訪問お断りの客
起承転結も何もない駄文です
頭の奥で何かがこすれると
それは危険信号で
しばらくすると
そちらにお邪魔しますよ
っていう、あいつの合図だって分かってる
そうしたら急いで迎え入れの準備だ
後頭部から首筋を通って肩先にかけて
指先を沿わせて通り道を空けてみたり
すっかり固まった肩の山を
何度も何度も均してみたり
左右のこめかみをノックして
入ってますか?と問うてみたり
耳の後ろ側
頭蓋の付け根を指で刺激を与えてみたり
そうすれば少しでも来るのが遅くなってくれるか
来てもすんなり通り過ぎてくれるのか
そんな淡い期待を持つけど
大抵それは夢に終わって
いつものように暴れ出すのだ
来てくれなんて頼んでないし
どれだけ毎回もう結構ですとお断りをしてみたところで
空気を読まずに来て欲しくないときに
狙ったように訪れる
来てしまったのなら大人しく
通り過ぎるのをただ待つだけで
早めに帰ってくれないかって
後頭部から首筋を通って肩先にかけて
指先を沿わせて通り道を空けてみたり
まだまだ固まった肩の山を
何度も何度も均してみたり
左右のこめかみをノックして
帰りませんか?と問うてみたり
耳の後ろ側
頭蓋の付け根を指で追い出そうと押してみたり
ホント、ただの迷惑だからさ
早く帰ってよ、頭痛くん
絶縁したい