028 さらば村よ、有難う
お読み戴いて有難う御座います。
一服がてら飴を舐って頭を捻りますが、先程の数値は大変気になりますね～。
そもそも魔法を行使するには体内から魔力を消費します。
すると、魔法が具現化して結果的に魔法として成立します。しかしながら、結界設置は日記によると全体で作動し、最初こそ呪文が要るみたいですが、後は常設でエネルギー補給をすれば魔法使いは不要でしたね～。
だとすると、共通項の-1や10が継続の条件なんでしょうかね～？この辺はメモに残し改めて勉強する機会を得るべきなんですが、何とも歯痒い状態ですね～。
さて、日記からの情報が正しいならぱ、近いうちに雨との事です。そうすると、わたくしは早めに衣食住の食をゲットしなければ飢え死にしてしまいますね～。
此処に衣食住の内二つは在るのに一つがないだけで去らなければ為らない悲しみですが、冗談抜きに西を目指すのは決定ですね～。
次にそろそろ身分というか生い立ちを思案すべきですね～。この見た目なら現地の人間設定ですから、良く在る田舎から出て来たか遺跡から飛ばされたの二択で良いと思いますね～。
とりあえず、ミックスして田舎育ちで近くの洞穴を探索したら罠に掛かって森に飛ばされたって言う設定で行きましょう。そして、田舎では薬を作ってたとしましょうかね～。
そろそろ夕暮れですので、結界設置を掘るのは諦めて明日一番で出発に向け休みましょう。空腹を紛らわす飴がドンドン減るので、寝ないとヤバイですね～。
棚に掛けてあった布を拝借 もとい 戦利品として、ヤカンと予備の着替えを包んで、準備完了ですよ～。
う～ん、何か忘れている？薬研と両手包丁は欲しいけど嵩張るし、鉄製の乳鉢もちょっと無理だし、金床は無論置き去り決定ですからね～。
あっ！鑿と鉈の刃欠けがあれば武器になりますね～。ちょっと獲ってきましょう。
ついでに小さめの錬成陣を作って、鑿を鉈の欠けた部分に錬金術で補っておきましょうかね～。
多分出来るはずです。
閑話休題
結果としては時間が掛かりましたが成功しました。過程としては、鑿を分解出来なかったので一旦持ち手の木と分離して、鉈の上に乗せる事で刃の一部分と認識出来る様になり欠けを補えました。
素材を離して置くと形状次第では融通が利かないみたいですね～。ハガレンの主人公はチート過ぎますよ～。
しかし、わたくしと目指せば行けるかも知れませんね～。経験の蓄積は成功のショートカット機能ですからね～。
武器ゲットで疲れたのでお休みなさいませ～。
朝ちゅンは、有りません。何故なら鳥も居ないんですからね～。
二日間お世話になりましたが、わたくし食糧を求めて旅立ます。結局この村の名前は不明でしたが、名も無き村よ、有難う御座いました。
お陰様で地面に寝なくて済みました。本当～に感謝しております。いつか再び訪れるか どうか解りませんが、来られる日が来たのなら、そうだ、門を修理して御礼とさせて頂きますね～。
でわ出発ですね～。
次回は隣の村？付近です。
異世界あるあるで、鉈を所持するのは定番かな？と。使うかどうかは不明ですが。
