表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/10

ユーカリの誕生日

今日はユーカリの誕生日です。

彼も苦労人ですが、こういう日ぐらいは笑顔でいてほしいですね。

「兄様、食堂に来てくれませんか?」

 シンシアに呼ばれ、ユーカリは首を傾げながら食堂に向かう。ニコニコしているが、どうしたのだろうか?

 食堂に着くと、そこには大きなケーキやユーカリの好物が並んでいた。

「……これは……」

「今日、誕生日なんでしょ?ユーカリ」

 恋人であるアイリスが微笑みかける。

「ほら、早く来て」

 義姉であるアネモネも笑顔だ。それを見て、胸が温かくなる。

 大切な人と、姉と、妹と。皆から祝われるだけでも夢だと思っていたのに、その三人にも祝ってもらえるとは思っていなかった。

「これ、誕生日プレゼント」

 アイリスが箱を渡す。それを開けると、青いバラが刺繍されたハンカチが入っていた。

「……ありがとう」

 ユーカリはその幸福感に包まれて、笑った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