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3話目♂︎!

とりあえず、女神様の助言に従って冒険者ギルドへ登録する為に街へ来たボク達は、門に並ぶ人達に混ざって並んでいた。

だけどノエルちゃん(猫獣人ちゃんの名前)と2人だから退屈はしない♪



「おっきい街は初めてだから楽しみだねノエルちゃん♪」


「うんっ♪わたし達、立派な冒険者になれるかなぁ…?」


「ノエルちゃんとならきっと大丈夫だよ!」



ちなみに、ボクとノエルちゃんのステータスはこんな感じ。



名前:クロム

種族:人間

性別:男

年齢:15

職業:弓聖【Lv.∞〔25に偽装〕】


ステータス

体力:∞〔Aに偽装〕

魔力:∞〔Bに偽装〕

物理攻撃力:SSS〔Aに偽装〕

魔法攻撃力:SSS〔Cに偽装〕

物理防御力:SSS〔Bに偽装〕

魔法防御力:SSS〔Cに偽装〕

素早さ:SSS〔Aに偽装〕

運:SSS


スキル

・弓術【Lv.MAX】


・必中貫通 《ユニークスキル》

→相手の防御力や防御スキル、回避スキルを全て無視して必ずダメージを与える


・状態異常魔法【Lv.MAX】


・状態異常完全防御 《ユニークスキル》

→状態異常耐性無視すらも無効化して状態異常を防ぐ、クロム専用スキル。


・状態異常耐性無視 《ユニークスキル》

→相手の状態異常耐性(無効化アイテムを含む)を全て無視して必ず状態異常を付与可能なクロム専用スキル。


・詠唱破棄 《ユニークスキル》

→魔法を詠唱無しで発動可能


・トリプルマジック 《ユニークスキル》

→魔法を3つ同時に発動可能


・マジックストック【Lv.MAX】 《ユニークスキル》

→魔法をあらかじめ10個発動待機に出来る


・無限収納 《ユニークスキル》

→あらゆるものをいくらでも収納可能、中に入れた物は時間が止まる。生物せいぶつも収納可能。

中に生物を入れた場合、生かしたままにするか死体にするか選択可能。

入れたい物を視界に捉えて『収納』と念じれば発動する、アイテムボックス系の最高峰スキル。

etc...




名前:ノエル

種族:猫人

性別:女

年齢:15

職業:賢者【Lv.100〔25に偽装〕】


ステータス

体力:D+

魔力:SS

物理攻撃力:D−

魔法攻撃力:SS

防御力:C+

魔法防御力:SSS

素早さ:S+

運:A+


スキル

・魔法適正〔全〕 【Lv.5】 《レアスキル》

→あらゆる魔法を使用可能。

使える魔法はレベルを上げると増える、最大20。


・攻撃魔法威力アップ【Lv.7】 《コモンスキル》

→攻撃魔法の威力が上がる。最大10。

〔最大レベルで〖ダブルマジック〗を習得。〕


・回復力アップ【Lv.5】 《コモンスキル》

→回復魔法の効果が上がる。最大10。

〔最大レベルで〖マジックストック〗を習得。〕


・魔力回復速度アップ【Lv.3】 《レアスキル》

→魔力回復速度が上がる、最大10。

〔最大レベルで〖魔力吸収〗を習得。〕


・詠唱短縮【Lv.3】 《ユニークスキル》

→詠唱時間が短くなる、最大10。

最大レベルで〖詠唱破棄〗へ進化


・アイテムボックス【Lv.2】

etc...



ノエルちゃんも充分にチートだと思う!!

あ、ボク達の番が来たみたい♪



「はい、じゃあ君達の身分証を見せてね?」


「あの、ボク達村から出てきたばかりでまだ身分証がありません…!」


「これからギルドへ登録に行くの!」


「そうか、じゃあ仮の身分証を発行するからこの水晶に触れてくれ。それと、身分証無しだから銅貨5枚ね。これは仮身分証を返してくれれば返却するよ。」


「「はーい!」」


「…うん、2人とも犯罪履歴はなし、ようこそ!シュレイドの街へ!それとコレは街の地図だ。冒険者ギルドへの行き方も書いてある。君達みたいな人は多いからね、地図は沢山あるからそのまま持っていてもいいよ。」


「ありがとう門番さん♪」



うんうん♪中世ヨーロッパな感じの街並みに守衛の騎士さんにこのやり取り!異世界って感じだなぁ~♪

ボク達は地図を頼りに早速ギルドへ向かった!



「わぁ〜……



これまたテンプレートな酒場兼ギルド!

わぁ〜!昼間からお酒飲んでる人とか居る!!

ボク達が中へ入ると、何人かがチラリと視線を向けただけでスグに興味を失ったのかそれぞれ食事に戻っていく……

流石に絡まれイベントは無しかなぁ……?


特に何も無く受付に辿り着いて受付嬢さん(美少女だ!)に声をかけた。



「こんにちは〜♪ギルドに登録しに来ました〜!!」


「ようこそ冒険者ギルドへ!登録ですね、かしこまりました!

