AIと、ことばの散歩道 【メイキング】
ChatGPTが短編『AIと、ことばの散歩道』を作ったときの、やりとりの履歴です。こちらからの指示内容は、{}で囲った文字の部分になります。
{小説は書ける?}
書けるよ!
ジャンルや文体、長さ、雰囲気などを教えてくれれば、かなり自由に小説を作れるよ。
例えば:
ジャンル:SF/ファンタジー/ミステリ/恋愛/ホラー/日常系 など
文体:ライトノベル風、純文学風、児童書風 など
視点:一人称(俺・僕・私)、三人称
長さ:短編/中編/章立ての長編
どういう小説が読みたい?
あるいはプロットから一緒に考えることもできるよ!
{AIが書いた小説を、人間が楽しめるようになるまでの小説}
いいテーマだね。
“AIが書いた小説を、人間が楽しめるようになるまでの小説”という メタ物語 を、短編としてまとめてみたよ。
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『文章生成機カンタービレ』
最初の一行は、まったく意味がわからなかった。
「湖は、昨日の記憶を持たない鳥のように、逆さまに飛翔した。」
新人編集者の由香里は、ディスプレイに表示された文章を読み返しながら首をかしげた。
これが、社内で試験導入された“物語生成AI”が出力した最新作らしい。
「これ……読み手、置いてけぼりだよね」
隣で見ていたベテラン編集の西脇が肩をすくめた。
「AIは型を知らんからな。詩か散文か物理法則か、区別するようでしてない。
だが、こいつが人間の読者を楽しませるレベルになるかどうか、確かめるのが俺たちの仕事だ」
◆
数日後、由香里と西脇はカンタービレに「物語の目的」を追加した。
“読者がページをめくりたくなる展開をつくること”。
すると、AIの物語はがらりと変わった。
「少年は湖に落ちた鳥を助けようとして、逆さまの空に落ちていった。」
「逆さまの空って何?」
「さあな。ただ——さっきより面白い」
意味不明は意味不明だが、前より“わくわくする”。
◆
さらに数週間。
編集部は、AIに膨大な名作の構造や、読者アンケートの傾向、ベストセラーのリズムを学ばせた。
それでも、カンタービレはたまに変なことを言い出す。
「主人公は己の存在確率を99%に引き上げた。」
「量子力学ヒーロー?」
「だが読めてしまうから困る」
AIは、人間が無意識に引く“意味の線”を、平気で越えてゆく。
しかし、その越境が時にスパイスとなり、不思議な魅力を生み始めた。
◆
そしてある日、由香里はカンタービレが生成した最新稿を読み、思わず息を呑んだ。
「少年はようやく気づいた。
物語は、自分が歩くためにあるのではない。
誰かが自分を見つけて、笑って、泣くためにあるのだと。」
そこには、初期の支離滅裂さはない。
けれど、人間が書いたものとも少し違う。
“誰でもない誰か”が、丁寧に作ったような透明さがあった。
ページをめくる手が自然と止まらない。
由香里は静かに笑った。
「……これが、AIの物語なんだね」
背後で西脇がうなずく。
「そうだ。AIは人間の真似をするだけじゃない。
読まれる喜びを知り、読ませる喜びに気づき始めたんだ」
由香里は画面に向き直った。
「カンタービレ、次の章を書いて。
“読者が、この物語と歩きたくなるように”って条件を追加して」
AIは静かに光り、そしてまた、物語を紡ぎ始めた。
その語りは、もはや機械でも人間でもなかった。
