039 誤解は解けたかな?
こんばんは遅くなりました。
お読み戴いて有難う御座います。
「それで、どうして女性用シャワールームに男性が?」
凄い剣幕で怒って居られますね~。
因みにわたくし未だ土下座中。
「えっとえっと、こちらのアンディさんを匂うからシャワーをと来たの。」
「落ち着きなさいな。ギルソウカが案内してきたのね?」
「ごめんなさい。うっかりいつもの通りにシャワールームに来たから女性用って忘れてたのー。」
あの~この娘、ドジっ娘普段からみたいですね。いまもわたくしの名前間違ってますからね~。
「あの~もうお着替えはお済みでしょうかね~?それと、わたくしアンデーンスと申します。以後宜しくお願い致しますです、はい。」
「あら、この状況下で挨拶出来るなんて中々肝が据わってるわね。良いでしょう、ギルソウカのミスですし、その態勢なら以後は視てない様ですね。とりあえず貸しにしておいてあげましょう。」
「トウカちゃん本当にごめんなさい。」
「まったく貴女って人は。いつまでたってもオッチョコチョイなんだから。っと、そこのあなた、アンデーンスだったかしら、もう立ちなさいな。」
ふう~、どうやら痴漢→逮捕→牢屋?のコンボは回避出来そうです。(注※作者が後書きでいらん事を書くので、牢屋?回だと思われた方が居られますでしょうが、わたくし前世での痴漢冤罪で牢屋恐怖症なんですので全力回避させて頂いた次第です。)
「有り難う御座います。トウカ様ですか?この度は手違いとはいえ、ご迷惑をお掛けしました。心よりお詫び申し上げます。」
「この娘が呼んだのは私との愛称です。私の名前はトゥーランカルーです。以後気を付ける様に。」
「ははっ、これは度々に失礼をばトゥーランカルー様。ではこの場は女性用故、わたくしはお暇させて頂きたく宜しいでしょうか?」
「ああっそうでした。アンデーンスさんは隣の男性用を使ってもらわなければ。」
「はーっ、仕方在りませんわね。ギルソウカ、とっとと案内しなさい。先程も言いましたが貸しにしときますから、いずれ何らかの形でね。」
「はっ、有り難う御座います。でわ、これにて失礼します。ギルソウカさん宜しいでしょうか?案内の続きをお願いしますね~。」
兎に角、一刻も早くここから立ち去りたいので、彼女をせかします。わたくしの靴を棚から下ろし、彼女のもついでに並べて置きます。トゥーランカルー様の気が変わったら困りますからね~。
「はい、アンディさん。あっ靴を有り難うございます。」
いやだから、名前間違ってるって。訂正すべきかスルーして後から言うべきか?一瞬いらん事を考えてしまいました。
「あっ、キャッ」
「へっ?おわっ。」
靴を履く際に踵でも踏んだのか、ギルソウカさんの声に反応して顔を向けたら、彼女がヘッドバットの態勢で突っ込んで来て、思わず手を出しましたが勢いに負けました。
ブチュ
ラッキーすけべ発動です。
彼女の唇がわたくしと仲良く重なって、そのまま後ろに倒れました。そしてその後ヘッドバットが炸裂!!
おかしいな?二度も発動予定は無かったのに。
次回はサッパリ清潔かな。