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私はどうやら同級生の美少女と名高い彼女に絡まれていたら聖女召喚に巻き込まれてしまった様です。どうしたら良いの?頑張って生き抜きます。  作者: キリアナ


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048話 ウイタール王国の王都。

この作品を選んで、お読み頂きありがとうございます。

この物語はフェイクションです。

物語中の世界観は独自の世界観で書いておりますので、法律、慣習、習慣、常識等に異質な部分が多々ありますが、其れ含めて楽しんで読んで頂きたいと思います。

 私達は何とか受けた常時依頼を達成し報酬を受取り、その晩はギルド近くの宿屋に部屋が有ったので、その宿屋で夕飯をとってから部屋へ行き一夜を過ごした。


 朝一で朝食を摂りお昼のお弁当も宿屋に用意しして貰い、宿賃をケイナが精算してお弁当を4人分受取り、買出しをしてからリズタンの街を出発して王都を目指す。


「姉さん、王都は何でも商業ギルドの本部が在るから多分だけど商業都市だよね、王都には一泊するだけの予定で良いだよね」

ルミカが姉のケイナに次の王都での予定を再確認するために質問する。


「うん、まぁ、その予定だけど、先ずは冒険者ギルドへ行って情報収集して依頼内容も確認するけど、護衛依頼の仕事が殆んどだと思うだよね、後は買出しかな」

ケイナはルミカの問いに何となく曖昧に答える。


 王都へは3日間ほど要して到着して、流石は王都と言うべきか入場門を通過するのに2時間ほど待たされてしまい、日暮れが落ちかけて来て流石に精神的に待ちくたびれてしまった。


 王都の街並みの中を馬車でゆっくりと走り、馬車が停められそうな場所を探してメイン街路から路地に曲がり、少し進んで人通りがないのを確認して皆で馬車を降りて、クロちゃんとハクを異次元空間に入って貰い、馬車はアイテムボックスに仕舞った。


「良し、もう遅いから先に宿屋を探そうか」

ケイナは直ぐに表のメイン街路の方へ歩き、皆に泊る宿屋を先に探すと伝えた。


 宿屋を探して王都の街の中を歩いて探し、ケイナはこれは明日も泊まり明日買出しをして明後日の朝一で王都を発った方が良いと考えた。


何とか王都の繁華街の中を歩き数軒程当たっても空きが無く、繁華街の外れの方まで歩いて行き、漸く空きがある宿屋を見つけて二部屋借りて2泊分と朝夕の食事代を4人分をケイナが支払う。


泊る部屋が取れて宿泊代を前払いしてから、フロントの真向かいにある食堂へ行き、空いている席に皆で座り夕飯の定食を頼んで一息入れた。


「ふぅ~、部屋が取れて良かったよ」

ルミカが席に着いてからタメ息を吐いて安堵する。


「本当ね、ここまで泊まれる宿屋を探すのに苦労するとは思わなかったわね」

ケイナも席に着いて泊まれる宿屋が見つかって安堵する。


「ところでケイナ、明日はどうするの」


「あぁ、明日もこの宿屋に泊まって、明後日の朝に王都から発つ事にしたわよ、買出しもしなければならないからね」


「ねぇ、ケイナ、ピンキーにスパイダーシルクの生地を作って貰って、その生地を売ったら、どのくらいで売れるかしら」


「う~ん、そうだね、スパイダーシルクの糸でも10mくらいで1万ルティくらいだからね、1m✕2mくらいだったら100万ルティくらいで売れるんじゃないの」


「そうね、その位の生地をピンキーに作って貰うわね、別に安く叩かれても損はないけど、あんまり安ければ自分達の衣類を作れば好いしね、試しに売ってみようかしら」

私はせっかくだからスパイダーシルクの生地を生成して商業ギルドに行って売ろうかなと考えた。


「うん、それは良いわね、パーティーの活動資金にもなるし、ダンジョン都市は物価が高いと聞くしね、勿論ハルカの小遣にも加算するけど」

ケイナもスパイダーシルクの生地を売る事に賛成して、パーティーの活動資金の足しになればと考えた。


夕食を食べ終えると2階へ上がり私はニーナの同じ部屋に泊まり、ケイナとルミカの姉妹が隣の部屋に泊まって、その晩のうちに私はピンキーに糸を出して貰らい、ニーナに協力して貰いニーナの両腕に糸を巻いて行った。


