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038 ラッキーすけべ発生?

遅くなりました。

ちょっと台風の影響でバタつきましたが、皆様御無事であります様に。


ヒョイぱくっ、ヒョイぱく。


見る見るうちに消えるパン、流し込まれる様に消えていくシチュー。フードファイターって凄いな~。


ってちゃうがな。彼女は多分兵士なはず。だよね?


「あの~。わたくしのお迎えの方でしょうか?」


「うん?モグモグ、あっ、そうでした。ちょっとまって下さい。後少しですから。」


はあ、別に何所に行く宛も無いのでいっこうに構わないのですが、お仕事的に大丈夫なんでしょうかね~。


「はい、ご馳走様でした。オバチャンありがとです。」


「あいよー。そろそろにいちゃん連れて行ってあげなー。少し匂うから綺麗にしてやりなー。」


え?マジですか~。自分では判らないってよく聞きますが、まさか自分自身の身に起こる日が来るとわ。

常に部下からのオッサン臭い~発言を気にしてデオドラントや体臭改善サプリメント愛用のわたくしが・・・匂うと言われる日がやって来るとわ。ショックですね~。


「早急に水場に御案内を御願い致します。」


「ひゃっ、突然に何ですか?ビックリしますよ。」


「いえ、ですから体を洗わなくては。」


「はいはい、落ち着いて下さい。隊長からの指示には在りませんでしたが確かに・・・ちょっと、ね。了解しました。シャワーを浴びる分には大丈夫でしょう。案内しますので、付いてきて下さい。」


おおっ、ギャル曽〇さんはマジ天使ですか!優しくてわたくし目から汁がこぼれ落ちる寸前ですね~。


「有り難う御座います。わたくしアンデーンスと申しますが、ところで、どちら様でしょうかね~。案内をして頂いた門番さんはどちらに?」


「ああっそういえば言ってませんでしたね。門番をしていたのはホークマ小隊長です。私は同小隊のギルソウカです。小隊長は門番の時間が未だ残っておられますので、私が案内を引き継ぎました。後程小隊長もお見えになる予定です。」


「これはご丁寧に有り難うございます。しかし小隊長さんとはえらい案内が緩いのですが宜しいのでしょうかね~?」


「沢山食べる人に悪い人は居ません!そうでしょう?」


いや、返答に困るルールを出して来られましたよ、このお嬢さん。一応肯定しときましょうかね~。


「その通りですよ、あの料理を前に残すなんて考えられませんね~。たいへん美味しゅうございましたからね~。」


「そうでしょう!オバチャンの料理は最高です。」


「ところでどちらへ向かえば宜しいのでしょうか?」


「こっちです。」


てくてくと数十メートル程路地を右左に進みますが、宿舎?っぽい所から抜け出せませんが?


「あの~この道で宜しいのですか?先程も通った様な?」


「えっ、大丈夫です。この建物の・・横に・・っと、在りました。いつもは反対の訓練所から来てるのでちょっと大回りになりましたが、ここがシャワールームですよ。」


やはり、迷ってましたよね?ドジっ娘属性ですか?大食いキャラだけで十分だと思いますがね~。


「では使い方を説明しますので、一緒に中までどうぞ。」


ガチャ ギー モワッ


「靴はそこで脱いで下さい。で横の靴棚に整理整頓を心掛けて並べて下さい。」


ヨイショ で、靴をギルソウカさんの横に置きまして


おやっ、他にも靴が置いてありますね~。しかもキチンと置いておられます。中々に規律正しい軍の様ですね~。


「では、シャワーの使い方を・・・」

「ギルソウカ?貴女また靴を脱ぎっぱなしにして無いでしょうね?」


キィっとシャワールームの個室扉が開いて上は裸、下はパンツ姿の美女が頭を拭きながら出て来られました!


ラッキーすけべ発動です。

おおっ、脳内カメラ起動→ピント調整→連射

カシャッカシャッ

えっ、ほんまに撮れたの?


「キャー!誰よコイツ!」


「ちょっとまった~。ギルソウカさん、ここは女性用ですか?わたくしは男ですが?」


「えっ、あっ、しまった。」

「ちかん・」

「だから、誤解です!落ち着いて下さい。お願いします。」

わたくし必死です。お巡りさーんこっちですは避けたいので、土下座。


「トウカちゃん、ごめんね、間違えて案内したの。」

「とりあえず何か羽織って下さい。そしたら出て行きますので。お願いします」


「えっ?あっ、判ったっ、ちょっと待ちなさい。」


ふ~。何とか叫ばれずに済んだようですね~。

いきなり痴漢冤罪は御免被りますね~。


次回は牢屋に入る?

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