塩を献上?それ出来ませんよ
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・今北産業よろ
・商人ギルドに登録
ギルマスに会って商人になる事を話す
商品を買い取ってもらう事に←今ここ
・サンキュ
・ギルマスって出来る女性という感じだな
・セバスとは古い友人だって
「ではマリア様がお売り頂いける商品を出していただけますか?もしかして魔法薬をお売りいただけるので?」
「魔法薬?」
「いえ、セバスから美肌効果や髪質改善に効く魔法薬を探して欲しいと以前から頼まれていまして。何度か納品させていただいたのですが、効果がなかったようで……なのにマリア様のその髪と肌、セバスから聞いていたのとは別人のようです。なのでもしかしたら魔法薬をお持ちなのかと」
「今回は塩と砂糖で」
「そ、そうですか。今回はと言いましたよね?次は、という事ですよね?」
「ちょっと待ってください。在庫を確認します。ゴニョゴニョ」
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・スパチャで送ってくれるかって?
・まかせろ
・今は塩と砂糖が必要かとスパチャしてるだけ
・マリアちゃんが欲しい物は俺達で共有しておく
◎私女だけど、マリアちゃんが使った高いのは要らないと思うわ。二百円のシャンプーとリンスでいい。あとは化粧水と美容液と乳液これも安くていいわ。
・貴族向けに高いのとかあってもいいんじゃね
・ギルマスさんもお肌気になるのね
・セバスと同年代とは思えない
・女性の前ではこの話題出すなよ
「美容用品なんとかなりそうです。それよりハイ塩と砂糖です。確認してください」
「えっマジックボックス持ちですか?拝見します。な、なんですか!この粒の細かい塩と真っ白な砂糖は!これは私が買い取りますから味見をさせてください。失礼します」
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・さすがギルマス仕事が早い
・躊躇なく舐めた!
「これほどの塩だなんて。なんて口溶けの良さ。それに苦味がない。砂糖もまろやかですっきりとした甘さと溶けるような舌触りが魅力的すぎる!これは王様に献上するべきだわ!そうね、そうしましょう」
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・話が大きくなってきた
・それほどの物か?
・一キロ二百円の品だぞ
・どうするマリアちゃん?
「王様に献上?それ出来ませんよ。だって私は精霊様との誓約で北と東区には関われないのだから。それが商品だとしても北と東区には持ち込めないの」
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・あったわそんな設定
・これざまぁ案件
・ワクワクしてきた
「王族の後ろ楯が取れないなんて、あのバカ王子なんてことを。ならウチが買い取る?ところでマリア様、おいくらでお売りいただけるのでしょう?東区なら金貨二枚出すのでしょうがウチでは金貨一枚がギリギリかと」
「銀貨一枚でどうですか?」
「ひとつ金貨一枚銀貨一枚ですか。さすが商人をされるだけありますね。交渉術というものが」
「いえ、銀貨一枚です。ただの銀貨一枚!」
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・ポカーン
・ギルマスのポカーン顔いただきました
・銀貨一枚はやりすぎ!!!イタズラくんかよ
・コロコロw
・なつw
・懐かしいな
「はっ!失礼しました。銀貨一枚ですか?それではマリア様の利益が無いのではないですか?」
「私の儲けはなくてもいいのです。そのぶん街の人たちが住みやすい世界になってくれればと。たとえば銅貨二枚で塩の効いた串焼きが食べられるとか。そういう商人を目指しています」
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・目指していますキリッ☆
・コレが言いたかったの
・練習したもんね
「はい?代わりにホーンラビットの角?スライムの核?大量に?」
「あまり詳しいことは言えないのですが、取引先の方々がそういった物に興味がありまして。魔物の素材等と物々交換の方が喜ばれまして。できればそれでお願いします」
「分かりました。ですが後ろ楯はあった方が良いかと。西区のデネブ侯爵家には話を通させていただきますね。目を付けられた時に頼れるように。いやそれより侯爵家が買い取ってギルドに卸したほうが」
「デネブ侯爵家か、学園で一緒だったソフィアちゃんの実家だ」
「ソフィア様とお知り合いなら話は早いですよ。すぐにでも先触れを出しておきますので、明日の朝一番にギルドまで起こしください。いや馬車を宿屋の前まで出しておきますか?」
「いやいや馬車とかいらないですから!」
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・宿屋の前に馬車
・ボロホテルの前にリムジン
・うまいな
・校門の前に高級車
・お嬢様出てくるヤツ
・渋谷駅の前に犬
・ハチ公な
・モヤイ像