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うさちゃんに転生!?  作者: ほーほー
第五章 フレーデルの街
97/135

第九十五話 森の依頼が終わって

 95話です

読んでみてください

 森での老人との戦いはAランクパーティ3つ、Bランクパーティ多数で行ったにも関わらず、駄目だった。

敵が強いとかそういう次元の話ではない、根本的に力の差がありすぎるのだ。

魔法の師匠のジンギ―も全盛期ならともかく―たくさんの練習試合をかわした俺だからわかるけど―老いてしまった今なら多分倒せない。

とにかくそれくらい強いのだ。


 ただ、不幸中の幸いで重傷、軽傷けが人多数だが「死者がいない」それだけが本当に良かった。

中には腕を落としたり、片足を失ってしまった人もいたけど、命がある。

俺も動けるようになったら、回復魔法で直せる人たちを教会の回復術師やギルドの職員さんたちと治して回った。

エリーナも水魔法の《ウォーターヒール》を使えるけど、先に1日日目から見て回ってた俺がエリーナには刺激が強すぎるからと言って、けが人が見えないところで薬品を運んでもらったりする役割についてもらった。

自分勝手な理由で、エリーナに回復魔法を使わせてないから俺は寝ないで夜も昼も回復して回った。

この時ばかりは「寝なくていい」魔物の特性で良かったと思った。


 戦いの後の処理がひと段落して、多くの人の傷が治りだしたころ。

現役賢者がこのシャリキアに老人討伐の命令を受けてやって来た。

「私は賢者サンダである。この街に森の老人討伐の任を国王から受けてやってきた。どなたか案内を頼みたい」

サンダと名乗る賢者は街の広場でそう宣言した。

世界最強の魔法使い(人類というくくりの中で)で俺の兄弟子―女性だけど兄弟子な―に当たる人物だ。

ジンギ―とサンダさんは仲が悪いというわけではないけど、特別仲が良いわけではないらしい。


 俺は広場でその宣言を聞いていたから、前に歩み出て賢者サンダに話しかけた。

「俺はウサと言います。それで案内の件ですが、俺がしましょうか?」

「ああ、頼みたい。君はウサと言ったか? なあ、君はジンギーの弟子か?」

「・・はい」

「じゃあ頼むよ。どこまで連れてってくれるんだい」

「一旦、対策本部のあるギルドまでお連れします。詳しい話はそこで聞かれるのがいいかと思います」

俺はサンダさんをギルドまで案内しながら、いろいろな質問に答えて歩いた。


 「なあ、年はいくつだ」

「わかりません。ただ、召喚されて4年くらいたったと思います」

「やはり君は魔物なのか」

「そうですね」

「いや、ジンギ―から話は聞いていたんだが、得意のホラ(ホラ話)かなってかなって思ってたんだ。わざわざ聞いて済まないな」

「いえいえ、気にすることないですよ」

俺が謙遜してると、サンダさんは不服そうに頬を膨らませ、

「その敬語やめてくれない? ほら、私たち姉弟弟子(きょうだいでし)だし」

と言った。

俺はその頬を膨らませた顔が普段の主っとした顔からあまりに離れていたから「プっ」と吹き出してしまった。

「なんで笑うんだ。私は神経に言ってるんだぞ」

「だってw、サンダさんの頬を含ました姿がw面白くて・・」

俺がそう言ったのを聞いてサンダさんは顔を急いで手で隠した。

それから、大きく口を開けて大きな声で笑った。

「あはははは、面白いやつだなあ。今度、一杯酒でも・・あ、未成年か。じゃあジュースでもおごるから一緒に飲もうな」

そう言って、俺の背中をバンバンたたいた。


 ギルドまでサンダさんを連れていった。

「さっき話してたこと本気だから」

彼女は手を軽く振って冒険者ギルドの建物に入っていった。




 俺は帰る前にギルドの近くの露天商店で買い食いしてた。

「あのう、すいません」

振りかえると、ギルドの制服を着た女性が立っていた。

「何かご用ですか?」

お俺は疑問に思って尋ねた。

「今さっき、賢者サンダ様がギルドに着かれたのですが、詳しいことを話してもらいたくて・・」

「わかりました」

俺が事情を話すなら、先に伝えておいてくれると嬉しんだけど。

だって、さっきまでギルドにいたんだけどなー。


 ギルドに着くと、サンダさんが手を挙げて「こっちこっち」みたいに合図してた。

「あれ? 2人はお知合いですか?」

これはさっきのお姉さんじゃなくてギルドのひょろとした兄さんの方だ。

「「はい」」 

声がそろった。

「あ、ならお2人で話しておいてもらっていいですか? ギルマス読んできますから」


 「また会いましたね、いや、会ったね」

俺は癖で敬語を使ってしまって、急いでただした。

「ああ、そうだね。帰らせてしまったけど君も一緒に来ればよかったね」

「はい。」

サンダさんが悪いことをしたような感じでいるからこっちまで困ってしまった。

「で、本題に入るけど君老人について何か知ってるかい?」

「はい」

俺はサンダさんに老人が強いこと。それは強力な魔法と異常なほどの身体能力によって成り立っていることを話した。

「ふむふむ、なるほど。岩も壊せる君の爪が大きな金属音がしてはじかれたと。それでもって相手は一流の魔法使い、確認されてるのは黒い炎の放射系統の魔法か。魔法『ブラックホール』でも吸い込めないということは闇属性と炎属性の掛け合わせの可能性が高いな」

俺の話からサンダさんは冷静に状況を確認していっていた。


 すぐにギルドマスター(通称ギルマス)が2階から降りてきた。

「賢者様、よくぞお越しになってくれました」

賢者っていうのはギルマスよりは立場が上みたいだ。

意外とすごいんだな、賢者様って。





 読んでくれてありがとうございます

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