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ヴァルハラ×エデン  作者: キース
【第二章】 約束の場所
9/14

宴会パーティー

5月3日 日曜日


今日は憲法記念日だ。せっかくの日曜日なのに、天気は曇り空。小鳥が木の上にのっかり餌を食べている。まだ夏じゃないのに蒸し暑い。


曇りだからいくらか涼しくなると思ってたのだが…


この雲を見るとこの前の戦いを思い出す。視界が悪く、それに熱かったのを今でも覚えている。


あの戦いから大体2週間経ったがまだテレビのニュースでも報道されてるくらいの騒ぎとなっている。


インタビューを受けたときはただの喧嘩としか言ってないため、テレビ取材の人達もマスコミも知らない。


知ってたとしても信じてくれる確率が少ない。そもそも証拠というものがない。あの熱さだって僕が住んでいるこの町にしかいってないからこの町に住んでいる人達に聞いてみようとしてみるが口を固く閉じていて何も話してくれない。


中には家が無くなったというのもある。焼かれたあとがあるみたいだが…


ある家には防犯カメラが設置してあり、証拠映像を流してみたが、これはCGだろうとみんなが言った。


そしてこの事件は段々と耳にしなくなった。

そう、あんなにあの時は頑張っていたのに俺がテレビに出ないのはおかしい、俺は一生懸命戦った。地球を守りたくて!


