018 集落ぽい所?
お読み戴いて有難う御座います。
お忘れかも知れませんが、わたくし風魔法使いです。
しかし、杖には見えないお手製の槍とジャージ着用者。更にはボストンバッグをランドセルみたいに背負ってるこの姿。日本なら確実に通報~職質まっしぐらですね~。
なので、見た目は冒険者か逃げた盗賊、魔法使いには全く見えない。
だから、ボーラを持って完全に相手を騙す、そして風魔法で対処しつつ→逃げるべきでしょう。ぶれませんよ?
最初は歩きましょう。見知らぬ大地とは言え、大いなる第一歩ですから感動を得たいと思いませんか?
十分程度歩いて、感動は充実しました。ステータスの体力と力を信じ走り出します。
目視で三キロ弱でしょうか?集落ぽいのが見えました。わたくしのジャンプで視たときは遙か彼方でしたが、歩めば近付くもんですね~。
しかし、周りの状態ですが、草原の中に石やら小岩やらゴロゴロしていて満足に走れませんでした。
森に近いのに誰も住んでないのは不思議でしたが、これだけ障害物が在れば仕方が無いですね~。
さて後数百メートルですが、中々に立派な囲いっていうか岩垣の集落ですよ。
ですが、風化?的な汚さと申しますか雨ざらしのキツさ的な趣です。
はい、素直に廃れてると云います。サーチで確認しても赤点無し。
門番みたいな方はおられますかね~?
とりあえず声を掛けてみましょう。
「すいませーん、怪しい者では無いつもりですが、何方かいらっしゃいませんかー?」
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・・
・・・
エーッと、見ても解るんですが、人気が有りませんから。
一応お約束的にサーチ結果で赤点か無いけど、ひょっとしたら人が居るかな~?等と期待しました。
改めて子供以上の大きさの生き物がいるか?と期待を託してサーチをもう一度。
結果、反応無しで、廃村決定です。
遠慮してもしょうがありませんから、門の跡らしき所?で槍を構えつつ、そーっと廃村にお邪魔します。
開拓村でしたのでしょうね。崩れてはいませんが、一つ大きめの建物と八戸の小屋跡らしき掘っ立て小屋が有りますが当然何方の気配も有りませんでした。
但し、血の跡が無いのと骸骨が転がって無いので、襲撃後では無く閉鎖の様です。
ちょっとだけ安心しました。
これから盗賊団と戦闘なんてゴメンですよ。
小屋跡は見たので、期待の高まる建物探検です。
入り口からこんにちは~。
どうやら村長宅では無く、集会所兼倉庫的な建物でした。
考えてみたら、八戸だとリーダーは居ても村長宅を作る暇が無いですね~。
一つだけ立派なんこしらえたらひがまれますしよね~。
一旦廃村中心に来まして、今度は野生動物をサーチして捜しましょう。
うーん、居ませんね~。
何故なんでしょう?鼠や猫、狸か狐さん辺りは住み着いてもおかしくないのに?
到着したが、未だ人に逢えず。
次回はその謎解きに迫るって程のもんでは有りませんが、廃村に泊まらせていただきます。