表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/33

お友達との会話

◇◇◇玲奈がゆく◇◇◇


「ねぇ!玲奈ちゃん、さすがに高校生になったら、誰かと付き合うよね?」


「そうだよ!中学でいったい何人ふったの?」


「そんなこと言われても、好きな男の子がいなかったんだもの」


「中学生の男の子なんてガキじゃない?」


「きっと、高校に行ったら、大人っぽい人いっぱいいるよね」


やっぱり女の子って、こういう話好きなのね!

玲奈は、他人事のように聞いていた。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 家に帰り、出かける前に仕込んでいった洗濯物を干した。

なんだか主婦っぽくて嫌だなぁ。

義父の物は、別にし再度洗濯機を回す。


そして、部屋着に着替えて、早速漫画を描き始めた私。 

ウェブ小説に描いている物語を、漫画にもしてみたい。

こうしている時間が、私の至福の時間だ。

夢中になって時間を忘れていた。


 3時位になって、鍵が開く音がした。


母と義父は同じ職場で、母は5時までの勤務で、義父は閉店の8時までだ。


数人の話し声と共に、お姉さんが帰ってきた。


キャーキャーと甲高い声の女の子の声と、男の子の声、そして、もう一人可愛らしく喋る男の子の声が聞こえてきた。


 そして、私の部屋のドアがノックされた。

お姉さんだ。


「莉乃ちゃん、これ食べて!」


そう言って渡されたのは、紙袋に入ったドーナツだ。


「ありがとうございます」


開けられたドアから、お姉さんの友達3人がこちらを覗いている。

まつ毛バサバサ厚化粧のギャル風の女の子と、

日に焼けた顔の背の高い男の子と、

髪の毛長めの男の子だ。


「妹さん?可愛い!」


「摩耶とは大違いの清楚な感じだね」


「よろしくね」


とか話しかけてきた。

私は、頭だけ下げた。


「コイツがバイト先で貰ったんだ。食べてね」


そう言って、髪の長い男の子の髪をポンポンとしたお姉さん。


姉御タイプなのね。


一緒に暮らし始めたばかりの妹の私にも優しくしてくれるし。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