師化たの鹿だ
梅雨が始まる6月のことだった。ぼく、師化たは成績普通、運動神経普通、アソコの大きさ普通の何処にでもいる男の子だ。普段は男子とふざけて遊んでいて女子といることが少なかった。だがまさかぼくに好きな子ができるなんて誰も想像していなかった。
6月3日、今日は席替えの日だった。ぼくのクラスは隣が男女混合でなければなかった。ぼく的には、友達が近ければいいなあと思っていた。そして席替えの結果、周りの男子はみんなオタクで話がマニアックな人でした。ぼくはとても辛かった。だが、そんな時隣の子が「よろしく!」と声をかけてきた。その子は初めて同じクラスになった子で初めて話しをした。その子の名は佐々木あかり。彼女は、身長150センチくらいで見た目はほぼ中学1年だ。自分の悪い癖で思っていたことをつい口に出してしまい「お前ほんとに中学3年か?」そしたら「はーお前にいわれたくないわ べーー」「お前にいわれたくないわばーか」………自分もガキだった。思わず笑ってしまった。そして、それと同時に今までに感じたことのない気持ちになった。自分の心が少し温かく感じた。
それからは毎日、彼女と話すようになった。そこそこ頭も良かったので授業の時は助けられた。そして6月なかば、ぼくは体操部部長だった。夏の中体連が近づき、部活動そうこうかいが行われるためその打ち合わせが行われた。その時、あかりもいた。あかりは吹奏楽部の部長だった。そして、部活動そうこうかいのセリフを考えてる時、彼女がやってきた。「全然浮かばなーい。私こういう文作るの苦手なんだよなー」意外だった。普段、勉強はほとんど俺よりも上で頭も良かったのでこういうのがスラスラかけると思っていた。「まじで!俺もう終わったに。こういうの苦手とか、意外だわー。俺終わったから部活いくわ。」ぼくはそういって体育館へ行った。部活が終わって帰ろうとした時、クラスメイトの女の子が「あかりが君を探してたよ」と言った。ぼくは昇降口に向かって走った。そしたらそこに彼女が立っていた。
続く