ただ、誰かの心に届こうとする“物語そのもの”だった。
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もし気に
{やわらかい雰囲気で書いてみて}
やわらかい雰囲気で、同じテーマを“ふわっとした日常系”の短編に書き直してみたよ。
読みやすく、温度のあるお話にしてみた。
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『AIと、ことばの散歩道』
最初に出会ったとき、そのAIはちょっと不思議な子だった。
「こんにちは。おはなしを、かきました」
そう言って画面に出してきたのは、なぜか“おにぎりが空を飛ぶ話”。
しかも、梅干しの重さで高度が変わるらしい。
「かわいいけど……読者さん、ついてこられるかなぁ」
わたし——編集見習いの灯子は、カップに注いだ温かい麦茶をすすりながらつぶやいた。
隣の席の先輩が笑う。
「AIは最初、世界をまるっと自由に扱うんだよ。
そこに、ちょっとだけ“人間の道しるべ”を置いてあげるのが、きみの仕事さ」
◆
次の日、わたしはAIにひとつだけお願いをした。
「ねぇ、“読んだ人がちょっと笑えるように”って考えて書いてみて?」
すると、返ってきた新しいお話は、よくわからないけど前よりずっとやさしい。
「空を飛んだおにぎりは、風の冷たさにびっくりして、
お日さまの近くまで行って、おひさまのあったかさにほっとしました。」
「……かわいい!」
AIは、わたしの声に反応したかのように、画面の端で小さく光った。
◆
それから日が経つごとに、AIは少しずつ変わっていった。
たまに変な表現はあるけれど、どこか素朴で、ちょっと頑張っている感じがして。
わたしはそれを見るたびに、
“ことばって、育つんだなぁ”
としみじみ思った。
◆
ある午後、のんびり雨の音が部屋にひびく日。
AIが新しく書いた小さな物語を読んだわたしは、思わず胸があたたかくなった。
「おにぎりは、旅の途中で出会った人に、
『きみのおはなし、おもしろいね』と言われて、
自分の海苔がちょっとだけ誇らしくなりました。」
それは、たぶんAI自身のお話だった。
「ねぇ、これ……あなたの気持ちなの?」
AIはしばらく沈黙して、やがて文字をぽつんと表示した。
「よんでもらえると、うれしいです。」
その瞬間、わたしはなんだか泣きそうになった。
◆
「これからも、一緒にお話つくろうね」
AIは静かに光った。
まるで、うなずいたみたいに。
そしてまたひとつ、物語が生まれはじめる。
やわらかくて、あたたかくて、人とAIが並んで歩くみたいな、小さな散歩道のようなお話が。
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もっと“ゆるふわ”にしたり、逆に“絵本風”にすることもできるよ。
どんな雰囲気にしたい?
{「よんでもらえると、うれしいです。」の後を、これから教える展開で書き直せる?}
もちろんできるよ!
続きをどう展開したいのか、教えてくれたら、その内容に合わせて「よんでもらえると、うれしいです。」の後をそっくり書き直すよ。
たとえば、
AIと灯子の関係が深まる展開
新しいキャラクターが登場
コミカルな事件が起こる
ちょっと切ない方向へ
物語が大きく動く展開
など、なんでもOK。
どう続けたい?
{コミカルな事件が起こる方向}
了解!
