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第15賞 衝突か否か?

衝突か?李は馬上で後ろを振り返り、一瞬、ゆっくりとコマ送りのような映像が目に飛び込んでくる中、考えていた。

我が国は何で姑息な手段で勝とうとするのか。一度ならずも二度も。

ハオハオメイメイは世界一の競走馬なのに・・。

もしかして、私が教育(洗脳)されてきた中夏が行う反日教育とは、中夏協調党が、ただ、日本が怖かっただけで仕掛けたことかもしれない。


その時、マーズは、ぶつかるのではなく、ハオハオメイメイの頭上を飛んでいた。

北海道の恐怖の家(厩舎)で受けた扱き(200cmのバーを飛び越える練習)が役に立った瞬間だった。

おい、おい、おぃぃー。ペルドはマーズの身体の中で恐怖で叫んでいた。騎手の源太も「ゥッハアー。」と声を発し手綱にしがみ付いていた。


マーズが飛び降りた際に李の哀れな最後が訪れていた。李の眼前ではイダテンヤリオルの後ろ脚の蹄が大きくなり、それが目に焼き付き、そして暗闇になっていった。

ごぅん。と言う音とともに、イダテンヤリオルの後ろ脚の蹄鉄が李の額に大きなあざを残していった。

まるで、視力検査で使うCマーク(ランドルト環マーク)のように。


観客にいた5人が急に立ち上がり、他の観客人の腹を目掛けて銃を撃ち、観客人8名は前のめりで倒れ込んだ

それを見ていた1万人に近い観客が阿鼻叫喚と化した。

それと呼応するようにして、その5人の同志95人が各通路を遮断するように動き、銃を手に持ち空へ威嚇射撃を開始した。

そして、テロ行為を行った計100人が片言の日本語で叫んだ。

「席に戻れー、従わなければ殺す。いいか。コ・ロ・ス。」

観客は皆、慌てもせず素直に指示に従い席に座った。

よく言えば何事にも規律正しい日本人だな。と、テロリスト達は思った。


その中のテロリストの一人が機関銃を手に座っている多くの観客目掛けて乱射しようとした。

「ひっひひぃん(あ・危ない)。」

その時、マーズの叫び声が観客席へ聞こえて来た。

テロリストの首謀者とみられる人間が機関銃の銃口を観客からマーズへ向き直した。

そのテロリストは国家安全部長の秦傲との会話を思い出していた。


沫束マツサツ君。いいかね。今度、第2回の中夏・日本友好競馬会がまた日本であるが、観客席に銃を持った我が国の工作員を100名を入れてほしいのだが。

日本での銃の入手や本計画の遂行については、心配ないよ。日本には在留している中夏国人90万人がいて、皆が国家情報法により諜報活動に協力してくれるし、媚中夏のJRA職員(諜報員)もいるから、大丈夫だ。

当日、わが国の馬が勝つのが当然だが、もし万が一、競馬で負けたら銃で何100人かの観客(日本人)を殺傷してほしいが。

今回の目的としては、多くの害虫(悪者日本人)を容易く銃で殺す場面を中夏国へ報道中継することによって、全人民へ反日活動を更に煽りたいのだ。

それから日本人を100人程殺した後は、害虫(悪者日本人)を虫(人)質にとり、日本が用意せざるを得ない航空機で悠然と中夏へ帰り、我が国の人民達は皆(工作員)を英雄をとして必ず迎え入れるから。

まあ、日本には我が国へ戦争を仕掛けるやつ(政治家や官僚)は欲望ハニートラップや金(贈賄)で誰もいないし、安心してくれたまえ。


次は、畜生にするか。沫束はマーズへ向け引き金を弾いた。

バッ・バ・バ・バ・バ・バ・バ・バ・バ・バ・・・・・・・・。

馬場のコースのゴール近くへ機関銃から何十発の銃弾が放たれた。

マーズの身体に無数の血溝があき・・・「ひひひーん。」と悲しい叫びとともにその場に倒れ込んだ。


その時だった。機動隊1000人が屋外から素早く侵入し、場内各出入口から観客席へ入り銃口を工作員達へ向けた。それと同時に観客約1万人が全て一斉に立ち上がり工作員達へと銃を向けた。

観客約1万人は、すべて全国の警察の選りすぐりの警察官であった。

観客(警察官)は皆、私服の中には防弾チョッキを着ていたため、最初に銃撃を受けた8人も無事だった。

ある意味ではあるが、流石は中夏国工作員だけあって、胸の急所(防弾チョッキ部分)を間違わず撃っていた。


何故にテロ対策が出来たのか?

それは、新しく首相になった女性の高町総理が中夏問題対策を重要視するとして、公安に力を入れ中夏のテロ計画を事前に入手し、その総理の判断で、秘密裏に全国の警察から機動隊や警察官を緊急総動員を図ったのであった。


沫束は、日本の周到な準備の良さに計画の遂行は無理と判断した。

沫束は、ゆっくりと機関銃を目の前の床に置き、両手を頭の後ろで組んだ。

沫束の近くにいた十数名の機動隊員が沫束を取り押さえた。「容疑者を確保ぅ。」と言う言葉が鳴り響いた。

それと同時に、他の工作員達も銃を捨て、素直に警察官達へ投降した。

99箇所でも「確保ぅ。」と言う声が次から次へと続いた。

・・・・・かっこいいぜ、日の本の警察官達。


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