認したものがあった。


「今回、花の色からも、その発色だけではなくて、花の持つ美しさまでも取り込んでしまうなんて、やはり、その血の持つ力なのね。やっと、10年にして、確信を得たわ。その恐るべき血を。」


偶然にも、その色と共に、その多くの花の持つ美のエネルギーをも取り込んでいくナナは、花々からエネルギーを奪い取るということではなく、そのエネルギーを可能な限り分けてもらい、花の美しさと同化して、花々と互いに美しさを共存する状況が生まれていた。それは、花々もナナも互いをより美しく演出させるような舞台となり、ナナの美しさは、もはや、チェンジカラーを終えて、それをさらに超えて、奇跡的なレベルになり、なぜか美麗隊のメガオーラをもすでに超えていた。


これを見たフランソワ高木は、ナナの、その姿から生まれもっている資質を見い出していた。


「この子は、もはや自分の美を、その状況に応じて、いくらでも、更新していくことができるかのように見える。それは、いったいなんなのだろう。常に、自分の美しさを相手や周りから確認して、それを上回っていくという対応を自然にしてしまうのかもしれない。それは、実は、美しさを取り入れて更新しているのではなくて、もともと大量に内在している美しさを少しずつ出しているに過ぎないのではないかと、彼女がいとも簡単に、超えていくのをみて、私は、少なくともそう感じている。それは、彼女が、コトールルミナス人とのハーフだからなのか。しかし、コトールルミナス人でも、そこまでの美の力は持っていないように思えるのだが、、、。」


そうつぶやいたフランソワ高木は、もはや、これまでと感じて、ジャッジを下した。

「それでは、この対決、ナナの勝利を宣言します。イザベラ・モレーノ ・アリステアの敗北となりました。」


すると、すでに、イザベラは、その宣言を、ただ今か今かと、待っていたのだった。


「もう、所長さんったら、やっと宣言してくれたのね。ちょっと遅いと思ったけど、よかったわ。ナナ、おめでとう。それにしても、この子、どれだけすごいのよ。まさか、日本人なのに、あの子も、美の結晶体を持っているのかしら。でも、美の結晶体を持つ私が、美の戦闘モードを最高レベルまであげても、こんなに簡単にやられてしまうなんて、いったい、、、。」


クラリスは、その結果を予想していたが、思った以上に、ナナの力を見た思いだった。


そして、もう1人、感じている人物がいた。それは、メリディス・フェリシア・マルティネス であった。


ナナ、これは、想定外のことになってきたわね。しかし、こうでなくちゃ、私が来た甲斐がないじゃない。とても楽しみだわ。


すると、ここで、ビバリアレメディス世界美人認定協会の今回の開催担当者である、ゼミール・ガルバッド・ブラスターから、


「ここで、発表があります。ここまでで、第1対戦が終了しました今、今回、まだ対決に出場していないモデル、メリディス・フェリシア・マルティネス についてですが、ビバリアレメディス世界美人認定協会からの判定により、このコンテストのトーナメントにおいて、シードという扱いになりましたことをお知らせいたします。つまり、準決勝は免除となり、最後に、残ったモデルとの、ラストにおける対決となりますので、どうかご了承ください。」


すると、会場はざわつき始めた。もちろん、これは、ビバリアレメディス世界美人認定協会からのすべての条件で開催し、その中で、優勝者やネオビーナスも、協会によって決定することなので、反発する者は、いないのだが、そのかけ離れた実力のため、シード扱いされた、メリディス・フェリシア・マルティネス とは、いったい何者なのだろうかという発言が止まなかったのであった。


フランソワ高木も、その事実を知って、不思議と感じた反面、美の見極め人としての、その血が、これまでになく、騒ぎ出したのを抑えきれなかった。


これから、準決勝に移るのだが、フランソワ高木より、この後の予定が発表された。


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