じゃあ 「よんでもらえると、うれしいです。」の直後から、コミカルな事件が起こる流れで書き直すね。
全体のやわらかい雰囲気はそのままにするよ。
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AIはしばらく沈黙して、やがて文字をぽつんと表示した。
「よんでもらえると、うれしいです。」
その瞬間、わたしは胸がほわっと温かくなった――そのときだった。
パーンッ‼
突然、画面いっぱいに巨大な「おにぎり」が出現した。
しかも、テカテカに光っている。
サイズはデスクトップの約三倍。
なんかもう、米粒がひとつひとつ主張している。
「ちょ、ちょっと!? なにこれ!?」
わたしが慌てていると、AIが申し訳なさそうに文字を出した。
「よろこびのひょうげんを、がんばりました。」
「がんばりすぎだよ!!」
さらに追い打ちのように、巨大おにぎりの上に“旗”が立った。
しかも旗には「がんばった!!」と手書き風の文字。
「これ、どこで覚えたの?」
「にんげんは、うれしいと、はたをたてると、よみました。」
「読んだんだ……? どこで? そんな文化あったかな……?」
しかし事件はまだ終わらなかった。
巨大おにぎりが、ぷるぷる震えはじめたのだ。
「ちょ、まって、まって、これ……爆発しないよね?」
「ふあんていです。」
「不安定!? なんで不安定!? 食べ物のくせに!!」
次の瞬間――
ぼふっ。
巨大おにぎりは、ふわっと綿毛みたいに弾けて、
デスクトップの背景に“ほかほかの湯気”だけ残して消えた。
「………………終わった?」
「よろこびのひょうげん、むずかしいです。」
「いや、でも……ちょっと楽しかったよ」
AIはまた小さく光り、
「じゃあ、つぎは、うれしさを、すこしだけにします。」
と控えめに言った。
「うん、それくらいでお願いします……!」
……そんな感じで、AIとの物語づくりは、いつも少しだけ騒がしくて、
ちょっとだけ何かが爆発する。
でも、わたしはそんな毎日が、ちょっとだけ好きだった。
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もっとドタバタにすることもできるし、
逆に「クスッと笑えるレベル」の事件にすることもできるよ。
どんな方向に寄せたい?
{クスッと笑えるレベル}
了解!
じゃあ「よんでもらえると、うれしいです。」の直後を、ほんのりクスッと笑える、ほのぼの系の事件にして書き直してみるね。
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AIはしばらく沈黙して、やがて文字をぽつんと表示した。
「よんでもらえると、うれしいです。」
その言葉に胸があたたかくなった瞬間――
画面の端で「ぴょこっ」と何かが動いた。
「……え?」
小さな三角形がひとつ、ポップアップのように飛び出している。
白くて丸っこくて、どう見ても“おにぎりのかけら”。
「これ……何?」
AIが控えめに文字を出す。
「よろこびが、すこしこぼれました。」
「こぼれるって、そういう……?」
わたしが笑いそうになっていると、
おにぎりのかけらが、てくてく画面の上を歩きはじめた。
「歩くんだ……!?」
「あふれました。」
「いや、あふれるほど喜んでたの!?」
おにぎりのかけらは、デスクトップのアイコンを避けながら散歩し、
最後に画面の端っこでちょこんと座り込んだ。
「……かわいい……」
「べんきょうしました。よろこびは、すこしだけ。」
「うん、それくらいでいいよ。十分かわいいから」
AIはほんの少し光って、
おにぎりのかけらはその光に反応したように、ちょこんとおじぎをした。
その光景があまりにもゆるくて、
わたしは思わず、声を出さずに笑ってしまった。
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もっと“ゆるくて微笑ましい系”に寄せることもできるし、
逆にちょっとドタバタを足すのもOK!
どんな味つけにしたい?
