エデンの園へ!!
「ぼくは、一旦ヴァルハラに戻りますが、皆さんはどうしますか?」
僕はテーブルに置いてあるコーヒーを飲みながら質問をした。
「どうするも、何も出来ませんし俺たちはキースさんが応援を呼んでくるのを待ってるほかはないですね。それと、周りの近所の人たちにもその話をしてみあます。信じてもらえるかわかりませんが…」
「わかりました、すぐに戻ってきますのででは」
急いで戻らないと、とりあえずオーディンに報告しなければ
ヴァルハラ宮殿
オーディン視点
そのころオーディンはたくさんの神々たちを集め、作戦司令部室で会議を始めていた。
「えー…まず今回負けた理由についてだが、相手が強いというのもあるが、1つ弱点を持っているらしい、それが地球にあるらしく…」
ドンっと、突然ドアが開いた。青い髪をしてひどく疲れきった顔でやってきた。そう彼はキース。彼に地球にいってその資料とやらを頼んできたのだがちょうど良いところに来た
「おお、キースか。もう資料を手に入れたのか」
キースはいや違うという顔をしていた。なんだか様子がおかしい。キースはやっとのことで口を開いてこういった。
「地球に…地球に今ダース星の人たちが来ています。どうやら侵略をするようです。それで今報告をしようと…」
な、なに?!ダース星が…しかしなぜ地球にやってきてるんだ?特に要はないと思うんだが
が、相手はダース星…何を考えているのかわからない。
「とにかく、地球に来てください。場所は日本ってところです」
「わかった、すぐ行こう、みんな準備はできてるな」
みんなは、相手がダース星ということもあって、かなりの緊張感を出しているのがわかる。
「では行くとするか」
オーディンが歩こうとしたとき、フレイという者に呼び止められた。
「まて、相手はダース星。下手をすると私たちより勢力が高い、そのものと勝てる自信があるのか?」
確かにムスペル国との戦いでも負けてるし、ここは同盟を組んだ方が良さそうだ。そういえばこの宇宙の中心にはエデンという星がある。彼らに頼めばよかろう。
「よしエデンの神々達にこのことを伝えよう。もしかしたら同盟を組んでくれるかもしれんし、エデンはダース星を憎んでるだろうから」
オーディンは椅子から立ち上がり、テーブルの上に置いてあるステッキを持った。よぼよぼの身体のかわりにはピシッとしている。彼の目はキラキラと輝き、まるで宝物を手に入れたかのような感じだ。
「キースさんはどうしますかオーディン様、そのまま地球に行かせるか、それとも帰らせるか」
「いや、キースも一緒についてきてもらうことにする。今は人手不足だから1人味方が増えるのはありがたい」
「はい、僕も同行させていただきます」
キースも珍しく緊張をしているようだ。相手はダース星、ムスペル国よりはましだが、数はかなり多い。油断は禁物だ。
「では行きますかエデンの園に」
エデンの園はこっから近い、ワープホールを2つほど渡っていけば着くはずだ。エデンの園はこの宇宙『ユニバース』の中心的位置にあり、地球人でいうブラックホールの中にある。
ブラックホールは吸い込まれると圧力で跡形もなくなるくらいに圧縮させると言われている。もし地球が吸い込まれたとすると、普通サイズのりんごの大きさになるという。人間なら蟻以下の大きさだろう。
想像するだけで鳥肌が立つ
「ここのワープホールを2個ほど乗ってけばいける、よしいこう」
エデンの園
「おや、大勢でやってきてどうしたのかね、もうムスペル国を倒しきたのか?それともこれからか?」
笑いながら明るく出迎えてくれた彼の名はケルプ、ここの番人をやっている。いつも宙に浮いており瞬く間に動くのですぐに見失ってしまう。
「いや、じつはまずいことになったんだ。ダース星が地球を侵略するらしい。しかも、重要書類も探しているらしくもし見つけられたらどうすれば…」
「うむ、それはまずいことになったな、あの重要書類を見つけられたら地球どころか宇宙にも影響をだすかもしれん。よし、すぐに援軍を送ろう」
ケルプはポケットからトランシーバーを出すと仲間のに連絡を取ると、OKサインを出した
良かった…話の内容を理解してくれたようでほっとした。
しかしダース星か…ムスペル国よりは強くはないが油断は禁物だ。もし既に重要書類を手に入れたとしたら用心しなければならない。
オーディン達は1回ヴァルハラ宮殿に戻った。このことを報告するためだ。それに、作戦なども決まってないし、メンバーもまだ集まってはいない。キースもこの戦いに参加してくれるらしいし、少しはましになるだろう。
「まず、ヴァルハラ軍側のチームを発表する」
ヴァルハラ軍として出陣するのは以下のメンバー
◎オーディン、フレイ、フレイヤ、スレイプニル、トール、ティール、ヘイムダルなど
エデン軍として出陣するのは以下のメンバー
◎ケルプ、ソロネ、土のゴーレム達
その他
◎キース
以上のメンバーだ。ラグナロク戦よりは人手不足だがエデンがこっちについている。もしなにかあったらとアダムやイヴ達にも連絡は
してある。
「よし、ではいいか、これよりダース星に宣戦布告をする。ヴァルハラには援軍がいる。この作戦を『ヴァルハラ×エデン』の作戦と呼ぼうじゃないか」
おー!、とみんな盛り上がる。いよいよ始まるのか、少し緊張したせいか、手汗がひどくなってきている。でもこちらには色々と味方が沢山いるし、今回はキースもいる。
「では、いざ出陣!!」
地球までのワープホールを開放させるとみんなは一斉にそこへ駆け込んだ
ここでタイトルの意味がわかると思います。