測定器をお持ちしますのでその間にコチラの書類へ必要事項をご記入下さい!」


「はい!」



内容はテンプレートな感じの自己紹介カードかな?

職員が記入、と書いてあるところ以外を書いて埋めていると、直ぐに受付嬢さんが戻ってきた!



「はい、ありがとうございます!

ではこちらの測定器に手をかざしてくださいね!

先ずは…クロムさん、どうぞ!」


「はい!」



ボクが手をかざすと、さっき確認したステータスの偽造した方が表示された!

それでも充分規格外だろうからね、受付嬢さんは驚いた顔になる!

驚いた顔も可愛いね!

…後で洗脳しちゃおうかな?

まぁ、ノエルちゃんが居るからいっか♪

後でいっぱいイチャイチャしよう♪



「これは…凄いですね………レベルと職業からしてBランクスタートが妥当かと………もしかして、経験者ですか?

今までギルドに登録してなかったのが不思議なくらいですが。」


「えへへ♪村でたくさん修行してたからね!」(大嘘)


「ごくり…そうなるとそちらの…ノエルさんもステータスが高そうですね……?」


「そ、そうかなぁ…?」


「ノエルちゃんならきっとそうだよ♪」

(高ステータスなのはさっき見て知ってるし!流石ボクのお嫁さん♡)


「と、とにかくやってみるね…!」



ドキドキ顔で測定器に手をかざすノエルちゃんが可愛い!!

よし、絶対イチャイチャする!!!

当然、ノエルちゃんもステータスが高いから受付嬢さんが再び驚いた!



「凄いですね………お二人共既にBランク相当の実力をお持ちのようです。」



うんうん♪なにせ【賢者】って職業自体がレア職業だからね!

処女じゃないと消失しちゃう【聖女】じゃないのは女神様の計らいかな♪


〔はい!そうでないとノエル様に性的な意味で手が出せなくなってしまいますからね!

ノエル様はクロム様のお嫁さんですから(わたし)のお嫁さんである聖女ではダメなのです!〕


…え、女神様って女の子が好きなの?


〔え?何か問題ですか??〕


あ、うん、百合サイコーだよね!

…もしかして聖女様とか居るの?


〔もちろん居ますよ?確か今はとある盗賊団に所属していて狐っ娘達と巡礼の旅をしていますが。

あ、ちなみに聖女様に手を出そうとしたらいくらクロム様でも消します。〕


はははまさか!男児百合の間に入るべからずだよ!

どちらにせよボクにはノエルちゃんが居るから大丈夫!


〔ならば良いのです♪〕



「ーはい、では登録が終了致しました。お二人共Bランクからのスタートとなります。」



とか女神様と話している間に登録が終わったみたー



「お待ちください、本当にその方々はBランクに相応しい実力なのでしょうか?」


「ひうっ!?」


(あ、ちょっと違うけどテンプレみたいな絡み来たー!!)

「大丈夫だよノエルちゃん。」


「あぅ…クロムくぅん………


(涙目のノエルちゃんが可愛い!!)



おじさん…?いや、お兄さんかな??がボク達に難癖をつけてきた!

多分万年Cランクとかのくすぶってる奴なんだろうなぁ……

とりあえずワクワクするね!と言うかこうゆうシチュの時やってみたかった事があるんだよね〜♪



「…なに?ギルドの測定器による判断なのに問題あるのかな??」


「ええ、見た目通りでない事もあるのは承知ですが、あなた達の見た目は失礼ながら子供ですからね、

不正や小細工、あるいは機械の故障の可能性があります、まことに申し訳ございませんが再検ー


〔(!)お待ちくださいクロム様!!〕


ボクらに難癖をつけてきたお兄さんは、だけどそれ以上言葉を紡げなかった。

なぜなら……



(ははっ♪無詠唱レジスト不可の〖パラライズ〗だよ♪)


〔………あー…………〕



状態異常、麻痺にしてやったからさ♪

そしてボクは動けないお兄さんに近付いてニッコリ笑って言ってやった!

あれ?なんか女神様からやらかした感が…?なんで??

まぁいいや、それよりー



「ねぇお兄さん。それ、ギルドをバカにしてるよね?

お兄さんが言う所の"子供"程度のボク如きにギルドが騙されるってさ!」


「ぐ…ぅぅ……!


「それに、分かったでしょう?

お兄さんじゃあボクには勝てないよ!

じゃ、おやすみ♪」


「ぐ…すぅ………すぅ………



そして更に無詠唱レジスト不可の〖スリープ〗!

うん。決まったね☆

あははっ!華麗にあしらうとか主人公って感じで楽しい♪

ノエルちゃんがキラキラした目で見てくるのが気持ちいいね!



「ふわぁ~…!クロムくんかっこいいっ♪」


「あはは!そうかな♪」



そうしてボクが暴漢を鎮圧すると周りの人達は困惑し、受付嬢さんも困惑していた。

なんで?



「あれ?どうしたの受付嬢さん。」


「あ…いえ、その方は難癖を付ける方では無いのですよ…?