なのに誰も信じてくれないのだ。もう人なんか信じるか!!大体みんながいるせいでこういうことが始まったんだ。最初から生まれなければこういうことは起きなかった。


たくさんの命が亡くなったというのにそれを全て火事の件にして事件を片付けてしまう警察も許せない。全てに…


気づいたら俺は1人だった。

外を見ても誰もいない。妹だって、キースだってどこにもいないじゃないか。最初から俺は1人だったのだ。そう、全ては俺の妄想


俺の脳が見せた幻覚だ。大体神々が地球に来るなんておかしい。この科学という進歩した世界の中で魔法という矛盾があるのもおかしい。


「兄ちゃん…」


流石にこれが夢ってことはないよな、夢落ちなんかないよな


「兄ちゃんってば」


どこからか妹が呼んでいる声が聞こえる。部屋中の扉を開けたが見当たらない。声が段々と近づいてくる。


「兄ちゃん!?」


「うわぁぁああ!」


はっ!なんだ…夢か……

くっ…力が入らない。


「あら、足を打撲してるわね、大丈夫?何があったのか知らないけど、とりあえず湿布持ってくるからじっとしてて」


足が痛い…なぜ怪我をしているんだろうか

した覚えはない。が、軽症でよかった。


「あ、買い物行くから留守番お願い!湿布切れちゃったから」


妹に留守番を頼まれた。俺はベッドから立ち上がることができない。病人のようにすっかりと衰弱している。足だけじゃなくて全体が衰弱ような気もする。


ノック音が聞こえる。恐らくキースだと思う。どうぞ、ドアに向かっていうと出てきたのはやっぱりキースだった。


「いきなりきてどうした?」


「ちょっと君のステータスを見せてくれ、手を僕に向ければいい、そうそう」


俺の頭の上に何か見える。これがステータスというものなのか


ハヤト 種族人間 Lv.1


力が不足しています

知力は人並みです

魔力はありません

耐力は若干あります

速さは人並み以上です

運はないです


状態異常 衰弱


随分と適当なステータス機能だな。でも最後に状態異常が衰弱っていってたからこれが原因だったのだろう。


「直ぐに治すから、じっとして」


キースはバックの中にあるポーションみたいのを取り出すとそれをコップに入れて


「これを飲めば衰弱が回復できる、暫く安静に。」


まるで医者のようだ。科学的な治し方じゃなく魔術的な治し方。魔法を使って治す。まさに最先端技術。


「それに、妹が湿布を買うといって出かけたでしょ?治したからって言っとくね」


キースは急いで家からでた。それにしてもこのポーション凄い。なにで作られているんだろう、地球上にはない物を使っているに違いない。


そういえばもう3時か、宴会の準備をしなくては



「宴会ってどこでやるの?」


と聞いてきた。まだそのことは言われてないと思うけど…さっき聞けばよかったかな


「場所は地球じゃないと思うよ、宮殿かな?」


「宮殿か〜…行きたいなー」


実は宮殿に行くのは初めて。どういうところなのか、外国にある宮殿とかと似てるのかな

こっちの世界とあっちの世界は結構似てるっていうし


「でも行き方がわかんないんだよ」


どういけばいいのか、一般人の俺にはわからない


「宇宙でしょ?スペースシャトルで行けばいいのよ、ね」


スペースシャトル…何時間かかるのやら、でも魔法が発展してるとこだからまた別の乗り物とかに乗るんだろうね、空飛ぶ馬とか…はないか


「まあまだ時間あるしすこし家で待機してよ」


4時間あるし、あっちに何時に着くか知らないけど


ピンポーンと玄関のチャイムが鳴る。開けてみるとキースがいた。ちょうどいいところに来てよかった


「あー、宴会のことだけど、このワープホールを使って行くんだ、時間はそんなにかからないけど、歩くのに1時間あるからね、もうそろそろ行こう」


ワープホールがあっても結局歩くのか、まあ1時間だしいいか


ワープホールの中に入る なんかブラックホールに吸い込まれていくようだ、辺りが段々光に包まれていった



光の星


この宇宙全体を支えている星である。首都はスフィリア、帝国とも呼ばれており人口は約2000万人、広さは日本と変わらないくらい


魔法が主に発展していて、武器屋・鍛冶屋・宿屋・雑貨屋・本屋・魔導具屋がある。


「地球とあまり変わらないね」


中世の建物がたくさん建っており、場所でいったらフランスとかドイツっぽい。魔法が発展してても建物は一緒なのか


「そうだね、僕も地球に行ったときは驚いたよ、似てたからね。」


今思ったことだが、時間は一緒なんだな、ケータイは繋がんないけど圏外とはいってないし、魔力がある影響なのか…


花に囲まれた道、この先にヴァルハラ宮殿があるという。こっからでも先端部分のとこが見えるのがわかる。周りにはオーディンが愛用している馬が飛び回っている


「あと30分くらいで着くよ、この坂道辛いから気をつけて」


結構な坂を登っていく。一応この坂、敵が来れにくくするためにわざわざ坂にしたんだとか、 登りにくい。アスファルトでできているわけじゃなく普通の石をレンガ状にして敷き詰めた感じ


道の端っこには川が流れていてとても綺麗だ

見たことのない花や木、動物がたくさん


「この黄色の花なに?」


「それは、状態異常 麻痺状態のときに飲めば回復する花だよ。」


なるほど、状態異常回復の効果があるのか。他にもしらない花ばかりだが、急がないと時間がないから歩きながら


「これは?」


「それは毒消しの効果かな、解毒剤として主に使われているよ、毒になってないときに飲むと耐性が少しつくよ」


ほうほう、それは凄いな、少し取っておくか

匂いはあんまりしない。食べてみるけどそこら辺にある雑草の味(食べたことあるんかい!)


「もうそろ着くよ」


おお、素晴らしい…


あまりの素晴らしさに声が出ない…

だがどっかで見たことのあるような宮殿だ。初めてのような気がしないが


「あれに似てない?あれ」


妹も気づいていたみたいだ


「地球にもこんな宮殿あったな」


場所はヨーロッパ、おっとこれ以上言わないでおこう


「ようこそ、ヴァルハラ宮殿へ。さあさ、宴会はもうすぐ始まるから入って」


ホールの中に入る、かなりデカい、窓はステンドグラスで電気はシャンデリア。床はコンクリートのようなもので壁には彫刻や壁画、像などがある。


2階にいくには螺旋階段を上らないといけないのだが1つ疑問がある。螺旋階段の支える柱がないこと(地球にもそういう螺旋階段があるが原理はまだわかってはいない)


2階には上りたくないな…


「2階に宴会専用の部屋がありますのでこの螺旋階段を上りましょう」


フラグ回収しました


まあ上っても落ちるわけでもないしいいか


部屋に着くと既に他の神々達が座っていた。


「結構いるなー」


200人はいると思う。


「君たちはここに座って」


案内された席は前、ってことは俺ら主役ってことか。キースもいるし


「では、宴会を始めよう。カンパーイ」


カチンという音が部屋中に鳴り響く。俺らは未成年だからもちろんジュース、と思ったが酒だった。この星では15歳から酒が飲めるらしく成人年齢が17らしい。


結婚年齢とかも特に決まってないという…


「私は酒飲まないわ、体に害があるし」


確かに飲むのはやめたほうがいいな、ジュースにしよう。


「えー、さて今回の宴会だがもうお分かりだろう。スペシャルゲストを2人呼んだ」


オーディンに立って自己紹介をしなさいと言われ2人は立ち上がり、


「お、俺は地球からきたハヤトです。」


簡潔過ぎたかな?と思ったが、みんなノリがいいのか、口笛を吹くやつもいる。少しほっとした。


「私も地球から来ました優那といいます。趣味は料理です。」


(嘘つけ!)


「いたい!」


っち、今の聞こえてしまったか


「では、スペシャルゲストの自己紹介も終わったところで次はキース」


キースは立ち上がりオーディンの元に行く


「キース、君は地球を救った。そしてハヤトもだ。君たちは立派だ、この称号を称えよう」


貰ったのは、紙切れだった。そこには地球を救った者と書かれてあった。


「地球を救ったおかげで他の星からも感謝祝いがきたんだ。なにせ、地球は唯一人類や生物が生きていて、水も素晴らしく綺麗で神秘な星だからな」


これでまた平和に戻る。でもまだまだなにか、もっと大きな事件に巻き込まれるような気がする。でも今はたくさんの神々たちがいて守ってくれるだろう。



地球に戻るとニュースで、この前の事件のことをやっていた。


あれは火事や事故じゃなく、宇宙からきた謎の生命体が侵略をしようとしたに訂正された。そして、俺の名前がそこには書かれていた



でもこの事件はすぐに世間から闇のように消えてしまった。


ダース星の王女たちは、元々あんなんじゃなかったらしい。なにか呪いがあったとかそういうこと。


確かにダース星の王女たち以外地球を侵略するものたちがいなかったし、でも一体だれがなんのために…



もし呪いなら………













二章は話結構長いです


書いた部分2000文字あったところが全てエラーで消えましたのでやり直しをしました。話を結構変えてます

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