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うさちゃんに転生!?  作者: ほーほー
第五章 フレーデルの街
98/135

第九十六話 面白いことを全力でやるなんて最高に楽しい!!

 96話です

サブタイトル少し長いかな・・?

 ギルマスが2階の部屋から降りてきて、賢者様に丁寧にあいさつしていた。

「こちらこそ、わざわざギルドマスター様に来ていただいて光栄です」

「そんな、光栄だなんてご冗談を」

と社交辞令的な会話が目の前で広げられた。


 「それで本題に入りますけど、ギルドの対策としてはどのようなものが上がってますか?」

サンダさんは、ギルマスに丁寧に尋ねた。

「はい。対策としては強者による討伐、森の閉鎖、大人数での物量作戦。まあ、最後のは先日失敗しましたが。」

つまり、とサンダさんがギルマスの言葉をまとめるようにいった。

「この一つ目の対策が強者による討伐、で私が国から依頼された理由でもあるのか・・」

「・・はい。申し訳ないですが、そのう、討伐をお願いします」 

「わかりました。できるだけ、ベストを尽くしてみます」

そわそわしてるギルマスにサンダさんは手を出して強く握り合った。


 「それで、」サンダさんが握手をやめて切り出した。

「この子借りていってもいいですか?」

サンダさんは俺の肩を自分の方に引き寄せて言った。

「もちろん、いいですよ」

ギルマスは即答した。

「ギルドの職員を派遣すると危険ですし、2度目も現場に行ってるウサ君なら問題ないでしょう」

・・あれ? 俺の意見は?? 俺行かなきゃいけないの???


 「ありがとうございます」

サンダさんはそう言って俺を引っ張ってギルドを足早に出る。

「さあ、案内してもらおうかな?」

「俺、まだ行くって言ってないんですけど・・!」

「おい、弟弟子(おとうとでし)君よ。姉弟子(あねでし)の言うことが聞けないわけないよなぁ」

「・・はい」

これは同意しないとヤバいやつだ。目が怖いよー


 俺は《念話》を使って「遅くなる」ことだけ伝えて、サンダさんと森へ向かった。

門を出るときには門番さんがキラキラした目でサンダさんを見ていてた。

サンダさんもさっき俺を脅迫した顔とは打って変わって完全営業スマイルを振りまいて歩いていた。

これが女子の怖いところよな・・

 門を出て少し経ったところでサンダさんに腕を小突かれた。

「君、さっき私の事怖いって思ったでしょう?」

ギクッ、なぜばれた・・

「そ、そんなこと思ってるわけないでしょ」

「焦ったね。さては図星か。私は・・?」

「・・優しいです」

「うん? 聞こえないな?」

「サンダさんはとてもやさしいです」

半ば無理やり言わされた・・


 俺は森の中ほどまで来て、怖くなってきた。

「君、足が震えてるよ?」

「いやあ、気のせいですよ」

やせ我慢して、先に進む。震える足をしっかり押さえながら。


 やっぱりいつもの所に老人は立っていた。

「あれが例の老人か?」

かなり遠くの方でサンダさんと話した。

「はい、あれが例の老人です。少なくとも僕では勝てませんでした」

「君は魔法上級まで使えるんでしょ?」

俺は肯いた。

「だったら、私でもきついかもな。恥ずかしい話、上級の(うえ)『超級』に至ってるのは『火』と『水』それと『岩』だけなんだよな」

1つでも超級ですごいのに3つも超級とか化け物だろ・・

「化け物じゃないからね? 人間だからね? 全部の魔法が超級のジンギ―さんとかもいるし・・」

また思ってることがばれた。それはさておき、ジンギ―は全魔法超級か、そりゃ、俺たちより強いわけだ。


 「で、どうやって倒すのアレ」

サンダさんは興奮した様子で老人の事を指さした。

「いや、そんなこと俺が知りたいですよ!」

目には目を化け物には化け物を当てるしか倒せないだろう。 それこそ賢者のサンダと元賢者のジンギ―で組めば、おおよそ勝てるだろうけど。

「じゃあ、私が攻撃で君も攻撃で行けば勝てるかなぁ?」

もしかして、この(ひと)知的(ちてき)な顔して意外と脳筋なのか?

「・・・・」

「無言はYESと受け取るよ。じゃあ私が前になるべく出るようにするから、せめて死なないでね」

「了解です」

しぶしぶ俺は戦う準備を始めた。


 こんなふうに自分より強い人と共闘するのは久しぶりで緊張する。

いつもとはまた違った「足を引っ張らないように」という思いが強くなる。

「じゃあ、行くよ。ウサ君」

「はい」

老人がこっちを睨む。気迫だけで圧倒される。


 「すごいな、この気迫」

サンダさんもぐわっと一瞬ひるんだ。

「はい」

俺も肯く。

サンダさんは一気に駆け上がり老人の前まで行き、至近距離の火の魔法『獄炎』を放った。(『獄炎』は超級でも火力が高い技の一つだ。)

俺はその上から草魔法で拘束するように『操作植物(コントロールプラント)』を待機させ、上空に岩魔法で岩を配置した。

 

 『獄炎』が解かれ動けるようになった老人の手足を草がつかむ。

空からは俺が事前に要した岩が『隕石(メテオ)』とした降り注ぐ。

「ぐわーー」

はじめて老人の声を聞いた。

「やったか?」

サンダさんは俺の方を見てそう言った。

この感じ・・ やっぱりだ。

「ぐははは、久しぶりに痛みを感じたぞ」

老人が大声で言った。

「そこの少年何ようだ?」

「ど、どうして、冒険者の身ぐるみを剝ぐようなことをするのですか?」

「それは・・面白いからだ」

おもしろい? オモシロイ? オモシロイ? 面白いってどういうこと??





 読んでくれてありがとうございます。

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