つきあってるの?
◇◇◇玲奈がゆく◇◇◇
その頃から、玲奈は春斗とよく話をするようになった。
話の内容は、専ら弓道部のことだ。
「岩瀬君とつきあってるの?」
この頃から、男の子からも女の子からもよく尋ねられるようになって、玲奈は驚いた。
「ただのお友達よ」
そう答えた翌日4人の男の子から告白された。
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私の部活が突然休みになった日、お姉さんの部屋に誰か遊びに来ていた。
男の子の声が聞こえてきた。
私は、その日は、いつも後回しになっていたお勉強をすることにした。
お姉さんとその男の子は、最初のうちキャーキャーお喋りしていた。
そのうち、静かになった。
音楽をかけ始めた。
私は気にしないように、お勉強を続けていた。
ギシッ、ギシッ、ギシッ、ギシッという音が、かすかに聞こえてくる。
なんだろう?
その音が、テンポを増し激しくなる。
ギシッギシッギシッギシッ
時折、「うぅん!」とか「あぁ!」とか小さな声が聞こえたような気がした。
えっ!嘘でしょ?
私は、すっかり手が止まってしまった。
ひとりで赤面していた。
胸の鼓動が高まり、ドクンドクンという音が部屋中に響いているんじゃないかと感じた。
お姉さん!
嘘でしょう?
Hしてるの?
その日の夕食は、お姉さんの顔を見ることもできず、ずっと下を向いて黙々と食べる私。
早々に、「ごちそうさま」を言って部屋に戻った。
実は、少し前お姉さんらしき女子高生が、男の子にキスされていたのを目撃している。
その時は、彼氏なのかなくらいしか思っていなかった。
でも、Hって……
お姉さんは早熟なの?
えっ!女子高生って、こういうものなの?
私は、またひとりで赤面していた。
そんななか、立て続けに事件が起こった。