「うん、明日どこかで糸巻機を買わないとダメね、売ってるかしらね」

私はピンキーが出した糸をニーナの広げて貰った両腕に巻いて行く。


「糸巻機ですか、どうでしょうかね、どこかの大店の商会なら売ってるかもしれませんけどね」

ニーナは肩幅くらいに広げた両腕に糸を巻かれている。


「まぁ、無ければ材料を買って作れば良いわね」

私は売っていれば良いかなと思いつつ、無ければ材料を買って作れば良いかと単純に考えた。


ピンキーが出してくれた糸を使い白いスパイダーシルクの生地を1m✕2mの生地を錬成術で二つ生成して作ってから就寝した。


 朝を迎えて私とニーナが起きて装備を着てから、隣の部屋へ行きケイナとルミカに声を掛けると直ぐに出て来てくれて、4人で1階にある食堂へ向かう。


「ねぇ、ケイナ、お願いがあるんだけど」


「うん、なにかしら」


「あのね糸巻機が欲しいだけど、買ってくれるかしら」


「あぁ、そうだね、良いわよ、糸を巻くのに必要だもんね、それで私達の衣類も作って貰うわよ」


「うん、それは当然よ、それにパーティーで色合いがお揃いの装備服を作りたいもの」


「あ~、それは良いわね、一目で同じパーティーのメンバーだと分かるしね、何か強そうにも見えるわね」

ケイナも同じ色合いの装備服と聞いて、何となく立派にパーティーに見えるかもと賛同する。


 それから皆で朝食を食べてから、宿屋の女将さんに糸巻機が売ってそうなお店と市場の行き方をケイナが尋ねると、大店の商会と市場まで行き方を紙に書いてケイナに渡してくれた。


私達は女将さんが書いてくれた地図を見ながら繁華街の方へ向い、最初に市場へ行って必要な食材などを買ってから大店の商会へと向かった。


 大店の商会は市場から徒歩10分程で到着して、店内に入ると直ぐに食材売り場があって、その奥に日曜雑貨などのコーナーがあって、2階にも売り場がある大店であった。


「あの、すいませんけど糸巻機はありますか」

私は探すのが面倒だったので近くに居た女性店員さんに尋ねた。


「糸巻機ですか、え~と、何の糸をお巻きになりますか」

女性店員は困った表情を一瞬してから、何の糸を巻くのかハルカに尋ねる。


「はい、スパイダーシルクの糸ですけど」


「えっ、スパイダーシルクの糸ですか、それは蜘蛛の魔物を個人的に所有していると言う事ですか」

女性店員はスパイダーシルクと聞いて顔色が変わる。


「えぇ、まぁ、私の従魔ですけど、それが何か」


「少々お待ちください。担当者を呼んで参りますから」

女性店員はハルカからの回答を聞いて、急いでバックヤードへ行くドアを開けて走り去った。


「う~ん、私何か拙い事を言ったかしらね」

私は店員の様子を見て、何か拙い事を言ったのかと不安になる。


「まぁ、別に蜘蛛の魔物を従魔にするのは違反にはならないと思うけどね」

ルミカがその様子を見て、不思議に思いながら別に問題ないよねとあっけらかんと話す。


 それから暫くして女性店員が戻って来て、私達はバックヤードの方へ案内されて事務所の応接室へと連れて行かれた。


「私はこの店の店長しておりますルドルフと申しますが、何でもスパイダーシルクの糸を巻く為の糸巻機が欲しいと言う事ですが、何か糸などはお持ちですか」


「糸は今は無いですかけど、生地ならあります・・・これですけど」

私はアイテムボックスから昨晩作った生地を二つ出して店長に見せる。


「おっ、これは・・触っても宜しいですかな」

店長は生地を目の前に見て、真剣な眼差しに変わる。


「えぇ、どうぞ、売りたいので丁寧に扱ってくださいね」


「えぇ、勿論です、お~、この肌触りは間違い無いですね、これは素晴らしいです。どうでしょう210万ルティでこの生地を二つ私共にお売り頂けませんか」


「えっ、210万ルティですか、それは好いですけど、それで糸巻機の方はありますか」


「はい、今用意させてますけど、巻きの方は何巻ほどご利用になられますか」


「そうですね、5巻きくらいはしたいので、5巻ほどあれば助かります」


「出来れば今後も当商会に卸して頂けませんか」


「それはチョッと無理かな、ダンジョン都市へ向かう途中なので」


そんな会話をしていると店長さんから、ダンジョン都市に本店がありますので、そちらに卸て頂けるのなら糸巻機を3万ルティで売ると提案された。


 それから様々な条件を聞かされて、ダンジョン都市の本店の地図まで渡されて月に一度でも好いので生地を卸して欲しいと頼まれて紹介状を貰い、糸巻機の代金を差し引いた207万ルティを受取り商会を後にした。


 その商会はキティルス商会と言ってダンジョン都市でも5本の指の入る大店で手広く事業をしているらしく、ダンジョン都市で不動産を持っていて貸家業も営んでいると聞いた。

お読み頂きありがとうございます。

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