仕事の時間だ2
筆が止まったり進んだり
「『烈火の蝶』」
「あっつ!てか、いてぇ!」
0.1秒も触れてないのに服が溶けた!?
「オマエ、クッタラ、ツヨクナレル」
「『深海の底』!!」
お前が焼け付く戦場を作り出すなら俺は溺れるような戦場を作り出す!
「ヒガ、キエタ?」
「『水圧』!!」
「グォ!?」
深海の水圧は体に効くだろ?そのまま潰れろ!
「ギィアアアア!!!」
「一応砕けたけど・・・これは」
ダメだな
「シネ!『炎帝』!」
「再生すんの速いんだよ!」
『炎帝』を発動した瞬間に奴の後ろから炎の塊みたいなのが出現した、あれはなんなんだ!
「・・・」
「うおっ!危なっ!」
あの炎喋らないし、スキル詠唱なしで発動したんだけど!精霊タイプか?『火柱』みたいのを連発してくる・・・
「『水圧』!」
「モウ、ヒッカカラナイ!『魔炎の剣魔炎の剣』!」
「弾かれっ!・・」
重っ!てかなんだよあの剣!切られた場所の火が消えないんだけど!
「ギャァァァァァ!!」
咆哮!?動けなっ
「ぐっ!?」
「フットベ!」
「がっ!?」
壁にたたきつけられたか・・・血が出すぎてる・・
「オマエ、クウ、ジャアナ」
「食えるならな」
出し惜しみはなしって決めたはずだ
「『吸水』」
「ナンダ?・・・ウデガ!」
気づくの遅せえなぁ
「液体性のスライムにこれは効くよなぁ!?」
「ギィアァイアアーーーー!?!?」
「そのまま消えちまえ」
あぶねえぇ~死ぬかと思った・・・
「ポーション飲まないと・・・・まずぅ」
味をどうにかしてほしいところだが
「血を止めないと・・痛っ」
ダンジョンで出血死はごめんだな
「ちょっと寝るか・・あいつのせいで魔物も出てこないし」
『吸水』は魔力の消費量が尋常じゃないんだよなぁ・・・
「まさか、あいつが倒されるなんて」
「倒されるまでは想定内だがあまりに早すぎる・・・」
「やはり、ルーク・ワットは危険だな」
「このままではいずれ他の魔物が全員殺されてしまう」
「では、ダンジョン内で殺してしまうのはどうでしょうか」
「それはほぼ不可能だろう、奴は一人であのスライムを殺した、我々でも手こずるような相手だぞ」
「それもそうだな・・・しばらくは放置でいいだろう」
「私が定期的に人間の暗殺者でも送っておこう」
「ほとんど意味はない気がするが現状はそれくらいしか打つ手がないからな」
「あの英雄のせいで我らも表に姿を現せられない状態になってしまったからな」
「あの英雄さえ殺してしまえば世界は我々のものだ」
「ああ、その通りだ」
「「「「「「すべては・・・終焉のために」」」」」」
六星魔神
詳細 魔族の中でも特徴的な6人を指す言葉。それぞれが一人で国をいくつも破壊できる力を持っており、英雄も全員相手だと負けの可能性がある。しかし、以外と仲が悪く、結託することはほとんどない。全員が終焉を信仰している。