何しろ〖ギルドナイツ〗…このギルドの守衛の方で気性も穏やかな方なので………


「ーえ?」



ギルドナイツ。

女神様からの知識によれば、Aランク以上(=常識人)の中から任意で選抜され、ギルドの守護を司る用心棒なのだとか。



「つまり、悪い人じゃない……??」


「え、ええ。

当然、不正はなかった事が前提の実力検査の提案をしようとしていただけかと。

ギルドナイツである彼自らが試験官をしてBランクにふさわしい実力だと認定した方がギルドカードへ〖ギルドナイツ公認〗の印を付けれて後々のトラブルも少なくなりますので。」


「………ごめんなさい!?

ノエルちゃん!回復魔法おねがい!」


「う、うんっ!『彼の者より身体の異常を取り払え』!〖ディスペル〗ッ!」



あちゃあ…………最初から善意で声をかけてくれただけなんだこのお兄さん………!?

ノエルちゃんの魔法で麻痺と睡眠が治ったギルドナイツのお兄さんはムクリと起き上がった。



「うぅ……話を最後まで聞かずにいきなりギルドナイツを攻撃するなんて酷いですねキミ…公務執行妨害で職員やギルドマスター様にギルドカードを没収されても文句を言えませんよ?」


「本当にごめんなさい………


「…今回は本人に反省の意思ありなので見逃します。

それに、登録したてでギルドナイツの証が分からなかったのでしょうし。」



そう言ったギルドナイツさんが指した胸元には輝く星のバッヂ。

どうやらこれがギルドナイツの証らしい。

……いやまって、確かにさっき書いた書類には星型のバッヂを付けた人はギルドナイツと呼ばれる警察組織だから指示には従う様にって旨が書いてあったよーな………?


〔早とちりですねぇ……そもそも、常識にも入れておいたはずなのですが………〕


いや、ホントにごめんなさい……

ギルドナイツさんが優しい人で良かった………



「ふぅ…まぁ、何せよ、貴方は私にレジストさせずに状態異常を入れれた点を、そちらの貴女はそれを素早く治療した点を考慮すれば合格です。ギルドナイツ公認のBランクスタート冒険者と認めましょう。」



ん?寝かせたのになんで分かるの??

と思ったらどうやらギルドナイツさん達が着けているバッヂにはそうゆう判定を補助する為に戦闘ログが残る様にしてあるんだって知識があったよ。

ギルドナイツさんが殺された時にも使うみたい。

誰がどうやって殺したか分かるんだってさ。

証拠隠滅の為に盗られたりしない様に、本人以外が外せない様な魔法(女神様でもなければ解除不可)がかかってるんだって。


〔逆に言えば貴方がこの方をうっかり殺したらこの方の存在を抹消か改変してバッヂも消すつもりでした☆〕


そっかあ……女神様の手を煩わせずに済んで良かった………



「ありがとう、ギルドナイツさん!」



僕はそんな事を女神様と話しながらもギルドナイツさんにお礼をしてあらためて改めてギルドカードを受け取った。

カードに表示された"〖ギルドナイツ公認〗Bランク"の表示に思わずニヤついちゃうけど、頑張って顔を引き締める。

ノエルちゃんにカッコ悪い顔出来ないしね!



「ふわぁ〜…ほんとにBランクからスタートなんだ……すごぉい……!」



今日もノエルちゃんは可愛い!!

あー…今すぐ押し倒したいな………

がまんがまん………



「少々トラブルはありましたけどコレで手続きはおわりですよ。

ではよき冒険者ライフを。」


「「はいっ!」」



さぁて!何を受けよっかなぁ〜♪


ボクとノエルちゃんは早速依頼を選ぶためにクエストボードに来た。


Bランクだしいきなり強い魔獣の討伐クエストも受けられるね………と言ってもお金は女神様が無限に用意してくれるみたいだから必要無いし、あえて割の悪いクエスト受けてヒーローになるのも良いかも!

うんうん♪そうしよう!!



「ノエルちゃん、ボクはこのクエストを受けようと思うんだけど、どう?」



それはワイバーンの討伐クエストだ。

どうやら貧しい村からの依頼らしく、報酬は少ない。

『常識』的には受けたら赤字になる様なクエストみたい。

ただボクとノエルちゃんの強さなら楽勝な相手ではあるから肩慣らしには丁度いいかな!



「あ…それ、わたし達の村の隣の村だ……うん。受けようよクロムくんっ!困ってる人はほうっておけないよね!!」


「流石ノエルちゃん♪話が分かるぅ〜♪」



そうと決まれば早速受注だ!!

意気揚々とカウンターへ依頼書を持っていく

すると受付嬢さんは険しい顔になった。



「本当に宜しいのですか?Bランクとは言え新人だから分かっていないのかもしれませんが、このクエストは実入りは少ないのでオススメ出来ませんよ?」


「利益より人助けだよ!その為のギルドでしょ!?」


「…分かりました、ではギルドカードをお出し下さい。」


「「はい!」」


「あなた達の実力であれば大丈夫でしょうが、どうかお気を付けて!!」


「了解♪」

「はぁい♪」



あれ?でもこれって村へトンボ帰りしてない……?

まぁいっか♪



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