表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

3/37

お風呂配信あるか?



コメント

・街並みは中世ヨーロッパ

・エルフドワーフときたらあとは何?

・獣人

・ケモミミモフモフ

・串焼きある?食べ歩きしたい

・おまえら異世界好きだな



「ここが値段の割りに綺麗だからここの宿屋にするわ」


大通りを少し進んで宿屋が並ぶ中から選んだのは建物は古いが綺麗に手入れされている宿屋。


受付にはふくよかなおば様が居る。いや、元気なおばちゃんと言った方が正しいのがもしれない。


「はい、お嬢ちゃんいらっしゃい!泊まってくかい?一泊銀貨二枚ね。朝食も付けるならプラス銅貨五枚だよ。夕飯は食堂で好きなもの注文して食べておくれ。」


う~ん。他にお昼と夜の食事で銀貨二枚掛かるとして一日に銀四銅五か。手持ちが金貨五枚だから十日は宿屋暮らしが出来る計算か。


それまでに仕事見つけないと。


「湯浴みもするかい?ならプラス銅貨三枚だよ」


「お風呂があるのですか!」


「ある訳ないだろう、どこのお貴族様だい?水浴びだよ水浴び。タライにお湯を張るのに魔法使うから銅貨三枚だよ。水でいいなら自分で井戸から汲んでくればタダで使えるよ」


「お湯でお願いします。あと朝ごはんも付けてください。とりあえず一泊でお願いします」


「はいよ、一泊で銀貨二枚銅貨八枚ね。部屋は二階の一番奥だね。ほらこれがカギだよ。荷物置いたら下りておいで、お湯の用意するから。日が出てるうちに身体拭いちまいな。あぁ化粧落とすなら石鹸もいるねぇ」


金貨一枚を出してお釣りをもらう。


「ありがとうございます。では荷物置いてきますね」


コメント

・この流れマズクナイカ

・BAN

・センシティブ

・ドキドキ

・ワクテカ

・ちょっと男子~

・これは全裸待機



「ふぅ~泊まる所はなんとかなったわね。それにしてもこの浮かんでる箱はなんなのでしょうか?スキルだとしてもずっと着いてくるし何故か見られてる様な気がするし。それに他の人には見えてないみたいなのよね?ツンツン」


今までバタバタしていて気にしない様にしていたが気になる。


スキル『ハイシン』で出てきたと思われる黒い箱のガラス部分をツンツンと突っついてみるがフヨフヨと浮かんでいるだけで何の反応もない。


コメント

・つんつん頂きました

・かわいい

・彼女感たまらん

・お風呂まだぁ?


「スキルなら解除とか出来るはずなんだけどなぁ」


コメント

・ちょまっ

・やめて

・ここで配信止めるとかないわ

・生殺し

・なおスキルは解除できない模様

・ふぅ


「あっ登録者数あと少しで100人だ。明日にはレベル上がってコメントっていうの見られるのかな?少しはスキルの事わかればいいな、楽しみ」


コメント

・もうそんなにか

・同接は100人越えてんだけどな

・おまえらコメント何言うか考えとけよ 本人前にしたら喋れなくなるとかないよな

・……

・……

・……

・すまん

・風呂はよ

・マリアエレーナお風呂よ~

・水浴びな


「さて女将さん待たせるのも悪いですし、身体拭いてきましょうか」



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