表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/33

弓道部に入部?


◇◇◇玲奈がゆく◇◇◇


玲奈は訪ねた。


「私弓道なんてやったことないけど、そんな私にもできるの?」


「弓道部って、中学校にはないから、ほとんど皆初心者だよ」


と安西部長。


「安西部長や僕みたいに中学生の時から、市の弓道教室に通ってる方が珍しいんだよ」


と春斗が言った。


「おじいちゃんとか多かったよね!」


と、二人が笑った。


やってみてもいいかなと、玲奈は思った。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 私は、沙也加ちゃんと弓道部の見学に行った。

私みたいにただの憧れだけで来た人が多いのか、今年の弓道部の入部希望者は20人以上。

弓道とは?とか、

練習の流れは?とか、

購入しなければいけない物は?とかの説明があった。


 N高の弓道部は、地元でも3本の指に入る学校だ。

なので、もともと部員も多い。

常に1位は、お姉さんの学校だ。


結局、新入生は経験者優先になった。

沙也加ちゃんは優先的に残った。

それでも、初心者でも頑張りたいという人がほとんどで、数名は考えてみますと言って去って行った。



私は、説明の時点で心が萎えていた。

スポーツとかやったことのない私なんかにできるの?

お金も掛かりそうだし。



「沙也加ちゃんって経験者だったの?」


「中学生の時に少しだけね」


やっぱりやめておこうかなと思った私は、なんだか沙也加ちゃんと気まずい。

せっかくできたお友達なのに。


その時、


「もしマネージャーやってみたいっていう人がいたら、残って下さい。

もしかしたら、選手の起用もありますので」


と、部長らしき人が言った。


ひとりの女の子を残して、ほとんどの人は帰って行った。

帰ろうとした私を、沙也加ちゃんが引き止めた。


「莉乃ちゃん、マネージャーやってみようよ」


「うーん!どうしよう」


そこに、3年生の上田部長がやってきた。


「やってくれると嬉しいなー」


と言われてしまった。


上田部長は、少しくせっ毛で男らしくイケメンだった。


「考えてみます」






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