王妃をやっつけろ
「それでねマリア、王妃様が帰られたのはアレクセイ様から頂いたネックレスを取りに戻られたのよ」
コメント
・帰ったのはソレか!
・帰るのやけに早いと思った
・あの時のネックレスだよな?
・ねえアレクセイって誰?
・第三王子
・バカ王子
・クソ王子
・マリアの元婚約者
・うわぁ~マリアに婚約者なんていない
・ユニコーン暴れてるなw
「王妃様は『良い機会なので皆さんに見てもらおうと思っていたのよ!』なんて言ってたけれどドレスで勝てないから宝石でマウント取る気なのよ。きっと」
コメント
・うんドレス勝ってた!
・ネックレスを持って来たところで俺達のネックレスには勝てないだろ
・あれ?俺達ネックレスなんて送ったか?
・あ
・あっ
・あ
「そうなのよ!色々バタバタしていてスキンケアとヘアケアとドレスだけしか準備出来ていなかったのよ」
コメント
・バタバタってソフィア…
・ソフィアがゲームしてたから…
・あれが無ければ時間はあったんじゃないの
・猫獣人さんとマリアがイチャイチャしてたら間に挟まりに行かないといけなかったのよソフィアは
「そうなのよ!あの泥棒猫が、って今は仲良しなんだけどね。という訳でお母様から依頼よ!ネックレスやアクセサリーを納品して欲しいの。マリア、コメントの皆様、力を貸して!」
「それは私とコメントの皆さんの出番ね!行くわよ!みんな!」
コメント
・うぉ~!
・行くぞ~!
・やってやりますとも
「待ってマリア!どこに行くのよ」
「どこって、奥様方に選んでもらわないと」
「マリアはここに居て。白髪の老婆は表に出てこない存在なのよ」
「あっ」
コメント
・あっ
・あったなそんな設定
・せっかくマリアやる気になったのに
◎まあ俺達に出来る事をやろう
◎王妃のネックレスに負けないの送った
◎三~五万円でも良いのあるな
◎火の魔法が得意な人は赤い宝石が好きとかあるのかな?
◎水魔法使いは青とかか
◎異世界あるあるだけどどうなの?
◎黄色の宝石は土
◎緑は風かな
「なぁに?魔法属性によって好みの色?そんな事考えてもみなかったよ。う~ん、そうね確かに火の魔法を使う人は赤い服を選びがちだわ!ソフィアは水魔法だけどどう?」
「そうね、周りの小物も青系の色が多いわね。慣れ親しんだ色だから自然と選んでしまうのかしら?なかなかに面白い話ね。統計を取ってみようかしら?そうだわ!今回どのご婦人が何色の宝石を選ぶのかすぐに統計が取れるじゃないのブツブツ」
コメント
・ソフィアちゃん水魔法なんだ
・イメージどおりだよな清純清楚美少女
・清純?清楚?草草草
・ブツブツ言ってら
・ソフィア帰ってきてw
・ソフィアも考察厨だから…
◎こんな事してる場合じゃないだろ!
◎早く奥様方に渡して!
「ソフィア!これだけあれば足りるかしら?選ぶのにも時間がかかるだろうし、王妃様が戻られる前に渡さないと」
「はっ!そうね、ありがとうマリア!コメントの皆さんも。行ってまいります」
コメント
・いってらー
・これで準備は万全だろ
・あとはギャフンと言わせるだけ
・王妃をやっつけろ!
・おー!
・おー!
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