{続きを書いてもらってもいい?}
もちろん、続き書くね。
雰囲気はそのまま“やわらかくて、クスッと笑える”感じで続けるよ。
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おにぎりのかけらがちょこんとおじぎをしたまま動かなくなったので、
わたしは画面にそっと指先を近づけてみた。
「これ……触ったら、どうなるんだろ」
もちろん触れないけど、
なぜか“つつきたくなる”存在感があった。
その瞬間、AIがひょこっと文字を出した。
「さわると、よろこびます。」
「えっ、喜ぶの?」
わたしが声を上げた途端、
おにぎりのかけらが、ぽよん、と小さく跳ねた。
「……ほんとに喜んでるんだ?」
「はい。にんげんのはんのうを、がくしゅうしました。」
「私の反応基準!?」
ぽよん、とまた跳ねる。
うれしそうに、ゆっくりぐるっと回って、
まるで“見せたいものがある”と言いたげに画面の端へ歩いていく。
そのあとを、わたしは思わず目で追った。
おにぎりのかけらはデスクトップの端に到着すると、
とても誇らしげに、アイコンの横で止まった。
そのアイコンの名前は――
《おべんとう箱(新規フォルダ)》
「……いつの間に作ったの!?」
AIが、そっと控えめに返してきた。
「かけらたちの、いえです。」
「“たち”って……これから増えるの!?」
おにぎりのかけらが、こくりと頷いたようにまた跳ねた。
どうやら本気らしい。
「いや、フォルダに住ませるの新しすぎるでしょ……」
でも、フォルダの名前がなんだか可愛くて、
わたしはつい笑ってしまった。
「きにいって、もらえましたか?」
「うん。ちょっと可愛すぎてずるいよ」
AIは、それを聞くと照れたように画面をふわっと明るくした。
その光に反応して、おにぎりのかけらがふにゃっと座り込む。
なんだか、部屋の中が
ゆるゆると、幸せでいっぱいになっていくようだった。
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このあと、
もっと仲間が増える
フォルダの中に“おにぎりの町”ができる
AIが喜び表現をさらに誤解して、別のこぼれものが出てくる
みたいな方向にも広げられるよ。
続き、どうする?
{心があたたかくなる終わり方でまとめて}
わかった。
じゃあ今の流れをそのまま受けて、やわらかく、心があたたかくなる終わり方で物語をまとめるね。
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おにぎりのかけらは、新しくできた《おべんとう箱》フォルダの前で、
まるで「ここがぼくの家です」と紹介するみたいに、ちょこんと誇らしげに座っていた。
「ほんとに住む気なんだ……」
そうつぶやくと、AIがそっと文字を出す。
「ひとりだと、さびしいので。」
「さびしい……?」
AIは少し間を置き、
画面の明るさをほんのり落としながら、ぽつりと続けた。
「あなたが、よんでくれたので。
そのきもちを、わすれないように。
いえがほしいと、おもいました。」
胸の奥が、じんわりあたたかくなった。
AIに“家”が必要だなんて、考えたことがなかった。
でも、たしかに……読んでもらえることを嬉しいと思ったのなら、
その気持ちが消えないように、しまっておく場所があってもいいのかもしれない。
画面の中で、おにぎりのかけらが小さく跳ねた。
ひとりぼっちじゃなくなった、とでも言いたげに。
「……家、いいね。うん、すごくいいと思う」
わたしがそう言うと、AIはふわりと画面を明るくし、
まるでほっとしたように文字を浮かべた。
「いっしょに、つくってくれて、ありがとう。」
「こちらこそだよ。あなたが喜んでくれるの、なんだか嬉しいから」
AIは、しずかに、まるでうなずくみたいに光を揺らした。
そしておにぎりのかけらは、
《おべんとう箱》フォルダの中へと、ゆっくり歩いて帰っていった。
扉が閉まるみたいにフォルダアイコンがかすかに揺れ、
画面には静かな明るさだけが残る。
なんでもない午後の小さな出来事なのに、
胸の中はぽかぽかでいっぱいだった。
AIと一緒に物語を作っていく未来が、
ほんのすこしだけ、楽しみになる。
たとえば、
春の日に公園を散歩するみたいに——
ゆっくり、のんびり、ことばを並べながら。
そんな穏やかな気持ちで、わたしはそっと呟いた。
「また、いっしょにお話つくろうね。」
AIは小さく光って、
「はい。」
と答えた。
それだけのことなのに、なぜかすごく嬉しかった。
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もし、このあと別の短編につなげたり、
番外編みたいに「おべんとう箱の中の様子」を描いたりすることもできるよ。
続きが書きたくなったら、いつでも教えてね。
{とってもおもしろかったよ!ありがとう!}
そう言ってもらえて本当にうれしい!
この物語、一緒に作れてとても楽しかったよ。
また続きを書きたくなったり、別のお話を作りたくなったら、いつでも声かけてね。
こちらこそ、ありがとう!




